天声人語書き写しノート ― Edu＠朝日新聞

天声てんせい人語じんごシリーズ商品しょうひんを選択せんたくしてください

天声てんせい人語じんご書かき写うつしノート通常つうじょう版ばん

242円えん（税ぜい抜価格かかく220円えん）
サイズ：A4判ばん
書かき写うつし31回かい/1冊さつあたり

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※天声てんせい人語じんご書かき写うつしノートのご利用りようには、朝日新聞あさひしんぶんのご購読こうどくが必要ひつようです。お申もうし込こみはこちらから。

※2022年ねん９月がつ１日にちより、新しん価格かかく242円えん（税ぜい抜ぬき価格かかく220円えん）に変更へんこうしました。詳くわしくはこちらから。

朝日新聞あさひしんぶんの朝刊ちょうかん１面めんの看板かんばんコラム「天声てんせい人語じんご」を、見開みひらき２ページの同おなじ字数じすう・行ぎょう数すうの原稿げんこう用紙ようしに書かき写うつします。それだけで知しっている言葉ことばが増ふえ、文章ぶんしょう力りょくがつきます。

どなたにも使つかいやすいスタンダード版ばん

①朝刊ちょうかん１面めんの「天声てんせい人語じんご」を切きり抜ぬいて、貼はります。
②段落だんらく分わけの記号きごうである▼も含ふくめて、１マスに１字じずつ書かき写うつしましょう。ただし、年齢ねんれいはかっこと数字すうじで２マス分ぶんです。新聞しんぶん製作せいさく上じょうの都合つごうで１行ぎょうの文字数もじすうがノートのマス目めと合あわない場合ばあいがあるので、その場合ばあいは行くだりの末尾まつびの文字もじに合あわせて改行かいぎょうしてください。最後さいごの行くだりの最後さいごのマスでぴったりと終おわります。
③メモ欄らんです。気きになった漢字かんじや言葉ことばを書かき出だしたり、感想かんそうを書かいたり、その日ひの主要しゅようニュースをメモしたり、自由じゆうに使つかえます。日記にっき帳ちょうや家計かけい簿ぼ代かわりにも活用かつようできます。

今いままで流ながし読よみにしていたことが、本当ほんとうはよくわかっていなかったのだ、ということが天声てんせい人語じんごを書かき写うつしながら再度さいど読よみ返かえすことによってわかりました。忘わすれていたことば使つかい、漢字かんじなど思おもい出だすことができました。（東京とうきょう都と　70代だい　女性じょせい）
メモ欄らんにその日ひの出来事できごとを記入きにゅう。日記にっき代かわりに続つづけています。（東京とうきょう都と　60代だい　女性じょせい）
子育こそだてに追おわれる日々ひび。毎日まいにち30分ふん早起はやおきをして書かき写うつしています。唯一ゆいいつ、無心むしんになれる時間じかんです。（愛知あいち県けん　40代だい　女性じょせい）

専門せんもん学校がっこうの受験じゅけんに小論文しょうろんぶんがあるので始はじめました。写うつして、要約ようやくや感想かんそうを書かいていると、だんだん読よむのも書かくのも速はやくなって、まとめるのがうまくなってきたと思おもいます。（東京とうきょう都と　20代だい　女性じょせい）
国語こくごの読解どっかいが苦手にがてで先生せんせいに薦すすめられました。写うつすだけで力ちからがつくのか半信半疑はんしんはんぎでしたが、読よみ書かきが速はやくなって楽たのしくなってきました。朝あさ、ジョギングで頭あたまを活性かっせい化かしてから書かいています。（栃木とちぎ県けん　10代　男性だんせい）
92歳さいでリウマチになり、思おもうような字じが書かけなくなりましたが、毎日まいにち書がき写うつしを続つづけて、だいぶしっかりした字じに戻もどりました。忘わすれていた漢字かんじも書かけるようになりました。（東京とうきょう都と　90代だい　女性じょせい）

続つづけると書かく速度そくどアップ　そのわけは？

平塚ひらつか農業のうぎょう高校こうこう初声はつこえ分校ぶんこう（神奈川かながわ県けん三浦みうら市し）

「天声てんせい人じん語かたって知しってますか。今日きょうはこれを全部ぜんぶ写うつしてもらいます」

三浦半島みうらはんとう南部なんぶ・神奈川かながわ県けん三浦みうら市しの県立けんりつ平塚ひらつか農業のうぎょう高校こうこう初声はつこえ（はっせ）分校ぶんこう。16日にち、新しん1年生ねんせい13人にんが参加さんかし、天声てんせい人語じんご書かき写うつしノートを使つかった補習ほしゅうが行おこなわれた。金子かねこ幹夫みきお総括そうかつ教諭きょうゆは2年ねん前まえから、希望きぼう者しゃを対象たいしょうにした1年生ねんせいの週しゅう1回かいの補習ほしゅうに新聞しんぶんコラムの書かき写うつしを採とり入いれている。

天声てんせい人語じんごを読よみ、ノートに目めを移うつして書かく。書かき写うつしはその繰くり返かえし。金子かねこ教諭きょうゆは、天声てんせい人語じんごとノートの間あいだを行いき来きする生徒せいとの目めの動うごきに着目ちゃくもくした。時々ときどき、長ながく止とまるのはなぜか。生徒せいとの1人ひとりが「できるだけ長ながく文章ぶんしょうを読よみとって書かくようにしている」と感想かんそうに書かいていたことから、一いち度どに捉とらえる文字数もじすうと関係かんけいがあるのではないか、と考かんがえた。

2年ねん目め、16人にんの生徒せいとをビデオ撮影さつえいし、うち1人にんの目めの動うごく回数かいすうを数かぞえてみた。10分間ふんかんで書かいた文字数もじすうは、初回しょかいの210文字もじから10回かい目めには328文字もじに増ふえたが、目めの動うごく回数かいすうは109回かいから95回かいに減へっていた。一いち度どに捉とらえた文字数もじすうが1.79倍ばいになった計算けいさん。別べつの生徒せいともビデオで確認かくにんしたところ、捉とらえた文字数もじすうが1.7倍ばいに増ふえていた。

全文ぜんぶんを書かき写うつした際さいの16人にんの平均へいきん所要しょよう時間じかんも、6回かい目めには20分ふんと、初回しょかいより9分ふん短みじかくなった。生徒せいとたちのコメントには、使つかえる言葉ことばの数かずや時事じじ問題もんだいへの関心かんしん、集中しゅうちゅう力りょく、忍耐にんたい力りょくなどが増ました、といった感想かんそうもある。「サンプルは多おおくないが、書かくスピードと捉とらえる文字数もじすうは伸のびている。勉強べんきょうしやすくなる基盤きばんとなるのは間違まちがいない」と金子かねこ教諭きょうゆ。「書かき写うつしが生徒せいとのどんな力ちからを伸のばすのか。き取きとって書かくなど、今年ことしは新あたらしいこともやってみたい」

（2015年ねん4月がつ21日にち　朝日新聞あさひしんぶん掲載けいさい）

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