学習がくしゅう者しゃの正誤せいご情報じょうほうを「見みえる化か」する点字てんじ学習がくしゅう支援しえんシステム

基盤きばん研究けんきゅう(C)

元木もとき 章博あきひろ  鶴見大学つるみだいがく, 文学部ぶんがくぶ, 教授きょうじゅ (80322163)

3,510千せん円えん (直接ちょくせつ経費けいひ: 2,700千せん円えん、間接かんせつ経費けいひ: 810千せん円えん)

視覚しかく障害しょうがい者しゃの支援しえん者しゃとして福祉ふくしや図書館としょかんサービスを提供ていきょうする人々ひとびとや、それらの資格しかく取得しゅとくを目指めざす晴眼せいがんの学習がくしゅう者しゃたちがいる。彼かれらの点字てんじ学習がくしゅう効果こうかを高たかめるべく、点字てんじ自身じしんや学習がくしゅう者しゃによる入力にゅうりょく内容ないようの正誤せいご情報じょうほうの表示ひょうじ方法ほうほうについて、実験じっけんや分析ぶんせきを通とおして評価ひょうかをした。鏡かがみ像ぞう関係かんけい理解りかいのために推奨すいしょう追加ついか空そらマス数すうを実験じっけん結果けっかから決定けっていし、点字てんじ3DCG生成せいせい時じの元もとデータとした。彼かれらの誤あやま答こたえ情報じょうほうを元もとに、間違まちがい箇所かしょを赤あかく表示ひょうじすることで、逐次ちくじフィードバックを実施じっしした。これらの機能きのうを搭載とうさいしたシステムで点字てんじ学習がくしゅうをした学習がくしゅう者しゃの実験じっけん群ぐんは、統制とうせい群ぐんより高たかいテストの平均へいきん点てんであった。

この研究けんきゅう課題かだいにおいて開発かいはつした点字てんじ学習がくしゅう支援しえんシステム「点字てんじといっしょ！」は、視覚しかく障害しょうがい者しゃの支援しえん者しゃである専門せんもん家かたち(福祉ふくし施設しせつの職員しょくいんや図書館としょかん司書ししょ等とう)や、そこを目指めざして学まなんでいる晴眼せいがんの人ひとたちのためのシステムであります。搭載とうさいした様々さまざまな機能きのうを兼かね備そなえているシステムは国内外こくないがいを調査ちょうさしましたが見当みあたりません。本ほんシステムは研究けんきゅう代表だいひょう者しゃの大学だいがくで司書ししょ課程かてい等とうの授業じゅぎょうで運用うんようされ、加くわえて、他たの大学だいがくで特別とくべつ支援しえん教員きょういん免許めんきょの取得しゅとくを目指めざしている学生がくせいが履修りしゅうする授業じゅぎょうでも運用うんようが始はじまりました。更さらに、高知こうち県けん高知こうち市しの公立こうりつ図書館としょかんであるオーテピア高知こうち声ごえと点字てんじの図書館としょかんの点字てんじ体験たいけんコーナーに常設じょうせつされ、様々さまざまな来館らいかん者しゃにご利用りよういただいております。