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白子(シラス)とは? 意味や使い方 - コトバンク

白子しらこみ)シラス英語えいご表記ひょうき)albino

翻訳ほんやくalbino

デジタル大辞泉だいじせん白子しらこ」の意味いみみ・例文れいぶん類語るいご

しら‐す【白子しらこ

カタクチイワシマイワシイカナゴウナギアユなどの稚魚ちぎょからだ透明とうめい
白子しらこ」のりゃく

しら‐こ【白子しらこ

ゆうさかなはらにある乳白色にゅうはくしょくをした精巣せいそうタラアンコウなどのものは食用しょくようにする。
先天的せんてんてきメラニン色素しきそ欠乏けつぼうしていて、皮膚ひふ粘膜ねんまく頭髪とうはつなどが白色はくしょくである個体こたい。アルビノ。しろこ。

しろ‐こ【白子しらこ

しらこ2」におなじ。

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精選せいせんばん 日本にっぽん国語こくごだい辞典じてん白子しらこ」の意味いみみ・例文れいぶん類語るいご

しろ‐こ【白子しらこ

  1. [ 1 ] 名詞めいし
    1. 人間にんげん動物どうぶつで、先天的せんてんてきメラニン色素しきそ欠乏けつぼうしていて、皮膚ひふ頭髪とうはつなどが白色はくしょくであるもの。また、その病気びょうき。アルビノ。しらこ。しらっこ。
      1. [初出しょしゅつ実例じつれい]「しろこといふものあり。をさなくよりかみもまゆもみなしろく、めにくろまなこもなし」(出典しゅってんやまい草紙ぞうし平安へいあんまつ鎌倉かまくらはつ))
    2. 白魚しらうお(しらうお)、また、氷魚ひうお(ひうお)
      1. [初出しょしゅつ実例じつれい]「氷魚ひうおとはめんじょうぎょ(めんじゃうぎょ)うんて、すなわ白魚しらうおことなり。また白子しらこ(シロコ)ともうん」(出典しゅってん随筆ずいひつうめちり(1844))
    3. 草木くさきしょうじる油虫あぶらむしで、からだにしろ綿めんじょうのものをつけたむし。〔随筆ずいひつうれしゆう笑覧しょうらん(1830)〕
  2. [ 2 ]
    1. [ いち ] 三重みえけん鈴鹿すずか地名ちめい伊勢いせ街道かいどうきゅう宿場しゅくばまちふるくから小紋こもんなどの伊勢いせ型紙かたがみ白子しらこ型紙かたがみ)の産地さんち白子しらこさん観音寺かんおんじ境内けいだいにある不断ふだんさくら名木めいぼくとして名高なだかい。
    2. [ ] 静岡しずおかけん藤枝ふじえだにあった地名ちめい東海道とうかいどうじゅうさん藤枝ふじえだ宿やどちゅう町名ちょうめい

しらっ‐こ【白子しらこ

  1. 名詞めいし ( 「しらこ(白子しらこ)」の変化へんかしたかたり )
  2. しろこ(白子しらこ[ いち ]
    1. [初出しょしゅつ実例じつれい]「そのくせていしゅのつらアしろ(シラ)白酒しろざけよいたやうで」(出典しゅってん西洋せいよう道中どうちゅう膝栗毛ひざくりげ(1870‐76)〈仮名垣魯文かながきろぶんよん)
  3. しろうと。堅気かたぎ(かたぎ)ひと。しらこ。
    1. [初出しょしゅつ実例じつれい]「しらっこの町家まちや住居じゅうきょなにもお前方ぜんぽうにつけまれて、無心むしんげんはれるおぼえはござんせぬわいなア」(出典しゅってん歌舞伎かぶきあずかはなしじょう浮名うきなよこぐしられ与三よぞう)(1853)よんまく)
  4. 潔白けっぱくなこと。
    1. [初出しょしゅつ実例じつれい]「サア、しろ(シラ)ならせろ、せろ」(出典しゅってん歌舞伎かぶき杜若かきつばたつやしょくむらさき(1815)序幕じょまく)

