ザコ舞台ぶたい「北斗ほくとの拳こぶし」開幕かいまく！角田つのだ信しん朗ろう、原はら哲夫てつおとの友情ゆうじょう噛かみしめ意気込いきごみ語かたる

「北斗ほくとの拳こぶし」を原作げんさくとした「舞台ぶたい『北斗ほくとの拳こぶし―世紀せいき末まつザコ伝説でんせつ―』」が、本日ほんじつ9月がつ6日にちに東京とうきょう・シアターGロッソにて開幕かいまく。本ほん公演こうえんに先駆さきがけ、公開こうかいゲネプロが実施じっしされた。

ケンシロウやラオウといった主要しゅようキャラクターではなく、「北斗ほくとの拳こぶし」の世界せかいで生いきるザコキャラクターにスポットを当あてた同どう舞台ぶたい。マンガやアニメでは語かたられないザコたちの私生活しせいかつが、オムニバス形式けいしきで描えがかれていく。物語ものがたりは世紀せいき末まつを思おもわせる荒廃こうはいした舞台ぶたい美術びじゅつの中なか、勢いきおいよくザコたちが登場とうじょうするシーンからスタート。アニメ「北斗ほくとの拳こぶし」の予告よこくでもおなじみの千葉ちば繁しげるが本ほん作さくでもナレーションを務つとめており、開幕かいまくから舞台ぶたいを盛もり上あげていく。またオープニングではクリスタルキングのムッシュ吉崎よしざきが、アニメの主題歌しゅだいか「愛あいをとりもどせ!!」を熱唱ねっしょうし、それに合あわせてA応おうPが華麗かれいなダンスを披露ひろうした。

劇げき中ちゅうでキャストが演えんじるのは全員ぜんいんザコのため、すぐに殺ころされてしまうが、次つぎのシーンでは別べつのザコとして登場とうじょう。それぞれが死しぬ間際まぎわにあげる個性こせいあふれる断末魔だんまつまも必聴ひっちょうだ。さらにマンガやアニメでは残虐ざんぎゃく非道ひどうな悪役あくやくとして描えがかれるザコたちだが、舞台ぶたい版ばんでは彼かれらの心しんの優やさしさや仲間なかまを思おもいやる一いち面めんも垣間見かいまみれる。原作げんさくに登場とうじょうするエピソードも随所ずいしょにちりばめられているため、原作げんさくファンも楽たのしめる演出えんしゅつが施ほどこされている。

ゲネプロ後ごの挨拶あいさつには、磯貝いそがい龍虎りゅうこ、河合かわい龍之介りゅうのすけ、寿ことぶき里さと、花園はなぞの直道なおみち、林野りんや健志たけし、ムッシュ、角田つのだ信しん朗ろう、A応おうPが登壇とうだん。磯貝いそがいは「まだまだフルスロットルで上あげていけるところもあって、もっとザコらしさや『北斗ほくとの拳こぶし』の世界せかい観かんを大事だいじにして切磋琢磨せっさたくましたいと思おもいます！」と意気込いきごみを語かたる。ムッシュは「1984年ねんのアニメ主題歌しゅだいかから関かかわらせていただいていますが、今回こんかいものすごく緊張きんちょうしています。孫まごとか娘むすめとか息子むすこの世代せだいの方々かたがたとやれることがうれしくて、感謝かんしゃしています」と心境しんきょうを述のべた。

またトリプルキャストの1人ひとりとしてジャギ役やくを演えんじる角田つのだは、「週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプでの連載れんさい当時とうじから『北斗ほくとの拳こぶし』の大だいファンで、息子むすこに賢けん士朗しろう、娘むすめに友里ゆうり亜あと名付なづけるくらいです。そんな子供こどもたち2人にんが作者さくしゃの原はら哲夫てつお先生せんせいと偶然ぐうぜん出会であったことから、僕ぼくと原はら先生せんせいとの友情ゆうじょうがスタートしまして、その縁えんでこの舞台ぶたいに立たたせていただいております。しっかりジャギを演えんじさせていただきます」と思おもいを口くちにした。

舞台ぶたい「北斗ほくとの拳こぶし -世紀せいき末まつザコ伝説でんせつ-」は、9月10日にちまでシアターGロッソにて上演じょうえん。ジャギ役やくは角田つのだ信しん朗ろう、武田たけだ幸三こうぞう、極楽ごくらくとんぼの山本やまもと圭けい壱いちが回かい替がわりで演えんじ、日替ひがわりでゲストも登場とうじょうする。なお同どう作さくのDVDが2018年ねん2月がつ末まつに発売はつばいされることが決定けってい。本編ほんぺんに加くわえ、日替ひがわりゲストの登場とうじょうシーンや回かい替がわりのジャギ登場とうじょうシーン、舞台裏ぶたいうらの映像えいぞうといった特典とくてん映像えいぞうが収録しゅうろくされる。さらに公演こうえん会場かいじょうか通販つうはんサイト・CLIE TOWNで予約よやくした人ひとには、千秋楽せんしゅうらくの全景ぜんけい定点ていてん映像えいぞうを収録しゅうろくしたディスクをプレゼント。

※ムッシュ吉崎よしさきの「崎さき」はたちざきが正式せいしき表記ひょうき。