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御覧(ゴラン)とは？ 意味や使い方 - コトバンク

御覧ごらん（読よみ）ゴラン

デジタル大辞泉だいじせん 「御覧ごらん」の意味いみ・読よみ・例文れいぶん・類語るいご

ご‐らん【御覧ごらん】

「見みること」の尊敬そんけい語ご。「ご覧らんのとおりです」
「御覧ごらんなさい」の略りゃく。
１ 「御覧ごらんなさい1」に同おなじ。「ご覧らん、あの山やまを」
２ （動詞どうしの連用形れんようけいに接続せつぞく助詞じょし「て」を添そえた形かたちに付ついて、補助ほじょ動詞どうし的てきに用もちいる）「御覧ごらんなさい3」に同おなじ。「おいしいから食たべてご覧らん」
[類語るいご]高覧こうらん・貴覧きらん・清覧せいらん

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精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん 「御覧ごらん」の意味いみ・読よみ・例文れいぶん・類語るいご

ご‐らん【御覧ごらん】

  1. [ 1 ] 〘 名詞めいし 〙 ( 「ご」は接頭せっとう語ご )
    1. ① 「見みること」の尊敬そんけい語ご。古ふるくは天覧てんらん（天皇てんのうが見みること）の場合ばあいに用もちいた。
      1. [初出しょしゅつの実例じつれい]「院いんのうかひをめしならべてうをおろさせ給きゅうへり〈略りゃく〉わざとの御ごらんとはなけれどもすぎさせ給きゅうふみちのけふばかりになん」(出典しゅってん：源氏物語げんじものがたり（1001‐14頃ごろ）藤ふじ裏うら葉は)
    2. ② 五節ごせち(ごせち)の儀式ぎしきの一ひとつで、毎年まいとし一いち一いち月がつ中ちゅうの卯うの日ひに清涼せいりょう殿どので天皇てんのうが舞姫まいひめにかしずく童女どうじょらを見みること。童女どうじょ御覧ごらん(わらわごらん)。
      1. [初出しょしゅつの実例じつれい]「とやかうやと、とりどりに女房にょうぼう言げんひ騒さわぎて、又またの日ひの御覧ごらんに」(出典しゅってん：栄花物語えいがものがたり（1028‐92頃ごろ）様々さまざまのよろこび)
  2. [ 2 ]
    1. [ 一いち ] 「ごらんなさい（御覧ごらん━）[ 一いち ]」の略りゃく。目下もっかの者ものに言いうことば。
      1. [初出しょしゅつの実例じつれい]「小しょう団だん十じゅうを御覧ごらん(ゴラン)、アノマアよくなった事ことを」(出典しゅってん：滑稽本こっけいぼん・素人しろうと狂言きょうげん紋もん切きり形がた（1814）上じょう)
    2. [ 二に ] 「ごらんなさい（御覧ごらん━）[ 二に ]」の略りゃく。
      1. [初出しょしゅつの実例じつれい]「今いまお前まえ様さまに死しなれて御覧ごらん(ゴラン)。私わたしゃア何様なにさま(どう)しませう」(出典しゅってん：人情本にんじょうぼん・清談せいだん若緑わかみどり（１９Ｃ中なか）二に)

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普及ふきゅう版ばん 字じ通どおり 「御覧ごらん」の読よみ・字形じけい・画数かくすう・意味いみ

【御覧ごらん】ぎよらん

親しん覧らん。

字じ通どおり「御お」の項目こうもくを見みる。

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