しら‐こ【白子しらこ

  1. 名詞めいし
  2. ゆうさかな腹中ふくちゅうにあるちち白状はくじょう精液せいえきのかたまり。食用しょくようとなる。
    1. [初出しょしゅつ実例じつれい]「おんなぎょ玉子たまご藻草もぐさけるとじかおとこぎょが、それをきながら。しらことって精気せいきを泄し挂る」(出典しゅってんしむら岩屋いわやこうほん(1811)した)
  3. しろこ(白子しらこ[ いち ]
  4. しらっこ(白子しらこ

しら‐す【白子しらこ

  1. 名詞めいし
  2. カタクチイワシ、マイワシ、イカナゴ(まれにアユ)などの稚魚ちぎょ総称そうしょう無色むしょく透明とうめいであるが、ゆでるとしろっぽくなる。「しらすぼし」などにする。《 季語きごはる 》 〔のべたからはちねんごうるい節用せつようしゅう(1680)〕
  3. しらすぼし(白子しらこ」のりゃく

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改訂かいてい新版しんぱん 世界せかいだい百科ひゃっか事典じてん白子しらこ」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

白子しらこ (しろこ)
albino

〈しらこ〉ともみ,アルビノともいう。先天的せんてんてき皮膚ひふ毛髪もうはつもくなどのメラニン色素しきそいた動物どうぶつ個体こたいをいう。メラニンがないため,もく血液けつえきけてあかえる。からだしろくともいろあかくないものは完全かんぜん白子しらことはいえない。おおくは遺伝いでんてき原因げんいんによるもので,メラニンせい合成ごうせい阻害そがい,とくにチロシンからの合成ごうせい関与かんよするチロシナーゼ遺伝いでんてき欠損けっそんまたは活性かっせい阻害そがい存在そんざいみとめられる。このような現象げんしょうalbinismはしろ現象げんしょうしろしょう医学いがくではしろかわしょう)などともばれ,おおくの動物どうぶつしゅでみられる。シマヘビしろがたである〈シロヘビ〉をはじめ,野生やせい動物どうぶつ白子しらこふるくからられ,しばしば信仰しんこう対象たいしょうとされてきた。しかし一般いっぱん野生やせい状態じょうたいでは洞窟どうくつのような特殊とくしゅ環境かんきょう動物どうぶつのぞけば,繁殖はんしょく能力のうりょくとぼしい。実験じっけん動物どうぶつではマウス,ラット,カイウサギなどの白子しらこがよくられているが,これらは人間にんげんしろがた選別せんべつしてつくりだした品種ひんしゅである。なお植物しょくぶつについても葉緑素ようりょくそいてしろくみえるものをしろchlorosisとぶことがある。
執筆しっぴつしゃ

先天的せんてんてき皮膚ひふのメラニン色素しきそ欠損けっそんしている病気びょうきで,全身ぜんしんせいのものと限局げんきょくせいのものとがある。全身ぜんしんせい場合ばあいには,全身ぜんしん皮膚ひふ白色はくしょくないしあわいピンクをていし,毛髪もうはつ銀色ぎんいろあるいはあわ褐色かっしょくで,虹彩こうさい脈絡みゃくらくまくもメラニン色素しきそき,瞳孔どうこう淡紅あわべにしょくで羞明(しゆうめい)(まぶしがること)がある。皮膚ひふ日光にっこう光線こうせん過敏かびんで,日焼ひやけをこしやすく,毛髪もうはつ発育はついく障害しょうがい斜視しゃし難聴なんちょう精神せいしん遅滞ちたいなどをともなうこともある。頻度ひんど民族みんぞくによりことなるが,日本人にっぽんじんではやく2まんにん1人ひとりで,つね染色せんしょくたいせい劣性れっせい遺伝いでんびょうであり,両親りょうしん血族けつぞく結婚けっこんである場合ばあいおおい。メラニン色素しきそをつくる色素しきそ細胞さいぼう存在そんざいするが,色素しきそ形成けいせいされない。限局げんきょくせいのものはつね染色せんしょくたいせい優性ゆうせい遺伝いでんびょうで,前額ぜんがくえぎわの白斑はくはんおおい。白斑はくはん褐色かっしょくまだら同時どうじともなうまだらしょうもある。治療ちりょうは,つよ日光にっこうをさけるようにし,またオキソラレンにより紫外線しがいせんたいせいすようにする。
執筆しっぴつしゃ


