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回遊(カイユウ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

回遊かいゆうみ)カイユウ

デジタル大辞泉だいじせん回遊かいゆう」の意味いみみ・例文れいぶん類語るいご

かい‐ゆう〔クワイイウ〕【回遊かいゆうかい×ゆう××ゆう

(スル)
回遊かいゆう)あちこちを遊覧ゆうらんしてまわること。「北海道ほっかいどうを―する」
魚類ぎょるいくじらなどが定期ていきてき海洋かいようさくえささくじ産卵さんらんのため、あるいはてき水温すいおんもとめてぶしうつわりにおうじて移動いどう往復おうふくすること。「サケが―するぶし
[せつ]2本来ほんらいかいゆう・洄游」とく。
[類語るいご](1遊山ゆさん観光かんこう行楽こうらく探勝たんしょう遊覧ゆうらん物見ものみ遊山ゆさん漫遊まんゆう周遊しゅうゆう巡遊じゅんゆう歴遊れきゆう遊歴ゆうれき旅行りょこうたびたび遠出とおで行旅こうりょこうりょきゃくたびかくりょ羇旅きりょきりょ旅路たびじたびじ道中どうちゅうどうちゅうたびあるトラベルツアートリップ/(2生息せいそく群棲ぐんせい帰化きか移入いにゅうくう巣立すだ

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精選せいせんばん 日本にっぽん国語こくごだい辞典じてん回遊かいゆう」の意味いみみ・例文れいぶん類語るいご

かい‐ゆうクヮイイウ回遊かいゆうかいゆう

  1. 名詞めいし
  2. ( 回遊かいゆう ) 方々かたがたをめぐりあそぶこと。遊覧ゆうらんあるくこと。歴遊れきゆう
    1. [初出しょしゅつ実例じつれい]「ぼく曾て諸国しょこく回遊かいゆうし、いたしょかならえいじん誹謗ひぼうす」(出典しゅってん花柳かりゅうはるばなし(1878‐79)〈織田おだ純一郎じゅんいちろうやくいちきゅう)
    2. [その文献ぶんけん]〔しゃれいうん山居さんきょ
  3. 水生すいせい動物どうぶつが、繁殖はんしょくさくえさ(さくじ)越冬えっとうなどの目的もくてきで、まったぶしに、一定いっていのコースで、れをなして場所ばしょ移動いどうすること。目的もくてき特徴とくちょうにより、ぶしかいゆう産卵さんらんかいゆうさくえさかいゆう両側りょうがわかいゆうなどがある。
    1. [初出しょしゅつ実例じつれい]「漁業ぎょぎょうしゃがたてもうなかにはいったさかなまわりゆうする習癖しゅうへきってるから」(出典しゅってん丸善まるぜん三越みつこし(1920)〈寺田てらだ寅彦とらひこ〉)

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改訂かいてい新版しんぱん 世界せかいだい百科ひゃっか事典じてん回遊かいゆう」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

回遊かいゆう (かいゆう)

とりわたふくめて,一般いっぱん動物どうぶつ移動いどう英語えいごではmigrationとぶが,魚類ぎょるいなど水生すいせい動物どうぶつ移動いどう日本語にほんごでとくに回遊かいゆうという。時空じくうあいだてき規則きそくてき移動いどうだが,かいしめすように,ある周期しゅうきでもとのところにもどる移動いどうである。

 それぞれのたねは,それぞれの分布ぶんぷ範囲はんいまっている。この分布ぶんぷめる要因よういんとしては,水温すいおん塩分えんぶんなどさまざまあるが,ひとつのたねについても,生活せいかつかく段階だんかい要求ようきゅうする環境かんきょう条件じょうけんちがう。また,自然しぜんぶしてきその環境かんきょう変動へんどうもある。そのため,その時々ときどき最適さいてき環境かんきょうもとめて移動いどうする。これが回遊かいゆうである。生活せいかつおおきくければ,まれてからある程度ていどおおきくなるまでのよわ時期じきえさをどんどんべて成長せいちょうする時期じき成熟せいじゅくして次代じだいをつくるための生殖せいしょく時期じきがある。このそれぞれの時期じきてきした環境かんきょうがあり,回遊かいゆうによってそれをもとめるわけである。このように生活せいかつかく段階だんかいで,そのたね分布ぶんぷできる範囲はんい環境かんきょう最大限さいだいげん使つかうことが回遊かいゆう意義いぎで,それはたねにとっての繁栄はんえいのための適応てきおうであるといえよう。資源しげんりょうおおきい,したがって漁獲ぎょかく対象たいしょうしゅとして重要じゅうよう種類しゅるいおおきな回遊かいゆうをする(イワシニシン,サケ,サンマカツオマグロカジキなど)。

