“お政治ぬき”に面白い!選挙コメディ「決戦は日曜日」をジャーナリストや作家が絶賛
2021年12月15日 15:00
2 映画ナタリー編集部
窪田正孝と宮沢りえの共演作「決戦は日曜日」にジャーナリスト、弁護士、作家など著名人から応援コメントが寄せられた。
「決戦は日曜日」は、ことなかれ主義の議員秘書・谷村勉と、病に倒れた父に代わって出馬することになった新人候補者・川島有美の選挙活動をシニカルに描く社会派コメディ。谷村役の窪田、有美役の宮沢のほか、赤楚衛二、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真らがキャストに名を連ねる。「ピンカートンに会いにいく」の坂下雄一郎が監督と脚本を担当した。
本作を鑑賞したヴァイオリニストの廣津留すみれは「リアルすぎて笑えない痛烈な風刺との葛藤に思わず唸ってしまう、もはやモダンアート!」と感嘆。デーブ・スペクターは「お政治ぬきに面白い! 日本の政治の裏の裏まで分かり、コメディーであると同時に真剣に考えさせられる」と“お世辞抜き”に絶賛した。ほかにも、それぞれの視点から本作の風刺やリアリティにうなる感想が届いている。
「決戦は日曜日」は1月7日より全国ロードショー。
廣津留すみれ(ヴァイオリニスト)コメント
つい吹き出してしまうコミカルな描写と
リアルすぎて笑えない痛烈な風刺との葛藤に思わず唸ってしまう、もはやモダンアート!
浜田敬子(ジャーナリスト)コメント
「政治とは所詮こんなもの」。そんな諦めと惰性を描くこの映画の世界を、私たちは笑えるだろうか。
柳澤秀夫(ジャーナリスト)コメント
政治の信頼が厳しく問われている今、政治はいったい誰のためのものなのか?
この素朴な疑問に斬新な切り口で迫ってくる。
政治とは国民、あるいは政治家自身、はたまた政治家の取り巻きのためのものなのか?
政治家の一番身近にいる秘書の目を通して、コミカルに、しかしシリアスに問いかけてくる実にユニークな作品だ。
この映画を見れば次の選挙がこれまでになく興味深いもの見えてくるに違いない!
デーブ・スペクター(放送プロデューサー)コメント
お政治ぬきに面白い! 日本の政治の裏の裏まで分かり、コメディーであると同時に真剣に考えさせられる。
後援会から選挙事務所まで超リアルでキャスティングも絶妙。
いつも「選挙は大変だ」と聞くが、「決戦は日曜日」でやっと分かった!
元村有希子(毎日新聞論説委員)コメント
「政治=主義主張という美名に隠されている利害関係の衝突」(アンブローズ・ビアス「悪魔の辞典」)。
選挙の内幕をシニカルにコミカルに描いて秀逸。
最も世間知らずの新人候補が最もまともに見えるのはどうしたわけだ。
大谷昭宏(ジャーナリスト)コメント
怒って、笑って、また怒って。これまで日本にはなかった本格的ポリティカルコメディ。
2世、3世議員だらけのカラクリがわかったぞ!
若狭勝(元衆議院議員・弁護士)コメント
何度も国会議員選挙を体験し、選挙及び政治の裏側に精通した私から見ても、コミカルと思いきや、
実は、リアルティに富み、政治の在るべき姿を考えさせられる傑作!
立岩陽一郎(ジャーナリスト)コメント
日本にもいよいよ政治をエンターテイメントとして楽しめる映画が登場した。
笑いの全てが痛烈な風刺とともに迫ってくる。
与党の有力議員、世襲、地盤・看板・カバン、そして汚職。
あまりのリアルさに、この映画を選挙時に上映したら公選法(選挙の公正)違反だと訴えられるかもしれない。
石戸諭(ノンフィクションライター)コメント
選挙の現場はいつだって“喜劇”があふれている。
かかわる人は誰もがおおまじめ。
笑えるけれど、じつはリアルな選挙コメディ、ここに誕生。
江上剛(作家)コメント
誰も見たことがない衆議院選挙の裏側。
抱腹絶倒の後にこの国の政治を変えなくてはならないと義憤MAX100%。
あなたみたいな空気を読めない議員がいなけりゃ政治は変わらない。
がんばれ川島ゆみ! 応援するぜ!
三浦崇宏(The Breakthrough Company GO代表取締役 PR / Creative Director)コメント
人生で5回、選挙を手伝ったことがある。(四勝一敗)
つくづく選挙は思い通りにならない。
だからこそ面白いし、だからこそ闘う価値がある。
人生と同じだ。だが、なぜ思い通りにならないのか。その答えがこの映画の中にはある。
近藤サト(フリーアナウンサー)コメント
爆笑コメディの可能性を可能性のまま抑え、淡々と慎み深く極上の笑いを誘う宮沢りえの演技! これには参りました。
菊地幸夫(弁護士)コメント
「我々国民は主権者であり選挙を通じてその主権を行使するのだ」
などと言っているとこの映画に笑われてしまう!
この映画でお腹を抱えて笑いながら日本の政治を勉強しよう!
野村修也(中央大学教授・弁護士)コメント
ニヤニヤが心地よい。選挙は虚像を生み出す不思議な儀式。
そこに潜む喜劇を俳優陣の快演がシニカルに切り取る。
その痛快さを「各々」に伝えたい。
舘野晴彦(幻冬舎統括編集長)コメント
世界で最も過酷な職業は代議士秘書だ。
人間のあらゆる負の感情を熟知し粛々と事を運ぶ。
主人公のやり手秘書・谷村が巻き込まれる笑えない狂騒に爆笑した。
窪田正孝が物凄く巧み
若新雄純(プロデューサー / 慶應大学特任准教授)コメント
誰がまともで、誰が狂っているのか。
“狂ったまとも”が風刺する、政治家・支援者・有権者たちによる人間臭くて馬鹿らしくてちょっと愛おしい僕たちの社会。
岸田雪子(ジャーナリスト)コメント
腐ってても。濁ってても。知らん顔してた。あきらめてきた、昨日までは。
でもこの映画を見たら、変われるかもしれない。
どんなトンデモ政治家も「育てている」のは、私たちだから。
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(c)2021「決戦は日曜日」製作委員会
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