精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん 「鉄砲てっぽう手形てがた」の意味いみ・読よみ・例文れいぶん・類語るいご てっぽう‐てがたテッパウ‥【鉄砲てっぽう手形てがた】 〘 名詞めいし 〙 =てっぽうとおりてがた(鉄砲てっぽう通どおり手形てがた) 出典しゅってん 精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてんについて 情報じょうほう | 凡例はんれい
世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん(旧版きゅうばん)内うちの鉄砲てっぽう手形てがたの言及げんきゅう 【関所せきしょ】より …それは関東かんとう内ないへの諸しょ大名だいみょう等とうの鉄砲てっぽう以下いかの武器ぶき潜入せんにゅう,江戸えど藩邸はんていの大名だいみょう妻子さいしの国許くにもとへの逃亡とうぼうを監視かんしすることが主しゅ任務にんむであったが,幕府ばくふの全国ぜんこく支配しはいが貫徹かんてつするころには箱根はこね関せきのように前者ぜんしゃの検閲けんえつが若干じゃっかん緩和かんわされる例れいもみられた。関所せきしょ通過つうかの際さい,一般いっぱんに通行つうこう者しゃは笠かさ・頭巾ずきんをとり,乗物のりものの大名だいみょうは引戸ひきどを開ひらくことが必要ひつようであり,鉄砲てっぽうには老中ろうじゅう発行はっこうの鉄砲てっぽう手形てがた,出で女おんなには留守居るすい(るすい)発行はっこうの女手おんなで形がたの携帯けいたいが義務ぎむづけられていた。箱根はこね関せきの場合ばあい,関門かんもん内ないには高札こうさつ場じょう,面めん番所ばんしょ,足軽あしがる番所ばんしょ,獄屋ごくや,遠見とおみ(とおみ)番所ばんしょ以下いかの施設しせつがあり,ここには小田原おだわら藩はん派遣はけんの番頭ばんがしら,横目よこめ,番ばん士し,足軽あしがる,中間ちゅうかんのほか,箱根はこね定住ていじゅうの定番ていばん人じん,人見ひとみ女おんななどが詰つめ,それぞれの役務えきむを分掌ぶんしょうした。… 【関所せきしょ手形てがた】より …関所せきしょ切手きってとか単たんに手形てがた,証文しょうもんともいう。江戸えど時代じだいの関所せきしょ手形てがたは大おおきく分類ぶんるいすると,鉄砲てっぽう手形てがたと女手おんなで形がたである。鉄砲てっぽう手形てがたは鉄砲てっぽうや武具ぶぐ類るいを江戸えど方面ほうめんに搬入はんにゅうする際さいに必要ひつようで,幕府ばくふ老中ろうじゅうだけが発行はっこう権けんを有ゆうしていた。… ※「鉄砲てっぽう手形てがた」について言及げんきゅうしている用語ようご解説かいせつの一部いちぶを掲載けいさいしています。 出典しゅってん|株式会社かぶしきがいしゃ平凡社へいぼんしゃ「世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん(旧版きゅうばん)」