クランチロールのアニメ・オブ・ザ・イヤーは「呪術じゅじゅつ廻まわり戦せん」！監督かんとく賞しょうなど複数ふくすう受賞じゅしょう

アメリカのアニメ配信はいしん事業じぎょう大手おおて・クランチロールが主催しゅさいする「クランチロール・アニメアワード2024」の授賞じゅしょう式しきが本日ほんじつ3月がつ2日にちに東京とうきょう・グランドプリンスホテル新しん高輪たかなわで開催かいさいされた。「アニメ・オブ・ザ・イヤー」は「呪術じゅじゅつ廻まわり戦せん」第だい2期き「懐ふところ玉だま・玉たま折おり」が受賞じゅしょう。本ほん記事きじでは各かくカテゴリの最優秀さいゆうしゅう賞しょう受賞じゅしょう結果けっかとあわせて、会場かいじょうで取材しゅざいした代表だいひょう者しゃのコメントや、国内外こくないがいのプレゼンターが出席しゅっせきしたオレンジカーペットの様子ようすをお届とどけする。

前年ぜんねんのベストアニメを表彰ひょうしょうするものとして、2017年ねんより開催かいさいされている「クランチロール・アニメアワード」。世界せかい各国かっこくの100人にん以上いじょうから成なる審査しんさ委員いいん会かいによって各かくカテゴリのノミネート作品さくひんが選出せんしゅつされ、審査しんさ委員いいん会かいと一般いっぱんからの投票とうひょうを経へて各かくカテゴリの最優秀さいゆうしゅう賞しょうが決定けっていする。授賞じゅしょう式しきにはノミネートされた作品さくひん関係かんけい者しゃのほか、プレゼンターとして国内こくないからはLiSAや栗山くりやま千明ちあき、海外かいがいからはポン・ジュノ監督かんとくら著名ちょめい人じんが出席しゅっせき。またYOASOBIや澤野さわの弘之ひろゆきらのライブパフォーマンスも披露ひろうされた。

「アニメ・オブ・ザ・イヤー」を受賞じゅしょうした「呪術じゅじゅつ廻まわり戦せん」第だい2期き「懐ふところ玉だま・玉たま折おり」。代表だいひょうして登壇とうだんしたMAPPAの瀬下せしも恵めぐみ介かいプロデューサーは「驚おどろいていますが、多おおくのお客きゃくさんに楽たのしんでいただけた結果けっかだと思おもいますので、大変たいへんうれしいです」「世界中せかいじゅうの方ほうに楽たのしんでいただけたというのは、本当ほんとうに現場げんばでアニメを作つくっていたスタッフ全員ぜんいんの願ねがいが叶かなったなというふうに思おもいます」と喜よろこびを噛かみ締しめる。今後こんごについて聞きかれると「芥見あくたみ（下々しもじも）先生せんせいが作つくられた原作げんさくに最大限さいだいげんに敬意けいいを払はらい、アニメを観みたいと待まってくださるお客きゃくさんのために作つくりたい」「いずれアニメも完結かんけつを迎むかえると思おもいますが、そこまで我々われわれは全力ぜんりょくでアニメを作つくります」と意気込いきごみを述のべた。

同おなじく「呪術じゅじゅつ廻まわり戦せん」第だい2期き「懐ふところ玉だま・玉たま折おり」で最優秀さいゆうしゅう監督かんとく賞しょうを受賞じゅしょうした御所ごしょ園えん翔太しょうた監督かんとく。「アニメ・オブ・ザ・イヤー」結果けっか発表はっぴょうの瞬間しゅんかんにトイレに立たってしまい、その受賞じゅしょうを知しらなかったという御所ごしょ園えん監督かんとくは、囲かこみ取材しゅざいの現場げんばでその旨むねを聞きき「そうなんだ！ わーい！」とまぶしい笑顔えがお。「初はじめての監督かんとく作品さくひんで手探てさぐりの中なか、瀬下せしもさんと二人三脚ににんさんきゃくで、スタジオの力ちからを借かりてなんとか乗のり越こえることができた」と感謝かんしゃを述のべ、「SNSやYouTubeで海外かいがいの方ほうの反応はんのうを見みてると、すごく元気げんきをもらえて、その力ちからで毎日まいにち制作せいさくできてるスタッフもたくさんいる。これからも“好すき”っていう発信はっしんをどんどんしていただけると」と海外かいがいのファンにも呼よびかけた。

