守もり

普及ふきゅう版ばん 字じ通どおり 「守まもり」の読よみ・字形じけい・画数かくすう・意味いみ

守もり
常用漢字じょうようかんじ 6画かく

[字音じおん] シュ
[字訓じくん] まもる

[説せつ文ぶん解かい字じ]
[金文きんぶん]

[字形じけい] 会意かいい
宀(べん)＋寸すん。宀は屋や。屋やの中なかで、ことを執とることをいう。〔説せつ文ぶん〕^{七なな下か}に「守もり官かんなり」とし、宀を寺てら府ふ、寸すんを法度はっとの意いとするが、金文きんぶんには（又また）(ゆう)に従したがう形かたちもあり、また干ひに従したがう字じもあり、扞衛を主おもとする字じである。のち官かん守もりのことをいい、また「道みちを守まもる」「拙つたなを守まもる」のように、抱だき持じ・操守そうしゅの意いに用もちいる。

[訓くん義よし]
1. まもる、をまもる、とのもり。
2. ふせぐ、国くにを守まもる、領域りょういきを守まもる。
3. そなえる、もちこたえる、たもつ。
4. 心しんにたもつ、みさお。
5. おさめる、その状態じょうたいを持続じぞくする。

[古こ辞書じしょの訓くん]
〔名義めいぎ抄しょう〕守もり　マモル・ミル・モル・ヒサシ・カミ・ツカサドル／求もとめ守もり　ヨリツグ／國守くにもり　クニノマモリ　〔字じ鏡きょう集しゅう〕守もり　カミ・ミル・モル・ツカサドル・マモル・モトム・ヒサシ・ヲサム

[声こえ系けい]
〔説せつ文ぶん〕に守もり声ごえとして狩かりを収おさめるが、狩かりの初はつ文ぶんは獸しし（獣しし）、狩かりはその形声けいせいの字じである。

[語かたり系けい]
守もり・狩かり・獸ししsjiuは同どう声こえ。手てsjiuも同どう声こえで、ものを執とり持もつ意いがある。

[熟語じゅくご]
守一しゅいち▶・守もり▶・守衛しゅえい▶・守まもり気き▶・守まもり亀かめ▶・守義もりよし▶・守宮やもり▶・守旧しゅきゅう▶・守まもり圉▶・守もり教きょう▶・守もり業ぎょう▶・守まもり狗いぬ▶・守まもり愚ぐ▶・守もり具ぐ▶・守まもり訓くん▶・守まもり欠かけ▶・守もり犬けん▶・守まもり兼けん▶・守まもり古いにしえ▶・守まもり故ゆえ▶・守護しゅご▶・守まもり候こう▶・守もり▶・守まもり宰おさむ▶・守もり死し▶・守司もりじ▶・守まもり志こころざし▶・守まもり雌めす▶・守もり事ごと▶・守まもり持じ▶・守もり舎しゃ▶・守もり者しゃ▶・守株しゅしゅ▶・守まもり柔やわら▶・守将しゅしょう▶・守もり障さわ▶・守まもり常つね▶・守もり心しん▶・守まもり身み▶・守神まもりがみ▶・守まもり真しん▶・守成しゅせい▶・守もり制せい▶・守まもり精せい▶・守まもり静せい▶・守まもり拙つたな▶・守もり節ぶし▶・守まもり折おり▶・守もり戦せん▶・守まもり銭ぜに▶・守もり選せん▶・守まもり捉▶・守まも退ずさ▶・守もり中ちゅう▶・守まもり冢▶・守まもり貞さだ▶・守まもり杜もり▶・守まもり把わ▶・守まもり吠ほえ▶・守もり藩はん▶・守備しゅび▶・守まもり文ぶん▶・守分もりわけ▶・守まもり保ほ▶・守もり法ほう▶・守まもり樸しらき▶・守まもり盟めい▶・守もり黙だま▶・守門すもん▶・守まもり夜よる▶・守もり令れい▶・守まもり礼れい▶・守まもり霊れい▶・守まもり隷▶
[下しも接せっ語ご]
恪つとむ守もり・官かん守もり・看守かんしゅ・監守かんしゅ・居きょ守もり・拠よりどころ守もり・禁きん守もり・謹守・郡こおり守まもる・堅守けんしゅ・厳守げんしゅ・固守こしゅ・攻守こうしゅ・拘かかわ守もり・国守くにもり・死守ししゅ・自じ守もり・戍守・順守じゅんしゅ・遵守じゅんしゅ・城じょう守まもる・職しょく守もり・占うらない守もり・操守そうしゅ・大守たいしゅ・太守たいしゅ・鎮守ちんじゅ・天守てんしゅ・典てん守もり・屯たむろ守もり・備守・兵へい守もり・辺あたり守もり・保守ほしゅ・奉たてまつ守もり・法ほう守もり・牧まき守まもる・墨守ぼくしゅ・留守るす

出典しゅってん　平凡社へいぼんしゃ「普及ふきゅう版ばん 字じ通どおり」普及ふきゅう版ばん 字じ通どおりについて　情報じょうほう