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転職やめた米労働者、「大退職時代」から一変(WSJ日本版) | ウォール・ストリート・ジャーナル日本版から | ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 | 毎日新聞「経済プレミア」

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転職てんしょくやめたべい労働ろうどうしゃ、「だい退職たいしょく時代じだい」から一変いっぺん(WSJ日本にっぽんばん

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最近の調査では米国の成人労働者の73%が仕事に満足していた=MATT GENOVESE FOR WSJ
最近さいきん調査ちょうさでは米国べいこく成人せいじん労働ろうどうしゃの73%が仕事しごと満足まんぞくしていた=MATT GENOVESE FOR WSJ

<Ray A. Smith/2024ねん7がつ18にち

 米国べいこくじんは2~3ねんまえくらべると仕事しごとたいしてきをもどしている。

 新型しんがたコロナウイルス転職てんしょくラッシュがきた「だい退職たいしょく時代じだい」にくらべ、自発じはつてき離職りしょくかんがえる米国べいこく成人せいじんっていることが、すうおおくの調査ちょうさかっている。また、仕事しごとへの満足まんぞくたかまっていることをしめすデータもある。労働ろうどうしゃへのインタビューでは、以前いぜん転職てんしょくかえしていた人々ひとびとが、現在げんざいのポジションで生活せいかつのバランスがれていることに満足まんぞくしているとこたえた。

 一方いっぽう政府せいふ統計とうけいによると、転職てんしょくしようとした場合ばあいは、労働ろうどう需給じゅきゅう逼迫ひっぱく(ひっぱく)や転職てんしょくによる昇給しょうきゅうはば縮小しゅくしょうという現実げんじつ直面ちょくめんする。

 「いま求人きゅうじん応募おうぼしても無駄骨むだぼねるだけだ」。ロサンゼルスの企業きぎょうでソーシャル戦略せんりゃくとコピーライティングの責任せきにんしゃつとめるヘザー・サンデルさん(39)はう。

 現在げんざいのムードは、雇用こよう情勢じょうせい過熱かねつ背景はいけい米国べいこくじん大量たいりょう離職りしょくしたここすうねん傾向けいこうからおおきく転換てんかんしている。

 あまりにも状況じょうきょう一変いっぺんしたため、職場しょくばにとどまりつづけるあらたな傾向けいこうを「ビッグ・ステイ」と名付なづける労働ろうどう経済けいざい学者がくしゃもいる。

 サンデルさんは転職てんしょく活動かつどうに1ねんあまりをついやし、昨年さくねん10がつ現在げんざいしょくまえに、たった1しか面接めんせつしていないという。彼女かのじょ現在げんざい会社かいしゃ同僚どうりょうっている。のめいるオンライン応募おうぼ手続てつづきをふたた経験けいけんしたいとはおもわないとはなす。そうした手続てつづきでは、大量たいりょう履歴りれきしょなかから人工じんこう知能ちのう(AI)やソフトウエアが優秀ゆうしゅうなものをえらすことがおおい。

 2人ふたり母親ははおやであり、組織そしき心理しんりがく博士はかせ課程かていかよ大学院生だいがくいんせいでもあるサンデルさんは、いまほど柔軟じゅうなん仲間なかま意識いしきつよ職場しょくば環境かんきょうつけるのはむずかしい…

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