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CASE(ケース)とは？ 意味や使い方 - コトバンク

CASE（読よみ）ケース

デジタル大辞泉だいじせん 「CASE」の意味いみ・読よみ・例文れいぶん・類語るいご

ケース【CASE】［computer-aided software engineering］

《computer-aided software engineering》コンピューター支援しえんソフトウエア工学こうがく。コンピューターを利用りようして、ソフトウエアの設計せっけいや開発かいはつを効率こうりつよく行おこなうことを目的もくてきとする。

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知恵ちえ蔵ぞう 「CASE」の解説かいせつ

CASE

Connected(コネクテッド)、Autonomous/Automated(自動じどう化か)、Shared/Services(カーシェアリングとサービス)、Electric(電動でんどう化か)の頭文字かしらもじをとった造語ぞうごで、自動車じどうしゃの概念がいねんを大おおきく変かえる技術ぎじゅつ革新かくしんを示しめす。CASEは、ダイムラー社しゃのディーター・ツェッチェ会長かいちょう(当時とうじ)が、2016年ねんのパリモーターショーで発表はっぴょうした中長期ちゅうちょうき戦略せんりゃくで提唱ていしょうしたのが始はじまりとされている。
CASEの「Connected」では、IoT(モノのインターネット)で自動車じどうしゃをインターネットにつなぎ、車両しゃりょうの状態じょうたいや、周囲しゅういの道路どうろ状況じょうきょうなどのデータを取得しゅとく・分析ぶんせきすることで、自動車じどうしゃの新あらたな価値かちを生うみ出だす。トヨタでは、19年ねん11月より、ワイパーの稼働かどう状じょう況きょうデータを実際じっさいの気象きしょうデータと照てらし合あわせ、雨雲あまぐもレーダーだけでは分わからない降水こうすい状況じょうきょうを把握はあくするための実証じっしょう実験じっけんを行おこなっている。
「Autonomous/Automated」は自動じどう運転うんてんを指さす。日本にっぽんでは、自動じどう運転うんてんのレベルを0～5で定義ていぎしており、レベル3以上いじょうなら自動じどう運転うんてんと呼よべる。レベル3は、高速こうそく道路どうろなどの条件じょうけんのもとで自動じどう運転うんてんを行おこない、緊急きんきゅう時じには人間にんげんが運転うんてんを行おこなう「条件じょうけんつき運転うんてん自動じどう化か」とも呼よばれるレベルで、トヨタ・日産にっさんでは、レベル3の実現じつげん時期じきを2020年ねんに設定せっていしている。
「Shared/Services」は、自動車じどうしゃの稼働かどう状じょう況きょうを管理かんりして、貸かし借かりや共有きょうゆうを行おこなうこと、また、それらに関かんするサービスなどを指さす。自動車じどうしゃを個人こじんで所有しょゆうすることがなくなれば、自動車じどうしゃの維持いじ費ひや駐車ちゅうしゃ場じょうの確保かくほなどといった経済けいざい的てきな負担ふたんも軽減けいげんされる。
「Electric」は、電気でんき自動車じどうしゃ(EV)や、外部がいぶから充電じゅうでんできるプラグインハイブリッド(PHV)に代表だいひょうされる電動でんどうモーターで駆動くどうする自動車じどうしゃのことで、自動車じどうしゃの電動でんどう化かを指さす。ヨーロッパ諸国しょこくの一部いちぶや中国ちゅうごくでは、ガソリンやディーゼルで駆動くどうする自動車じどうしゃの新あらたな販売はんばいの禁止きんし政策せいさくを進すすめている。

(横田よこた一輝いっき　ICTディレクター／2019年ねん)

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百科ひゃっか事典じてんマイペディア 「CASE」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

CASE【ケース】

computer aided software engineeringの略りゃくで，コンピューター支援しえんソフトウェア工学こうがくとも。ソフトウェアの開発かいはつにおいて，要求ようきゅう分析ぶんせきから設計せっけい，保守ほしゅまで全面ぜんめん的てきにコンピューターを利用りようすることで，生産せいさん性せいや品質ひんしつの向上こうじょう，開発かいはつ期間きかんの短縮たんしゅくなどを目指めざす。開発かいはつ過程かていで生成せいせいされるデータ，プログラム，文書ぶんしょなどを標準ひょうじゅん化かして共通きょうつうのデータベースに蓄積ちくせきし，閲覧えつらんや再さい利用りようを容易よういにすることが必要ひつよう。

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ASCII.jpデジタル用語ようご辞典じてん 「CASE」の解説かいせつ

CASE

ソフトウェアの開発かいはつを容易よういにするための技術ぎじゅつの総称そうしょうで、エディターやデバッガーなどのソフトウェア開発かいはつ支援しえんツールの開発かいはつや、必要ひつような情報じょうほうを与あたえるだけで自動的じどうてきに目的もくてきのプログラムを作成さくせいするプログラムの開発かいはつなどが含ふくまれる。

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世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん（旧版きゅうばん）内うちのCASEの言及げんきゅう

【ソフトウェア工学こうがく】より

…　ソフトウェア開発かいはつをコンピューターシステムで支援しえんすることが1980年代ねんだいから盛さかんになった。これをCASE(Computer Assisted Software Engineering)とよぶ。それぞれの仕様しよう書しょの図面ずめんや文書ぶんしょの作成さくせいや，データベース管理かんりをコンピューター上じょうで支援しえんする。…

※「CASE」について言及げんきゅうしている用語ようご解説かいせつの一部いちぶを掲載けいさいしています。

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