白子しらこ (しろこ)

伊勢いせこく三重みえけん)奄芸(あむき)/(あんげ)ぐん港町みなとちょう。1107ねんよしみうけたまわ2)12月の摂関せっかん政所まんどころぶんに〈白子しらこはま〉のえる。平安へいあん時代じだいには古市ふるいちともいわれ,伊勢いせたいら水軍すいぐんしろ(しろこ)とう発祥はっしょうとされる。1582ねん天正てんしょう10)本能寺ほんのうじへん直後ちょくご徳川とくがわ家康いえやす伊賀越いがごえなんをのがれて,ここから三河みかわ愛知あいちけん)に脱出だっしゅつした地点ちてんである。近世きんせい参宮さんぐう街道かいどう宿場しゅくばまち港町みなとちょうとして繁栄はんえいした。江戸えど時代じだいには紀州きしゅうりょうとして,江戸えどけのみつぎ租米ことに伊勢いせ木綿ゆう神戸こうべ(かんべ)木綿もめんなどの輸送ゆそうこうとして名高なだかく,江戸えどだい伝馬てんままちぐみ江戸えど白子しらこぐみ木綿こわた問屋とんやぞくするせき問屋とんや廻船かいせん問屋とんやがあり,木綿こわた輸送ゆそう基地きちであった。伊勢いせ木綿ゆうのほか知多ちた木綿ゆう尾張おわり沿岸えんがんみなとからこの白子しらこおくられ,白子しらこ問屋とんや廻船かいせんえられて江戸えどおくられた。木綿もめんろしだかは,幕末ばくまつ50まんたん金額きんがくにして5まんりょうから7まんりょうおよんだ。江戸えどからのかえには上総かずさ干鰯ほしか(ほしか)がはこばれ,近郷きんごうからとお近江おうみ大和やまとはこばれた。紀州きしゅうはん保護ほごけた染物そめもの白子しらこ型紙かたがみ伊勢いせ型紙かたがみ)の産地さんちとしてもられた。明治めいじ以後いごこう繁栄はんえい四日よっかうばわれ衰微すいびした。1942ねん鈴鹿すずか合併がっぺいした。
執筆しっぴつしゃ


白子しらこ (しらす)

カタクチイワシ,マイワシ,ウルメイワシ,イカナゴそのおおくの種類しゅるい稚魚ちぎょで,からだ無色むしょく透明とうめいなものの総称そうしょう。それらをそのまま,あるいは塩水えんすいしたものを白子しらこしという。《料理りょうりもう調味ちょうみしょう》(1730)に〈ちりめん〉,《新撰しんせん献立こんだて部類ぶるいしゅう》(1776)に〈縮緬ちりめん(ちりめん)ざこ〉とえるのがそれで,関西かんさいでは現在げんざいも〈ちりめんじゃこ〉などとぶ。おろしあえ,ものなどにするほか,サンショウのとつくだふうに煮込にこむのもよい。カタクチイワシのしらすをうすかみじょうにすいてげたものが〈たたみいわし〉で,であぶってさけのさかななどにする。
執筆しっぴつしゃ


白子しらこまち] (しらこ)

