デジタル大辞泉だいじせん 「丸まる桁けた」の意味いみ・読よみ・例文れいぶん・類語るいご が‐ぎょう〔グワギヤウ〕【▽丸まる▽桁けた】 《「がんぎょう」の音おと変化へんか》垂木たるきを支ささえる桁けたけたで、最もっとも軒先のきさき近ちかくにあるもの。奈良なら時代じだいには断面だんめんが円形えんけいの材ざいが用もちいられた。 出典しゅってん 小学館しょうがくかんデジタル大辞泉だいじせんについて 情報じょうほう | 凡例はんれい
精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん 「丸まる桁けた」の意味いみ・読よみ・例文れいぶん・類語るいご がん‐ぎょうグヮンギャウ【丸まる桁けた】 〘 名詞めいし 〙 垂木たるき(たるき)をささえる桁けたのうち、一番いちばん軒先のきさきに近ちかいもの。古ふるくは断面だんめんが円形えんけいであったところからいう。がぎょう。[初出しょしゅつの実例じつれい]「庇ひさし料りょう十じゅう九きゅう物ぶつ〈略りゃく〉丸まる桁けた一いち枝えだ 長ちょう二に丈たけ二に尺しゃく 径みち四よん寸すん」(出典しゅってん:正せい倉くら院いん文書ぶんしょ‐造石つくりいし山さん院いん所しょ返かえし抄しょう・天平てんぴょう宝たから字じ六ろく年ねん(762)七なな月がつ二に一いち日にち) が‐ぎょうグヮギャウ【丸まる桁けた】 〘 名詞めいし 〙 「がんぎょう(丸まる桁けた)」の変化へんかした語かたり。〔円覚寺えんかくじ文書ぶんしょ‐南禅寺なんぜんじ山門さんもん料りょう材ざい注文ちゅうもん・応おう安やす六ろく年ねん(1373)三さん月がつ〕 出典しゅってん 精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてんについて 情報じょうほう | 凡例はんれい
世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん(旧版きゅうばん)内うちの丸まる桁けたの言及げんきゅう 【社寺しゃじ建築けんちく構造こうぞう】より …間あいだ斗と束たばは束たばの上うえに斗とがのったもので,その肩かたに装飾そうしょくのあるものを簑みの束たば(みのづか)といい,束たばの左右さゆうにある蟇股かえるまた状じょうの装飾そうしょくを笈きゅう形がた(おいがた)という。組物くみものが出で組ぐみ以上いじょうになると,先端せんたんにある丸まる桁けた(がぎよう)と壁かべ上じょうの桁けたとの間あいだに,水平すいへいの軒のき天井てんじょう(小しょう天井てんじょうともいう)や斜ななめの支ささえ輪わ(しりん)を設もうけるものが多おおい。三さん手先てさき以上いじょうでは組物くみものの間あいだに斜ななめの尾お垂木たるき(おだるき)が入はいり,中世ちゅうせい以降いこうでは二に手先てさきでも尾お垂木たるきを入いれたものがある。… ※「丸まる桁けた」について言及げんきゅうしている用語ようご解説かいせつの一部いちぶを掲載けいさいしています。 出典しゅってん|株式会社かぶしきがいしゃ平凡社へいぼんしゃ「世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん(旧版きゅうばん)」