８日にちの東京とうきょう株式かぶしき市場いちばは売うり買かい交錯こうさく、日経にっけい平均へいきんは朝あさ安やす後ごに切きり返かえしたものの、後場ごば中盤ちゅうばん以降いこうは再ふたたび軟化なんかし結局けっきょくマイナス圏けんで引ひけている。

　大引おおびけの日経にっけい平均へいきん株価かぶかは前ぜん営業えいぎょう日び比ひ２５８円えん４７銭ぜに安やすの３万まん４８３１円えん１５銭ぜにと３日にちぶり反落はんらく。プライム市場いちばの売買ばいばい高だか概算がいさんは２４億おく１９２２万まん株かぶ、売買ばいばい代金だいきん概算がいさんは５兆ちょう３５０９億おく円えん。値上ねあがり銘柄めいがら数すうは５８８、対たいして値下ねさがり銘柄めいがら数すうは１０２７、変かわらずは３１銘柄めいがらだった。

　きょうの東京とうきょう市場いちばは強弱きょうじゃく観かんが拮抗きっこうし方向ほうこう感かんの見みえにくい地合じあいとなった。前日ぜんじつの米国べいこく株かぶ市場いちばではＮＹにゅーよーくダウ、ナスダック総合そうごう株価かぶか指数しすうともに軟調なんちょうで、米長よねなが期き金利きんりの上昇じょうしょうが全体ぜんたい相場そうばの重荷おもにとなった。これを受うけて東京とうきょう市場いちばも朝方あさがたはリスクオフムードとなり、日経にっけい平均へいきんは８００円えんを超こえて下落げらくする場面ばめんもあったが、その後ごは戻もどり足あしとなり前ぜん引ひけ時どき点てんでは上昇じょうしょうに転てんじていた。しかし、日経にっけい平均へいきんは３万まん５０００円えん台だいに入はいると戻もどり売うりが厚あつくなり、後場ごば後半こうはんに再ふたたびマイナス圏けんに押おし戻もどされた。個別こべつには好こう決算けっさん発表はっぴょうを受うけ半導体はんどうたいセクターの主力しゅりょく株かぶが買かわれ、投資とうし家か心理しんり改善かいぜんにつながったものの、一方いっぽうで決算けっさん内容ないようが悪わるかった銘柄めいがらには容赦ようしゃない売うりが浴あびせられ、全体ぜんたい相場そうばにも下落げらく圧力あつりょくが働はたらく格好かっこうとなった。全体ぜんたい売買ばいばい代金だいきんは５兆ちょう円えん台だいとやや減少げんしょう傾向けいこうにある。

　個別こべつでは、売買ばいばい代金だいきんトップとなったディスコ<6146.T>が大おおきく値ねを下さげ、アドバンテスト<6857.T>も軟調なんちょうだった。ソフトバンクグループ<9984.T>も下値したねを探さぐった。三井みつい住友すみともフィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクも利り食くわれた。ＳＵＭＣＯ<3436.T>が下落げらく率りつトップに売うり込こまれたほか、ジャックス<8584.T>が急落きゅうらく。資生堂しせいどう<4911.T>はストップ安すとっぷやすとなった。コーセー<4922.T>も大幅おおはば安やす。太陽誘電たいようゆうでん<6976.T>も商あきないを伴ともない大おおきく株価かぶか水準すいじゅんを切きり下さげている。

　半面はんめん、レーザーテック<6920.T>がストップ高すとっぷだかで買かい物ものを残のこす人気にんきとなった。ファーストリテイリング<9983.T>も上昇じょうしょうした。ダイキン工業だいきんこうぎょう<6367.T>が高たかく、ニトリホールディングス<9843.T>が活況かっきょう高だかとなった。キヤノン<7751.T>、ＨＯＹＡほーや<7741.T>なども上値うわねを追おった。ミガロホールディングス<5535.T>はストップ高すとっぷだかで値上ねあがり率りつ首位しゅい、富士ふじソフト<9749.T>、高島たかしま<8007.T>も値幅ねはば制限せいげんいっぱいに買かわれた。ニッパツ<5991.T>も物色ぶっしょく人気にんき。

出所しゅっしょ：MINKABU PRESS