焼やき芋いもの爆発ばくはつも実体験じつたいけん、「最初さいしょの晩餐ばんさん」監督かんとくが食しょくをテーマにした理由りゆう語かたる

「最初さいしょの晩餐ばんさん」のイベントが10月29日にちに東京とうきょう・角川かどかわ試写ししゃ室しつで行おこなわれ、監督かんとくの常盤ひたち司郎しろう、Soup Stock Tokyoの創業そうぎょう者しゃ・遠山とおやま正道せいどうが登壇とうだんした。

「最初さいしょの晩餐ばんさん」では、父ちちの通夜つやに母ははが出だした目玉焼めだまやきから始はじまる“通夜つやぶるまい”が描えがかれる。染谷そめや将太しょうた、戸田とだ恵めぐみ梨香りか、窪くぼ塚づか洋介ようすけ、斉藤さいとう由貴ゆき、永瀬ながせ正敏まさとしらが出演しゅつえんした。

常盤ときわとは親交しんこうが深ふかいという遠山とおやま。本ほん作さくの感想かんそうを「僕ぼくの好すきな『蒲田かまた行進曲こうしんきょく』を超こえた。家族かぞくとはなんなのか？ 家族かぞくの1人ひとりひとりが積極せっきょく的てきに絆きずなを構築こうちくしていくのが家族かぞくだというメッセージを受うけ取とった」と伝つたえた。それを受うけ常盤ときわは「観みる人ひとによって変かわっていく映画えいが。200人にんいたら200通とおりの家族かぞくの思おもい出でがあるはず。この作品さくひんを観みると、自分じぶんの家族かぞくについて考かんがえざるを得えないと思おもう」と語かたる。

また遠山とおやまは、映画えいがで食たべ物ものが印象いんしょう的てきに描えがかれていることに触ふれ「家族かぞくの物語ものがたりを食しょくに集中しゅうちゅうさせていて、目玉焼めだまやき1つから話はなしが広ひろがっていくのも面白おもしろい。食しょくは万国ばんこく共通きょうつうだからテーマとしてもいい」と述懐じゅっかい。常盤ときわは「家族かぞくのことを振ふり返かえるとき、食しょくが関係かんけいしていることが多おおい。劇げき中ちゅうで描えがかれる焼やき芋いもが爆発ばくはつするエピソードも実体験じつたいけん。僕ぼくが本当ほんとうに嫌きらいな食材しょくざいも劇げき中ちゅうに出でてきます。家族かぞくで囲かこんだ食卓しょくたくでの会話かいわも、無言むごんもすべて記憶きおくであり、家族かぞくとの思おもい出で」と明あかした。

「最初さいしょの晩餐ばんさん」は11月1日にちより東京とうきょう・新宿しんじゅくピカデリーほか全国ぜんこくでロードショー。