 なお,生殖せいしょく回遊かいゆう一般いっぱん沖合おきあいから沿岸えんがんかうことがおおく,〈乗込のりこめ(のつこ)み〉〈乗込のりこたい〉〈乗込のりこぶな(ぶな)〉など俳句はいく季語きごにもなっていることばは,さかな産卵さんらん浅場あさばにつっかけてくることをさしている。また北半球きたはんきゅうではきたからみなみかうのが一般いっぱんで,分布ぶんぷ範囲はんい南限なんげん産卵さんらんじょうのあることがおおい。このため,水温すいおん低下ていかをさける越冬えっとう回遊かいゆう産卵さんらん回遊かいゆうとは区別くべつしにくい場合ばあいおおい。さくえさ回遊かいゆうぎゃくみなみからきたかう。

 以上いじょうのほかに,垂直すいちょく回遊かいゆうばれるものがある。ハダカイワシるいなどが,夜間やかん上昇じょうしょうし,昼間ひるま下降かこうするにちしゅう垂直すいちょく移動いどう現象げんしょうをさす。これは生活せいかつなかでのぶしてき移動いどうだけを回遊かいゆうとする場合ばあいには除外じょがいされるが,時空じくうあいだてきにかなり規則きそくてき移動いどうであり,広義こうぎには回遊かいゆうなかれられる。

さかな回遊かいゆう範囲はんいは,ひろいものからせまいものまでさまざまであるが,マグロ,カジキるいのように分布ぶんぷいきひろいものは回遊かいゆう規模きぼおおきい。

 回遊かいゆう時期じき経路けいろは,かく水域すいいき環境かんきょう変化へんかのパターン(ぶし変化へんかめいりょうであるかどうか)と関係かんけいがある。産卵さんらんじょう高緯度こういどにあるものほどきちんとまっており,てい緯度いどのものはあまりはっきりまっていない。サケはははかわ回帰かいきするし,ある水系すいけいのどの支流しりゅうはいるかまでまっている。またかわごとに遡上そじょう(そじよう)時期じき一定いっていで,盛期せいき毎年まいとしほぼおなじで,だいたいある一旬いちじゅん(10日間にちかん)のなかはいる。ニシン,カレイ,タラなどもそれぞれのけいぐん産卵さんらんじょうまっている。これにたいして,カツオ,マグロ,カジキなどは産卵さんらんじょう産卵さんらんもかなり範囲はんいひろい。これはかく水域すいいきでの基礎きそ生産せいさんのサイクルがことなることと関係かんけいがある。てい緯度いど熱帯ねったい水域すいいきでは一年中いちねんじゅうほぼおなじように生産せいさんつづ特別とくべつなピークはられない。これにたいし,ゆたか帯域たいいきでははるあきの2かい生産せいさんのピークがあり,かん帯域たいいきではなつの1かいだけになる。このようにちゅう緯度いど高緯度こういどでは生産せいさんのピークがまった時期じききるので,これにあわせて産卵さんらんがされないと,まれた稚魚ちぎょえさ不足ふそくすることになる。さかな死亡しぼうりつまれてすぐの時期じきもっとたかく,この時期じき生残いきのこりはえさ豊富ほうふかどうかにかかっているので,産卵さんらん時期じき基礎きそ生産せいさんのサイクルが重要じゅうよう関連かんれんをもっているわけである。