千葉ちばけん中部ちゅうぶ長生ちょうせいぐんまち人口じんこう1まん2151(2010)。九十九里浜くじゅうくりはま南部なんぶ位置いちする。集落しゅうらく砂丘さきゅうじょう海岸かいがんから内陸ないりくかって納屋なや集落しゅうらく本村もとむら新田にった集落しゅうらくれつじょうならび,これらのあいだ低地ていち水田すいでんになる。かつては地引網じびきあみによるイワシりょう中心ちゅうしんだったが,沿岸えんがん漁業ぎょぎょう衰退すいたい農業のうぎょう産業さんぎょう中心ちゅうしんとなった。米作べいさくのほか,野菜やさい露地ろじ栽培さいばい,ハウス栽培さいばいおこなわれる。天然てんねんガスが採取さいしゅされ,町営ちょうえいガス事業じぎょうおこなわれている。ヨードを原料げんりょうにした化学かがく工場こうじょう立地りっちする。海岸かいがん夏季かきには海水浴かいすいよくじょうとしてにぎわう。
執筆しっぴつしゃ


白子しらこ (しらこ)

魚類ぎょるい精巣せいそう通称つうしょうで,卵巣らんそう真子しんじ(まこ)というのにたいするかたり一般いっぱんあじのよいものではなく,おおくは肥料ひりょうにされる。食用しょくようにするのはタラ,フグ,アンコウなどの成熟せいじゅくした白子しらこで,なべぶつしるつけなどにする。ただし,一部いちぶのフグでは有毒ゆうどくである。しろくてやわらかく,ねっしてもかたくならない。しゅんは冬季とうきである。タラの白子しらこ菊子きくこ(きくこ)ともいう。ふるくはくもちょう(くもわた),きくちょう(きくわた)などとばれて賞味しょうみされた。白子しらこタンパク質たんぱくしつ必須ひっすアミノ酸あみのさん,ことにアルギニンヒスチジンおおふくんでいる。
執筆しっぴつしゃ

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日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)白子しらこ」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

白子しらこまち
しらこ

千葉ちばけん中東ちゅうとう長生ちょうせいぐん(ちょうせいぐん)にあるまち九十九里平野くじゅうくりへいや位置いちする。1955ねん昭和しょうわ30)しろかた(しらかた)まち関村せきむらみなみ白亀しらかめ(なばき)むら合併がっぺいして成立せいりつしん町名ちょうめい白子しらこ神社じんじゃからとった。九十九里浜くじゅうくりはま海岸かいがん九十九里くじゅうくり有料ゆうりょう道路どうろはしる。戦国せんごく時代じだい土気つちけ(とけ)城主じょうしゅ酒井さかい支配しはいにあり、江戸えど時代じだいにははた本領ほんりょう天領てんりょうとなった。当時とうじ海浜かいひんではイワシ漁業ぎょぎょうさかんで、干鰯ほしか(ほしか)が生産せいさんされた。近年きんねん平野ひらのではトマト、キュウリの施設しせつ園芸えんげいによる野菜やさい栽培さいばいおおく、米作べいさくがこれにぐ。県立けんりつ九十九里くじゅうくり自然しぜん公園こうえん区域くいきふくまれ、海水浴かいすいよくじょう砂風呂すなぶろ(すなぶろ)(白子しらこ温泉おんせん)、テニス民宿みんしゅくなどの観光かんこう施設しせつおおい。だか9メートルもあるせきラカンマキけん指定してい天然記念物てんねんきねんぶつ面積めんせき27.50平方へいほうキロメートル、人口じんこう1まん0305(2020)。

