「シャネル」の新ミューズに注目。現代的な美しさで魅了するルーシー・ボイントン
大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』で、一躍注目を浴びた英国を拠点に活躍する女優、ルーシー・ボイントン。ファッション界からも熱い視線を集める彼女がアンバサダーを務める「シャネル」のファインジュエリーコレクション“ココ クラッシュ”の新しい顔に抜擢された。
世界的人気を誇るイギリスのバンド「クイーン」の軌跡を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)で、ヴォーカル、フレディ・マーキュリーの恋人、メアリーを好演し、大ブレイクした女優、ルーシー・ボイントン。劇中でルーシー演じるメアリーは、当時、ロンドンにあった最先端のブティック「ビバ」の店員として働き、自身のスタイルを持った女性として描かれている。そのメアリーと同じく、洗練されたセンスが光るルーシー・ボイントンもモード界からの注目度が高く、「シャネル」のアンバサダーとしても活躍している。
ニューヨークで生まれ、幼少期にロンドンに移住したルーシー。12歳のときに、ピーターラビットの生みの親で、児童文学作家で画家のビアトリクス・ポターの伝記映画『ミス・ポター』(2006)で、主人公のビアトリクスの少女時代を演じ、女優デビュー。その後も幾つもの話題作に出演し、世界的に活躍する人気俳優の仲間入りを果たす。
そんな順調にキャリアを積むルーシーも今年で30歳。さらに大人の魅力が増した彼女が今年、「シャネル」のシンボルであるキルティング パターンを描いたファインジュエリーコレクション“ココ クラッシュ”の新ミューズに抜擢された。運命を決定づける出逢いの連続だったガブリエル シャネルの人生のように、交差するキルティングのラインが出逢いの物語を象徴する“ココ クラッシュ”。パリ・ブロンニャール宮殿で行われた新しいキャンペーンの撮影で、ルーシーは「出逢い」、そしてコレクションについて、こう語った。
「出逢いとは、私の人生を変えてくれたもの。はかないものだと感じます。でも出逢った人は、人生にとって本当に大切な人になります。“ココ クラッシュ”の好きなところは、どのアイテムもお互いを引き立てあいながら、重ねられること。特に大きなフープのイヤリングとイヤカフが好き。あまりピアスホールを開けてないから、こういった飾り方が大好きです」
いつも新たな“出逢い”を存分に楽しんでいるルーシーは、ガブリエル シャネルと同様に熱心な読書家としても有名で、自身のインスタグラムでもしばしばお気に入りの本を紹介している。以前、『マリ・クレール』UK版での取材で、読書の意義や魅力について話している。
「本を読むことで、自分の暮らしや現実世界から離れ、他の誰かの世界を経験できるのです。それは、共感するという、役者にとって必要不可欠なプロセスの訓練になるし、簡単にタイムトラベルや移動がかなう。脚本を読んでいると、それがすごく腑に落ちるんです。登場人物が暮らす世界がどんな場所で、彼女に命を吹き込んだら、どんな人物になるのか。私は読書の延長で演じる仕事をしているのだと思う」
特にホラーやスリラー小説が好きだと言う彼女の最新作は、タイムトラベル・ロマンス映画『グレイテスト・ヒッツ』。ルーシーは、その中で音楽と記憶が交錯する世界で、現在と過去を行き来する女性を見事に演じている。映画『グレイテスト・ヒッツ』は、ディズニープラスで配信中だ。
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