こういった回遊かいゆうおこりはどこにあるのであろうか。まだ定説ていせつはないが,氷河期ひょうがきとの関連かんれん説明せつめいされることもある。つまり氷河期ひょうがき後半こうはんにはおおくの魚類ぎょるい赤道せきどう付近ふきん生息せいそくしていたが,あいだごおりには高緯度こういどいきまで分布ぶんぷひろげるようになった。しかしふゆには水温すいおんがるので,低温ていおんをさけて南下なんかすることをかえすうち,この習性しゅうせい定着ていちゃくしたというのである。また,サケは氷河期ひょうがき河川かせん湖沼こしょう結氷けっぴょうしたとき,これをけるため塩水えんすいへの適応てきおうせい獲得かくとくし,うみはいるようになった。しかしもともと淡水たんすいさかななので,生殖せいしょく時期じきにはかわへもどらねばならないというのである。

ところで,さかな回遊かいゆうおこなさい,いろいろなものをたよりにしているが,水温すいおん塩分えんぶん重要じゅうよう要因よういんであり,したがってうみ場合ばあいは,それぞれ独特どくとく水温すいおん塩分えんぶんパターンをもつ海流かいりゅうけい重要じゅうようである。イワシ,ニシン,アジ,サバ,ブリといった沿岸えんがんせい表層ひょうそう回遊かいゆうぎょは,沿岸えんがんいきながれる海流かいりゅうあるいはその支流しりゅうなか海岸かいがんせんにそって回遊かいゆうする。半島はんとうみさき海峡かいきょうなど地理ちりてき障害しょうがいぶつ回遊かいゆうさまたげられるので,回遊かいゆう範囲はんいはそうおおきくない。外洋がいようせいのカツオ,マグロ,カジキなどはひろ範囲はんい回遊かいゆうするが,おおきな要因よういん水温すいおんとされ,一般いっぱんに20℃よりたか水温すいおんこのむ。水温すいおんはアユの稚魚ちぎょうみからかわはい時期じき規定きていする要因よういんでもある。上流じょうりゅうなつごしたアユはあき下流かりゅうくだって(ちアユ)産卵さんらんする。稚魚ちぎょうみくだり,川口かわぐち内湾ないわんふゆごす。晩春ばんしゅんかわはいるが,その時期じきうみかわ水温すいおんがほぼおなじになるときである。

 アユのようにうみ淡水たんすいとを往復おうふくするのを両側りょうがわ回遊かいゆうdiadromous migrationというが,このうち,サケやヤツメウナギのように海洋かいよう生活せいかつ成長せいちょうし,産卵さんらん淡水たんすいはいるのをさかのぼかわ回遊かいゆうanadromous migration,ウナギのように淡水たんすい生活せいかつし,成熟せいじゅくするとうみ産卵さんらんくだるのをくだかわ(あるいはくだうみ回遊かいゆうcatadromous migrationとぶ。このほか産卵さんらん関係かんけいなく生活せいかつまった時期じき淡水たんすいうみとを往復おうふくするものを狭義きょうぎ両側りょうがわ回遊かいゆうamphidromous migrationという。

 なお,魚類ぎょるいだけでなく,クジラオットセイタラバガニ,イカなども回遊かいゆうをすることがられている。こういった動物どうぶつ回遊かいゆう速度そくど経路けいろなどは漁場ぎょじょう漁期ぎょきうつりかわりなど漁業ぎょぎょうとおして推定すいていするほか,標識ひょうしき放流ほうりゅうなどによっても調しらべる。
執筆しっぴつしゃ

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日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)回遊かいゆう」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

回遊かいゆう
かいゆう
migration

水生すいせい動物どうぶつ甲殻こうかくるい魚類ぎょるいくじらるいなど)が1ねんあるいは生活せいかつさだまった時期じきに、さくえさ(さくじ)、成長せいちょう生殖せいしょく適温てきおん維持いじなどのために、特定とくてい水域すいいきからほかの特定とくてい水域すいいき移動いどうする現象げんしょうみずぞく一生いっしょうあいだ発育はついく段階だんかいおうじて、それぞれ多少たしょうとも移動いどう生息せいそく場所ばしょえるものであるが、たねによってだい移動いどうおこなうものもいる。移動いどう原因げんいんひとつとかんがえられるさくえさ回遊かいゆうは、カツオ・マグロるい、カジキるい、サンマ、くじらるいなどにみられ、水平すいへいてき長距離ちょうきょり移動いどうおこなう。