山村さんそん順次じゅんじ

『『白子しらこまち』(1965・白子しらこまち)』



白子しらこ三重みえけん
しろこ

三重みえけん北東ほくとう鈴鹿すずか(すずかし)の中心ちゅうしん地区ちくきゅう白子しらこまち近世きんせいには和歌山わかやまはんりょう飛地とびち(とびち))であった。伊勢いせ(いせ)わんめんし、ふるくからのみなと(こうしん)で、江戸えどには堀切ほりきり川口かわぐち白子しらここう大和やまと(やまと)から江戸えどかう要路ようろとしてさかえ、千石船せんごくぶね出入でいりした。現在げんざい白子しらこ漁港ぎょこうだい2しゅ漁港ぎょこう)となっている。近畿日本鉄道きんきにほんてつどう名古屋なごやせん国道こくどう23ごうつうじる。地場じば産業さんぎょう伊勢いせ型紙かたがみすみ製造せいぞうがある。とくに伊勢いせ型紙かたがみは、江戸えど時代じだいはん保護ほご奨励しょうれいによっておこなわれた小紋こもん型染かたぞめの伝統でんとうぐもので、技術ぎじゅつくに重要じゅうよう無形むけい文化財ぶんかざい指定していされている。

伊藤いとう達雄たつお


白子しらこさかな精巣せいそう
しらこ

さかな精巣せいそうのこと。いろ不透明ふとうめい白色はくしょくで、表面ひょうめんなめらかである。脂肪しぼうみ、そのほか各種かくしゅ栄養分えいようぶんふくんでいる。真子しんじ(まこ)(卵巣らんそう)にくらべ、あまりこのまれないが、栄養えいようてきにはすぐれた食品しょくひんである。さかな種類しゅるいにより白子しらこあじ優劣ゆうれつがあり、タラ、タイ、アンコウ、フグなどはあじのよいものである。タラのなかでもマダラの白子しらこ複雑ふくざつおおきなひだがあり、かたちおおきく、あじ濃厚のうこうである。ふぐ料理りょうりでは、フグの白子しらこ貴重きちょうなもので、ふわふわした感触かんしょく甘味あまみのあるあじ最高さいこうのものといわれている。しかし、フグの種類しゅるいにより精巣せいそうどくをもつものもあるので注意ちゅうい必要ひつようである。白子しらこはみそしるとしての利用りようおおいが、バターき、ワインのなどにもよい。

河野こうの友美ゆみ



白子しらこ(albino)
しろこ
albino

メラニンの先天せんてんせい代謝たいしゃ異常いじょうにより皮膚ひふ毛髪もうはつなどに色素しきそしょうじない現象げんしょうしろalbinismといい、しろした生物せいぶつ白子しらこという。ヒトの場合ばあいにはしろかわしょうとよばれる。

編集へんしゅう

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百科ひゃっか事典じてんマイペディア白子しらこ」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

白子しらこ(医学いがく)【しろこ】

しらこ,アルビノとも。先天せんてんせいしろかわしょうのこと。メラニン色素しきそ先天的せんてんてき欠乏けつぼうする疾患しっかん劣性れっせい遺伝いでん限局げんきょくせいひろしはつせいのものとがある。後者こうしゃがいわゆる白子しらこで,毛髪もうはつは,白髪はくはつまたは金髪きんぱつ虹彩こうさい(こうさい)や脈絡みゃくらくまく色素しきそき,瞳孔どうこう(どうこう)は淡紅あわべにで,ひかりをまぶしくかんじる。つめ(つめ)・奇形きけいその発育はついく障害しょうがいともなうこともある。治療ちりょうほうはない。動物どうぶつではシロウサギ,ダイコクネズミ,シロヘビなどがよくられ,それぞれアナウサギ,ドブネズミ,アオダイショウの白子しらこしろがた)である。いずれもあか特徴とくちょうとする。
関連かんれん項目こうもく白髪はくはつ

白子しらこ【しろこ】

三重みえけん鈴鹿すずか南部なんぶいち地区ちくのべ暦年れきねんあいだはじまったといわれる染色せんしょくようがたしみよう型紙かたがみ伊勢いせ型紙かたがみ)の製造せいぞうさかんで,全国ぜんこく市場いちば独占どくせんする。伊勢湾いせわんのぞ漁港ぎょこうでもあり,近世きんせいまいせき出港しゅっこうとしてもさかえた。

