「ウォッチメン」エミー賞で作品賞を含む11部門受賞、主演女優賞にはゼンデイヤも
2020年9月21日 12:59
7 映画ナタリー編集部
第72回プライムタイム・エミー賞の授賞式がアメリカ現地時間9月20日に開催。最多26ノミネートされていたHBO製作のドラマ「ウォッチメン」が、リミテッドシリーズ作品賞など11部門で最多受賞を果たした。
アラン・ムーア原作の同名コミックの続編として、現代が舞台のオリジナルストーリーを全9話で描いた「ウォッチメン」。リミテッドシリーズ / テレビムービー部門ではレジーナ・キングの主演女優賞、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世の助演男優賞などを獲得した。
ドラマシリーズ部門の作品賞を受賞したのは、同じくHBO製作の「キング・オブ・メディア」(別題:「メディア王~華麗なる一族~」「サクセッション」)。1月に行われた第77回ゴールデングローブ賞での作品賞(ドラマ部門)に続く受賞となった。同ドラマから主演男優賞にダブルノミネートされていたジェレミー・ストロングとブライアン・コックスだが、今回はストロングにトロフィーが渡った。「キング・オブ・メディア」は同部門の監督賞や脚本賞を含む計7部門で受賞している。
コメディシリーズ部門では、このほどシーズン6で完結を迎えたカナダ発の「シッツ・クリーク」が作品賞や演技賞などの主要部門を独占。テレビムービー作品賞には、ヒュー・ジャックマン主演でアメリカ史上最大とも言われる約12億円の巨額横領事件の顛末を描いた「バッド・エデュケーション」が選出されている。
そのほか個人賞では「ユーフォリア/EUPHORIA」のゼンデイヤがドラマシリーズ部門主演女優賞、「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」のマーク・ラファロがリミテッドシリーズ / テレビムービー部門の主演男優賞に輝いた。
テレビ芸術科学アカデミーの公式YouTubeチャンネルでは、授賞式の様子や受賞者の抜粋コメントなどを観ることができる。
第72回エミー賞 主な受賞結果
ドラマシリーズ部門
<作品賞>
「キング・オブ・メディア」
<主演男優賞>
ジェレミー・ストロング「キング・オブ・メディア」
<主演女優賞>
ゼンデイヤ「ユーフォリア/EUPHORIA」
<助演男優賞>
ビリー・クラダップ「ザ・モーニングショー」
<助演女優賞>
ジュリア・ガーナー「オザークへようこそ」
<監督賞>
アンドリー・パレーク「キング・オブ・メディア」
<脚本賞>
ジェシー・アームストロング「キング・オブ・メディア」
コメディシリーズ部門
<作品賞>
「シッツ・クリーク」
<主演男優賞>
ユージーン・レヴィ「シッツ・クリーク」
<主演女優賞>
キャサリン・オハラ「シッツ・クリーク」
<助演男優賞>
ダニエル・レヴィ「シッツ・クリーク」
<助演女優賞>
アニー・マーフィ「シッツ・クリーク」
<監督賞>
アンドリュー・チヴィディーノ、ダニエル・レヴィ「シッツ・クリーク」
<脚本賞>
ダニエル・レヴィ「シッツ・クリーク」
リミテッドシリーズ / テレビムービー部門
<リミテッドシリーズ作品賞>
「ウォッチメン」
<テレビムービー作品賞>
「バッド・エデュケーション」
<主演男優賞>
マーク・ラファロ「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」
<主演女優賞>
レジーナ・キング「ウォッチメン」
<助演男優賞>
ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世「ウォッチメン」
<助演女優賞>
ウゾ・アドゥーバ「Mrs. America(原題)」
<監督賞>
マリア・シュラーダー「アンオーソドックス」
<脚本賞>
デイモン・リンデロフ&コード・ジェファーソン「ウォッチメン」
tAk @mifu75
「ウォッチメン」エミー賞 で作品 賞 を含 む11部門 受賞 、主演 女優 賞 にはゼンデイヤも https://t.co/vGjcucg6Z6