 一般いっぱん高緯度こういど海域かいいきではプランクトンなどえさ(えさ)となる生物せいぶつ豊富ほうふなため、さくえさ回遊かいゆう北半球きたはんきゅうでは北方ほっぽうへ、南半球みなみはんきゅうでは南方なんぽうかって移動いどうする。水平すいへいてき回遊かいゆうたいし、ハダカイワシるいなどの深海しんかいせい魚類ぎょるい深浅しんせん移動いどうし、昼間ひるま深海しんかい生息せいそくしていたものが夜間やかんにはえさ豊富ほうふ表層ひょうそう付近ふきんまで移動いどうする。これはにちしゅう垂直すいちょく回遊かいゆうにちしゅう鉛直えんちょく回遊かいゆう)とよばれ、さくえさ回遊かいゆうひとつとみなされる。

 また、魚類ぎょるい変温動物へんおんどうぶつで、たね特有とくゆう生活せいかつてきした水温すいおんいき必要ひつようとするため、カツオの場合ばあい初夏しょか水温すいおん上昇じょうしょうにつれて南方なんぽうから琉球りゅうきゅう(りゅうきゅう)列島れっとう日本にっぽん列島れっとう沿って房総半島ぼうそうはんとうあたりまで北上ほくじょうし、あきには南下なんかする。サンマは初秋しょしゅう北方ほっぽうから太平洋たいへいようがん沿って南下なんかし、産卵さんらんはるには北上ほくじょうする。魚類ぎょるいてき水温すいおんもとめてぶしてき移動いどうすることをぶし回遊かいゆうともよぶ。このようにさくえさ回遊かいゆう適温てきおん維持いじ産卵さんらん回遊かいゆうとも密接みっせつ関係かんけいしながらおこなわれている。

 生殖せいしょく時期じきには、特定とくてい産卵さんらん場所ばしょあるいは出産しゅっさん場所ばしょもとめて、これまでの生活せいかつ場所ばしょから特定とくてい場所ばしょ移動いどうする。この生殖せいしょく回遊かいゆう典型てんけいてきれいには、サケ・マスるいのように海洋かいようから河川かせんはいさかのぼかわ回遊かいゆう(そかかいゆう)するもの、ぎゃくにウナギやモクズガニのようにかわからうみかわ回遊かいゆうするものなどがある。ヌマエビるい、テナガエビるい、ハゼるい、アユるいなどの河川かせん動物どうぶつおおくはかわ産卵さんらんされ、ゾエア幼生ようせいぎょ(しぎょ)となり、ながされて海洋かいよう成育せいいく変態へんたいし、ややエビや稚魚ちぎょになってふたたびかわもどり、そこで成長せいちょう成熟せいじゅく産卵さんらん老化ろうかして一生いっしょうわる。このように河川かせん海洋かいよう比較的ひかくてきせま範囲はんい移動いどうするものを両側りょうがわ回遊かいゆう(りょうそくかいゆう)とよぶ。ただし、コンジンテナガエビのようにようながうみでの浮遊ふゆう生活せいかつながいものは、幼生ようせい海流かいりゅうなどにながされて受動じゅどうてきだい移動いどうし、分布ぶんぷひろげているものもいる。

 魚類ぎょるいくじらるいなどのだい回遊かいゆうは、太陽たいようコンパスを利用りようしたり、水流すいりゅうやにおいによる刺激しげき電場でんじょう磁場じばなどを使つかっておこなわれているようである。サケ・マスるいなどはまれたかわみずのにおいを記憶きおくし、あるいはフェロモンさま物質ぶっしつ誘引ゆういんされて、かわもどってくるのではないかとかんがえられている。なお、回遊かいゆうぎょとは、ひろ範囲はんい移動いどうしている魚類ぎょるいをいう。