白子しらこ【しらす】

カタクチイワシ,マイワシ,ウルメイワシ,イカナゴ,アユ,エソ,シラウオなどのほとんど無色むしょく透明とうめい稚魚ちぎょ総称そうしょう沿岸えんがん表層ひょうそうちかくをこまかいもうでひいてとる。生食なましょくもするが,ゆでてした白子しらこ(ちりめんじゃこ)としても賞味しょうみされる。

白子しらこ[まち]【しらこ】

千葉ちばけん中部ちゅうぶ長生ちょうせい(ちょうせい)ぐんまち太平洋たいへいようめんし,九十九里平野くじゅうくりへいや南部なんぶめる。かつてはイワシりょうさかんであった。べい,トマト,ネギ,ラッカセイなどをさんする。観光かんこう開発かいはつさかん。天然てんねんガスが採取さいしゅされ,工場こうじょう立地りっち東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいで,町内ちょうないにおいて被害ひがい発生はっせい。27.50km2。1まん2151にん(2010)。

白子しらこ(生物せいぶつ)【しらこ】

魚類ぎょるい精巣せいそう俗称ぞくしょう卵巣らんそう真子しんじ(まこ)という。タラ,フグ,タイなどの白子しらこわん(わん)たね,ちりなどに特有とくゆう風味ふうみよろこばれる。白子しらこタンパク質たんぱくしつ必須ひっすアミノ酸あみのさんのアルギニン,ヒスチジンをおおふくんでいる。

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ブリタニカ国際こくさいだい百科ひゃっか事典じてん しょう項目こうもく事典じてん白子しらこ」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

白子しらこ
しろこ

三重みえけん北部ほくぶ鈴鹿すずか中心ちゅうしん市街地しがいちの1つ。きゅう町名ちょうめい伊勢湾いせわんにのぞみ,参宮さんぐう街道かいどう沿う。堀切ほっきりがわ河口かこう小港こみなとがあり,産品さんぴん江戸えど積出つみだし,またここから奈良なら京都きょうとへの陸路りくろつうじた。 1937ねん以降いこう鈴鹿すずか海軍かいぐん航空こうくうたいそのぐん施設しせつがふえ,白子しらここう改修かいしゅうされた。現在げんざい漁港ぎょこうで,カタクチイワシ,イカナゴなどを水揚みずあげ,煮干にぼし加工かこう伝統でんとう伊勢いせ型紙かたがみ特産とくさんし,また奈良ならすみ産地さんち。ロシアに漂流ひょうりゅうした大黒屋だいこくや光太夫こうだゆう出港しゅっこうとしてもられる。海岸かいがん伊勢いせうみ県立けんりつ自然しぜん公園こうえんぞくする鼓ヶ浦つづみがうら海岸かいがん

白子しらこ
しらす

ニシン,ウナギ,イカナゴなど透明とうめい細長ほそなが稚魚ちぎょをさす。

白子しらこ
しらこ

「アルビノ」のページをごらんください。


白子しらこ
しろこ

「アルビノ」のページをごらんください。

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日本にっぽん企業きぎょうがわかる事典じてん2014-2015白子しらこ」の解説かいせつ

