少すくな

普及ふきゅう版ばん 字じ通どおり 「少しょう」の読よみ・字形じけい・画数かくすう・意味いみ

少すくな
常用漢字じょうようかんじ 4画かく

[字音じおん] ショウ（セウ）
[字訓じくん] すくない・すこし・おとる・わかい

[説せつ文ぶん解かい字じ]
[甲かぶと骨こつ文ぶん]
[金文きんぶん]

[字形じけい] 象形しょうけい
小ちいさな貝かいや玉たまを綴つづった形かたち。〔説せつ文ぶん〕^{二上ふたかみ}に「多おおからざるなり」とし、字じを丿(へつ)声こえとするが、声こえが合あわない。貝かいや玉たまを綴つづったものを・瑣(さ)という。

[訓くん義よし]
1. すくない、すこしく、小ちいさい。
2. そしる、かろんずる。
3. おとる、おとしめる。
4. しばらく、かすか。
5. おとろえる、へる、かける。
6. わかい、おさない。

[古こ辞書じしょの訓くん]
〔和名わみょう抄しょう〕少女しょうじょ　日本にっぽん紀き私記しきに云うんふ、少女しょうじょ、乎度米まい（をとめ）　〔名義めいぎ抄しょう〕少しょう　スクナシ・ワカシ・シバラク・スコシ・ヤウヤク・カク・スコシキ・ナシ・マレナリ・ヲサナシ・イトキナシ・オボロケ・オロカナリ／多少たしょう　ソコバク

[声こえ系けい]
〔説せつ文ぶん〕に少しょう声こえとして眇すがめ・杪・秒びょう・鈔など九字くじを収おさめる。また妙みょうをの字形じけいに作つくるが、〔老子ろうし〕の文ぶんによって作つくられたものであろう。〔馬うま王おう堆うずたか帛書〕の〔老子ろうし〕に字じを眇すがめに作つくる。〔釈しゃく文あや〕によると、〔王おう粛本〕も同おなじ。

[語かたり系けい]
少しょうsji、小しょうsiは声こえ近ちかく、通用つうようの例れいが多おおい。叔sjiuk、稍ややsheも同系どうけいの語かたりで、若わかく、微小びしょうのものをいう。小しょうは大小だいしょう、少すくなは多少たしょうの意いに用もちいる語かたりである。＊語彙ごいは小字こあざ条じょう参照さんしょう。

[熟語じゅくご]
少しょう焉▶・少しょう恩おん▶・少すくな▶・少しょう間あいだ▶・少しょう宦▶・少閑しょうかん▶・少しょう妓ぎ▶・少しょう許もと▶・少しょう君きみ▶・少すくな頃ころ▶・少憩しょうけい▶・少しょう見み▶・少しょう言げん▶・少しょう孤こ▶・少しょう寤▶・少しょう好このみ▶・少しょう刻こく▶・少しょう才ざい▶・少しょう妻つま▶・少子しょうし▶・少しょう字じ▶・少しょう児こ▶・少時しょうじ▶・少しょう日ひ▶・少しょう者しゃ▶・少しょう弱じゃく▶・少しょう主あるじ▶・少しょう須▶・少女しょうじょ▶・少少しょうしょう▶・少しょう小しょう▶・少食しょうしょく▶・少しょう寝ね▶・少数しょうすう▶・少しょう雪ゆき▶・少しょう選せん▶・少壮しょうそう▶・少しょう息いき▶・少しょう男おとこ▶・少しょう長ちょう▶・少しょう等ひとし▶・少すくな▶・少しょう童わらわ▶・少年しょうねん▶・少しょう帛▶・少しょう半はん▶・少しょう婢▶・少しょう婦ふ▶・少しょう腹はら▶・少しょう文ぶん▶・少しょう聞▶・少しょう母はは▶・少しょう妹いもうと▶・少しょう吏▶・少しょう留とめ▶・少しょう慮おもんばか▶・少しょう牢ろう▶・少しょう禄ろく▶
[下しも接せっ語ご]
悪あく少しょう・過少かしょう・寡少・簡少・希少きしょう・少しょう・極少きょくしょう・少しょう・群ぐん少しょう・軽少けいしょう・健けん少しょう・減少げんしょう・好こう少しょう・些少さしょう・最少さいしょう・弱じゃく少しょう・斟少・鮮少せんしょう・多少たしょう・太ふとし少しょう・単たん少しょう・長ちょう少しょう・徳とく少しょう・年少ねんしょう・薄うす少しょう・微少びしょう・乏とぼし少しょう・幼少ようしょう・劣れつ少しょう・老少ろうしょう

出典しゅってん　平凡社へいぼんしゃ「普及ふきゅう版ばん 字じ通どおり」普及ふきゅう版ばん 字じ通どおりについて　情報じょうほう