さらに最優秀さいゆうしゅうアクション作品さくひん賞しょうや最優秀さいゆうしゅう撮影さつえい賞しょう、最優秀さいゆうしゅうキャラクターデザイン賞しょうなど複数ふくすうの賞しょうを獲得かくとくした「呪術じゅじゅつ廻まわり戦せん」第だい2期き「懐ふところ玉だま・玉たま折おり」。最優秀さいゆうしゅうキャラクターデザイン賞しょうの代表だいひょうとして、第だい1期きからメインキャラクターデザインを手てがける平松ひらまつ禎ただし史しが登壇とうだんした。平松ひらまつは「（自分じぶんの手てがけたキャラクターデザインを）若わかいスタッフたちが引ひき継ついで、作画さくがや映像えいぞう作づくりに努つとめてもらった。僕ぼく自身じしんは（第だい2期きの）現場げんばにはいなかったので、スタッフ全員ぜんいんのおかげだと思おもっています」とコメントした。

「『鬼おに滅めつの刃は』刀鍛冶かたなかじの里さと編へん」も最優秀さいゆうしゅうアニメーション賞しょうと最優秀さいゆうしゅう美術びじゅつ賞しょう、最優秀さいゆうしゅうファンタジー作品さくひん賞しょうを受賞じゅしょう。代表だいひょうとして最優秀さいゆうしゅうアニメーション賞しょうでは時とき透とおる無む一いち郎ろう役やくの河西かさい健吾けんごが、最優秀さいゆうしゅう美術びじゅつ賞しょうでは竈門かまど炭たん治郎じろう役やくの花はな江こう夏樹なつきがトロフィーを受うけ取とった。河西かさいは「ワールドツアーで世界せかい各国かっこくを回まわらせていただくと、本当ほんとうに熱量ねつりょうを感かんじる方々かたがたばかり。世界中せかいじゅうの方々かたがたの後押あとおしがあってこうして素敵すてきな賞しょうに選えらんでいただいた。いちファンとして毎回まいかい劇場げきじょうで観みたいと思おもえるクオリティでしたので、美術びじゅつという賞しょうを受賞じゅしょうできたのは非常ひじょうにうれしいです」と喜よろこびを語かたり、花江はなえも「ワールドツアー上映じょうえいを回まわらせてもらっていて、現地げんちのファンの熱あつい思おもいと愛情あいじょうを受うけ取とっています。それが自分じぶんたちの力ちからに変かわっています」と海外かいがいのファンにメッセージを贈おくった。

最優秀さいゆうしゅうオリジナルアニメ賞しょうを受賞じゅしょうした「Buddy Daddies」の浅井あさい義之よしゆき監督かんとくは驚おどろきと喜よろこびを隠かくせない様子ようす。「基本きほん的てきにコメディ、笑わらってもらえる作品さくひんが作つくりごたえがある。賞しょうをいただいて自信じしんがついたというか（笑）、これから先さきも楽たのしんでもらえるアニメを作つくっていければ」と述のべた。25周年しゅうねんを迎むかえるタイミングで最優秀さいゆうしゅう継続けいぞくシリーズ賞しょうに輝かがやいた「ONE PIECE」の現げんシリーズディレクター・小山こやま保徳やすのりは、「これまで携たずさわったすべてのスタッフの皆みなさんのおかげだと思おもっています。25年ねんで培つちかったものを大事だいじにしつつも、それにとどまることなく実験じっけん的てきなところ、挑戦ちょうせん的てきなところを忘わすれずに新あたらしいものを目指めざしていきたい」と意気込いきごんだ。