白子しらこ

正式せいしき社名しゃめい株式会社かぶしきがいしゃ白子しらこ」。通称つうしょう白子しらこのり」。英文えいぶん社名しゃめい「SHIRAKO CO., LTD.」。食料しょくりょうひん製造せいぞうぎょう明治めいじ2ねん(1869)創業そうぎょう昭和しょうわ14ねん(1939)「合資ごうし会社かいしゃ白子しらこ清次郎せいじろう商店しょうてん設立せつりつどう18ねん(1943)株式会社かぶしきがいしゃどう40ねん(1965)現在げんざい社名しゃめい変更へんこう本社ほんしゃ東京とうきょう江戸川えどがわ中葛西なかかさい海苔のり加工かこうひんメーカー。業界ぎょうかい最大手さいおおて。お茶漬ちゃづけ・ふりかけ・スープ・レトルト食品しょくひんなども製造せいぞうおも取引とりひきさき全国ぜんこく百貨店ひゃっかてん食品しょくひん商社しょうしゃ

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動植物どうしょくぶつめいよみかた辞典じてん 普及ふきゅうばん白子しらこ」の解説かいせつ

白子しらこ (シラス)

動物どうぶつ。イワシるい,アユ,ウナギ,アナゴとうぎょめい

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世界せかいだい百科ひゃっか事典じてん旧版きゅうばんうち白子しらこ言及げんきゅう

和光わこう[]】より

人口じんこう6まん2588(1995)。市域しいき武蔵野台むさしのだい荒川あらかわ低地ていちにまたがり,ひがし白子しらこ(しらこ)かわへだてて東京とうきょう板橋いたばしせっする。758ねん(天平てんぴょうたから2)しんじん131めい移住いじゅうしてしんぐんいたところで,白子しらこはそののこめいとされる。…

かみしも上下じょうげ】より

かみしも小紋こもんにも種々しゅじゅのきまりがあり,将軍家しょうぐんけはじめ大名だいみょうでそのいえによって一定いっていとめがらもちいられることもあったようである。この小紋こもん型紙かたがみをもっぱらつくっていたのが伊勢いせ白子しらこ(しろこ),寺家じけい(じけ)のであったが,ここは代々だいだい紀州きしゅう領地りょうちで,その保護ほごけていたので,他所よそつくることはできなかった(型紙かたがみ)。 かみしもにははかまながちょうかみしも(りゃくしてちょうともいった)およびみじかはんはかまをつけたはんかみしもがあった。…

【イワシ(いわしいわし)】より

現在げんざい加工かこうひんとしては,マイワシとウルメイワシが目刺めざし,丸干まるぼし,みりんしなどの干物ひものやオイルサーディンの缶詰かんづめにされる。〈ひしこ〉とか〈しこいわし〉ともばれるカタクチイワシはごまめ煮干にぼししのほか,稚魚ちぎょ白子しらこ(しらす)しやたたみイワシにされる。また,だいはねイワシは秋田あきた名物めいぶつしょっつるの原料げんりょうともされる。…

【カタクチイワシ(片口かたくちいわし片口鰯かたくちいわし)】より

…ニシンカタクチイワシ海産かいさんぎょ(イラスト)。うえあごだけしかないようにえることからこのがある。セグロイワシの別名べつめいのように,青黒あおぐろく,腹部ふくぶぎん白色はくしょくである。からだはやや円筒えんとうじょうで,うえあごは後方こうほうにまでひらく。近年きんねん飼育しいく技術ぎじゅつ進歩しんぽにつれて,各地かくち水族館すいぞくかんでも展示てんじおこなわれ,キラキラとうろこをかがやかせ,れをなしてひるがえ光景こうけいることも可能かのうになった。うみ牧草ぼくそうばれるように一生いっしょうとおしておおくのさかなえさとなり,うみ食物しょくもつ連鎖れんさなか重要じゅうよう位置いちめている。…

鈴鹿すずか[]】より

三重みえけん中北なかきた。1942ねん河芸かわげ(かわげ)ぐん神戸こうべ(かんべ),白子しらこ(しろこ)の2まちと7ヵ村かそん鈴鹿すずかぐんの5ヵ村かそん合体がったいして市制しせい人口じんこう17まん9800(1995)。…

※「白子しらこ」について言及げんきゅうしている用語ようご解説かいせつ一部いちぶ掲載けいさいしています。

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