女性がトップとして活躍する世界各国を横目に、新内閣では女性閣僚がたった2人。2019年のジェンダーギャップ(男女格差)指数は121位と過去最低。なぜ男女で区分するようになったのか。こうした性差は太古から不変だったのか。日々の違和感に応えてくれる展覧会「性差(ジェンダー)の日本史」が千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館(歴博)で開催されている。
3年間の共同研究を基に、日本でジェンダーがどのように成立し、変化したのかをたどる企画展。同館によると、通史展示としては日本の歴史系博物館で恐らく初の試みだという。