最優秀さいゆうしゅうロマンス作品さくひん賞しょうに選えらばれたのは「ホリミヤ -piece-」。石浜いしはま真しん史し監督かんとくは「こんなにうれしいんだな、というぐらいうれしいです。ほかのノミネート作品さくひんがすごい作品さくひんばかりだったので、（最優秀さいゆうしゅう賞しょうは）獲えれないだろうなって気楽きらくに観みていた」と顔かおをほころばせる。「いいおっさんなんですが（笑）キュンキュンする世界せかい観かんを大事だいじに、できるだけフレッシュな感かんじにしたいと気きを付つけました」とロマンス賞しょう受賞じゅしょう作さくならではのこだわりを述のべ、海外かいがいのファンに向むけて「今後こんごも飽あきることなくとにかく日本にっぽんのアニメを観みて応援おうえんして、感想かんそうを発信はっしんしてほしいです。怒おこってもけなしてもいいです。それが全部ぜんぶエネルギーになるので」と呼よびかけた。最優秀さいゆうしゅう日常にちじょう系けい作品さくひん賞しょうを受賞じゅしょうした「ぼっち・ざ・ろっく！」からは、キャラクターデザイン・総そう作画さくが監督かんとくのけろりらが登壇とうだん。「本当ほんとうにありがたいです。原作げんさくもまだ続つづいていきますし、またさらなる応援おうえんをいただけたらありがたいです」とコメントした。

授賞じゅしょう式しきでパフォーマンスを披露ひろうした澤野さわの弘之ひろゆきとKOHTA YAMAMOTOは、「『進撃しんげきの巨人きょじん』The Final Season完結かんけつ編へん（前編ぜんぺん）」で最優秀さいゆうしゅう作曲さっきょく賞しょうを2年ねん連続れんぞくで受賞じゅしょう。KOHTA YAMAMOTOは「作品さくひんの力ちからが本当ほんとうに大おおきかったと思おもいます。この作品さくひんに投票とうひょうしてくれた世界中せかいじゅうのファンの方ほうにも感謝かんしゃを伝つたえたいです」と喜よろこびを語かたり、「作品さくひんの世界せかい観かんに寄より添そったものを作つくるのが大前提だいぜんていですが、1曲きょくとして聴きいても楽たのしめるものを作つくりたいと常々つねづね思おもっています。日常にちじょうのいろんなシーンで聴きいていただいて、アニメのサントラから人生じんせいの1曲きょくのようなものを見みつけてもらえたら」と呼よびかける。澤野さわのは「アニメは終おわってしまったんですが、これからもいろんな方ほうに作品さくひんを愛あいしていただき、音楽おんがくと一緒いっしょにずっと楽たのしんでいただければうれしいです」とメッセージを贈おくった。

YOASOBIは「アイドル」で最優秀さいゆうしゅうアニソン賞しょうを受賞じゅしょうするとともに、会場かいじょうでも同どう楽曲がっきょくのパフォーマンスを堂々どうどう披露ひろう。Ayaseは「たくさんの人ひとに聴きいてもらえること、『【推おしの子こ】』という大好だいすきな作品さくひんとともに世界中せかいじゅうの方ほうに愛あいしてもらえていることをうれしく思おもいます」ともともと大だいファンだったという作品さくひんとの出会であいに感謝かんしゃを述のべる。ikuraも「私わたしたちの予想よそうしていなかったところまで、たくさんの方ほうに聞きいていただけるようになった。これからもYOASOBIはそういったつながりを大切たいせつにしながら音楽おんがく活動かつどうをしていけたら」と語かたった。

最優秀さいゆうしゅう長編ちょうへんアニメ賞しょうに輝かがやいたのは映画えいが「すずめの戸締とじまり」。新海しんかい誠まことは「『アイドル』が生なまで聴きけるなんてびっくりです」と笑顔えがお。自身じしんがクランチロールのスタッフとともに仕事しごとをした経験けいけんを振ふり返かえり、「クランチの人ひとたちがいかにアニメーションを愛あいしているか、いかに情熱じょうねつをもってアニメーションを本気ほんきで世界せかいに広ひろげようとしているかを目まの当あたりにしまして、とても感動かんどうしました。今日きょうも感動かんどうしています」と述のべ、感謝かんしゃの思おもいを伝つたえた。

そのほか「クランチロール・アニメアワード2024」では「何なにがあっても守まもりたい」キャラクター賞しょう、最優秀さいゆうしゅう主演しゅえんキャラクター賞しょうなど全ぜん23の部門ぶもん賞しょうと、9つの言語げんごの最優秀さいゆうしゅう賞しょう声優せいゆう賞しょうを発表はっぴょう。ノミネート作品さくひんおよび最優秀さいゆうしゅう賞しょうの結果けっかは記事きじ末まつのリストで確認かくにんを。