しょ喜田きたしげるたかし

森沢もりさわただしあきら会田あいだ勝美かつみ平野ひらの哲也てつやへん回遊かいゆうぎょ生物せいぶつがく』(1987・学術がくじゅつ出版しゅっぱんセンター)』後藤ごとうあきら塚本つかもと勝巳かつみ前川まえかわ光司こうじへんかわうみ回遊かいゆうする淡水魚たんすいぎょ――生活せいかつ進化しんか』(1994・東海大学とうかいだいがく出版しゅっぱんかい)』だい泰司やすじ紀之のりゆき和田わだ一雄かずお編著へんちょ『トドの回遊かいゆう生態せいたい保全ほぜん』(1999・東海大学とうかいだいがく出版しゅっぱんかい)』


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百科ひゃっか事典じてんマイペディア回遊かいゆう」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

回遊かいゆう【かいゆう】

動物どうぶつ周期しゅうきてき移動いどう一種いっしゅ魚類ぎょるいその水生すいせい動物どうぶつが,その一生いっしょうまたは1ねん周期しゅうきとして,ほぼさだまった経路けいろ移動いどうする現象げんしょう。その性質せいしつ目的もくてきによって,1.サケ・マス,ウナギさらにニシンなどにられる産卵さんらん回遊かいゆう,2.稚魚ちぎょから成魚せいぎょにかけての成育せいいく回遊かいゆう,3.えさもとめてのさくえさ(さくじ)回遊かいゆう,4.マグロ,カツオ,ブリなどにられる適温てきおんもとめてのぶし回遊かいゆうなどにけられるが,これらはたがいに関連かんれんしており,とく成育せいいくぶし回遊かいゆうさくえさ意味いみをもつ。回遊かいゆう現象げんしょうられるさかな回遊かいゆうぎょといい,魚類ぎょるい以外いがいではオットセイ,クジラ,タラバガニ,イカなども回遊かいゆうする。
関連かんれん項目こうもくイワシクジラ魚類ぎょるいクロマグロ規制きせいザトウクジラサバ(さばサンマ(秋刀魚さんま底魚そこうおニシンマグロ資源しげん保存ほぞん管理かんり特別とくべつ措置そちほうわた

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ブリタニカ国際こくさいだい百科ひゃっか事典じてん しょう項目こうもく事典じてん回遊かいゆう」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

回遊かいゆう
かいゆう
migration

魚類ぎょるいれをなし,1ねんあるいは一生いっしょう周期しゅうきとしてだい規模きぼ移動いどうすることをいい,回遊かいゆうする魚類ぎょるい回遊かいゆうぎょという。回遊かいゆうはほぼさだまった経路けいろとおっておこなわれるが,これはその動機どうき性質せいしつが,産卵さんらんさくえさ適温てきおんなどに関係かんけいしているので,ぶし環境かんきょうによってパターンがさだまるためである。ウナギ,サケ,マスの産卵さんらん回遊かいゆうはよくられているが,イワシ,サンマ,カツオのさくえさ適温てきおん回遊かいゆうも,水産すいさん資源しげんてき重要じゅうようである。魚類ぎょるいのほか,クジラ,オットセイなどにも回遊かいゆうがみられる。なお,英語えいごの migrationはとりわたなど動物どうぶつ移動いどうもさしている。

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普及ふきゅうばん どおり回遊かいゆう」のみ・字形じけい画数かくすう意味いみ

回遊かいゆう】かいゆう

まわあそぶ。

どおりかい」の項目こうもく

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世界せかいだい百科ひゃっか事典じてん旧版きゅうばんうち回遊かいゆう言及げんきゅう

移動いどう】より

…また,ひじょうにひろ地域ちいきではあるが一定いっていした地域ちいきなん週間しゅうかんもかけて巡回じゅんかいしている草食そうしょくじゅう場合ばあいには,定住ていじゅうしているというかどうかは主観しゅかんてきなものでしかない。ゆうどうnomadismとばれるこの移動いどう仕方しかたは,遠洋えんようぎょ回遊かいゆうなどとともに中間ちゅうかんてき現象げんしょうといえる。 このように中間ちゅうかんてき現象げんしょうはほかにもあり,狭義きょうぎ移動いどうにはじつ多様たようなものがふくまれる。…

※「回遊かいゆう」について言及げんきゅうしている用語ようご解説かいせつ一部いちぶ掲載けいさいしています。

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