「騙だまし絵えの牙きば」大泉おおいずみ洋ひろしが両親りょうしんの感想かんそう明あかす、母ははからは「こういう映画えいがに出でなさい」

「騙だまし絵えの牙きば」の“ダマキバ感謝かんしゃ祭さい”が本日ほんじつ4月がつ9日にちに大阪おおさか・大阪おおさかステーションシティシネマで行おこなわれ、主演しゅえんを務つとめた大泉おおいずみ洋ひろし、監督かんとくの吉田よしだ大八だいはちが登壇とうだんした。

塩田しおだ武士たけしが大泉おおいずみを主人公しゅじんこうに当あて書がきした同名どうめい小説しょうせつを映画えいが化かした本ほん作さく。出版しゅっぱん不ふ況きょうと権力けんりょく争あらそいに揺ゆれる出版しゅっぱん社しゃ・薫風くんぷう社しゃの雑誌ざっしトリニティの編集へんしゅう長ちょう・速水はやみの生いき残のこりを懸かけた大だい逆転ぎゃくてん劇げきを描えがく。

本ほん作さくとしては初はじめての東京とうきょう以外いがいでの実施じっしとなった本日ほんじつのイベント。出演しゅつえんする舞台ぶたいが大阪おおさかで公演こうえん中ちゅうのため登壇とうだんの叶かなった大泉おおいずみは「舞台ぶたい挨拶あいさつと言いえば東京とうきょうでやりがちだが私わたしはどうしても大阪おおさかでしたい！ということで大阪おおさかに来きました」とうそぶきながら、観客かんきゃくへの感謝かんしゃを伝つたえる。周囲しゅういの反響はんきょうについては「普段ふだんの作品さくひん以上いじょうに、いい感想かんそうをいただくことが多おおいです。いつもはまったく感想かんそうを送おくってこない父ちちからも『大変たいへん面白おもしろく拝見はいけんしました』とメールが届とどきました」と告白こくはく。また、母親ははおやからは「こういう映画えいがに出でなさい」とアドバイスを受うけたという。吉田よしだも「今いままでのどの作品さくひんよりも、ストレートに面白おもしろかったと熱あつい感想かんそうをいただくことが多おおい」と反響はんきょうの大おおきさを明あかした。

イベントでは新人しんじん編集へんしゅう者しゃ・高野たかの恵めぐみ役やくの松岡まつおか茉優からのメッセージも上映じょうえい。大泉おおいずみは「きっと宣伝せんでん部ぶに頼たのまれたんでしょうねえー」と茶化ちゃかしつつ、松岡まつおかの「一緒いっしょに北海道ほっかいどうに行いきたい！ 北海道ほっかいどうの大地だいちが大泉おおいずみさんをどう歓迎かんげいするのか目まの当あたりにしたい！」という要望ようぼうには「皆みなさんが思おもうほど北海道ほっかいどうは歓迎かんげいしてくれない。いつも見みてる親戚しんせきのおじさんが来きた、みたいに落おち着ついた雰囲気ふんいきで迎むかえられるんですよ」とコメントする。吉田よしだは「それでも行いってみたい。北海道ほっかいどうに限かぎらず、観みていただける方ほうがいるならどこでも行いきたいです」と全国ぜんこく行脚あんぎゃへの意欲いよくを見みせた。

4月がつ3日にちに48歳さいの誕生たんじょう日びを迎むかえたばかりの大泉おおいずみに、吉田よしだがサプライズで花束はなたばを贈おくる場面ばめんも。今後こんごの抱負ほうふを尋たずねられると、大泉おおいずみは「48歳さいこそは立派りっぱな大人おとなになって、かっこいい映画えいがにたくさん出しゅったい！ かっこいい大人おとなになりたい。かっこいい大人おとなになるべく『水曜すいようどうでしょう』を辞やめます！」と冗談じょうだん交まじりに衝撃しょうげき発言はつげん。最後さいごに「やりたいこと、好すきなことを探さがして必死ひっしになって懸命けんめいに生いきる大人おとなの物語ものがたり。観み終おわったあとにがんばる気持きもちが湧わく作品さくひんだと思おもいます。春はるということで新あたらしいことを始はじめる方ほうや、学生がくせいの皆みなさんにも刺激しげきになると思おもうのでたくさん観みていただきたいです」と映画えいがをアピールし、イベントを締しめくくった。

「騙だまし絵えの牙きば」は全国ぜんこくで公開こうかい中ちゅう。