「ストレイ 犬けんが見みた世界せかい」×市川いちかわラクのコラボマンガ連載れんさい、著名ちょめい人じんのコメント到着とうちゃく

ドキュメンタリー「ストレイ 犬けんが見みた世界せかい」の公開こうかいを記念きねんし、マンガ家か・市川いちかわラクによる全ぜん5話わのマンガ「『ストレイ』イスタンブール通信つうしん」の連載れんさいが決定けってい。映画えいが公式こうしきTwitterにて第だい1話わが公開こうかいされた。

トルコ・イスタンブールに暮くらす3匹ひきの犬いぬの視点してんから、行いき交かう街まちの人々ひとびとやさまざまな問題もんだいを抱かかえる人間にんげん社会しゃかいを見みつめた本ほん作さく。動物どうぶつ愛護あいごに関かんする国民こくみんの意識いしきが高たかいトルコでは、路上ろじょう動物どうぶつの殺ころせ処分しょぶんや捕獲ほかくが違法いほうとされており、作中さくちゅうには自立じりつ心しんが強つよいゼイティン、人懐ひとなつっこいナザール、シリア難民なんみんに寄より添そう子犬こいぬのカルタルが登場とうじょうする。

マンガ「オダリスク」などトルコをテーマにした作品さくひんを発表はっぴょうし、トルコ好すきのためイスタンブールへ移住いじゅうした市川いちかわ。「『ストレイ』イスタンブール通信つうしん」では、イスタンブールでの実体験じつたいけんなどを交まじえ人間にんげんと犬いぬのエピソードを描えがいている。2話わ以降いこうは毎週まいしゅう木曜もくよう18時じに投稿とうこう予定よていだ。

またこのたび本ほん作さくを鑑賞かんしょうした著名ちょめい人じんのコメントも到着とうちゃく。本ほん作さくの予告編よこくへんでナレーションを担当たんとうした二階堂にかいどうふみは「地球ちきゅうに生いきている生いき物ものは人間にんげんだけではないということを前提ぜんていにした社会しゃかい基盤きばんを作つくっていけたら、悲かなしいこともなくなっていくはず。私わたしたちが、もっと寛容かんようになるには？ この映画えいがにはそのヒントが詰つまっています」とつづり、ミュージシャンの矢野やの顕子あきこは「ずっと観みていたい。犬いぬと崩くずれた壁かべと人ひとの気持きもちと。わたしたちはゼイティンと一緒いっしょに街まちを歩あるき回まわる。首輪くびわを持もたない、家いえを持もたない、しかし、生いきる意思いしを持もって」と語かたっている。

また作家さっかの古川ふるかわ日出男ひでおは「人ひとに飼かわれない犬いぬが、人ひとを癒いやす。私わたしたちが知しらない国くにに、私わたしたちの本当ほんとうに求もとめる犬いぬたちがいる。極きわめて『遠とおい場所ばしょ』で、しかし、境界きょうかいを平然へいぜんと越こえる救すくいのようなものが存在そんざいしているさまに、とても打うたれた」とコメント。シンガーソングライターの七尾ななお旅人たびびとは「犬いぬの透明とうめいな眼差まなざしを借かりてこの世界せかいの実相じっそうを視みる、稀有けうなドキュメンタリー」と伝つたえた。

なお、「ストレイ 犬けんが見みた世界せかい」の公開こうかいに際さいし、犬いぬ保護ほご活動かつどう応援おうえんチャリティの実施じっしも決定けってい。本ほん作さくの前売まえうり券けんとトルコの高級こうきゅう菓子かしブランド「ディヴァン」の「チョコレートピスタチオロクム」のセット及および、通常つうじょう前売まえうり券けんの売うり上あげの一部いちぶを保護ほご犬けん猫ねこマッチングサイト・OMUSUBIを通とおして動物どうぶつ保護ほご団体だんたいへ寄付きふする。

エリザベス・ローが監督かんとくを務つとめた「ストレイ 犬けんが見みた世界せかい」は3月がつ18日にちより東京とうきょう・ヒューマントラストシネマ渋谷しぶやほか全国ぜんこくで順次じゅんじロードショー。

※記事きじ初出しょしゅつ時じ、内容ないように一部いちぶ誤あやまりがありました。お詫わびして訂正ていせいいたします

二階堂にかいどうふみ（女優じょゆう）コメント

ローアングルの犬目いぬめ線せんの撮影さつえいから見みえてくる、犬いぬに関かんするたくさんの新あたらしい発見はっけん。犬いぬが街まちに普通ふつうにいるのが当あたり前まえで、そこはナチュラルな愛情あいじょうにあふれている。彼かれらの尊厳そんげんを大切たいせつにしたうえで、人間にんげん以外いがいにも動物どうぶつがいるということが前提ぜんていのコミュニティが作つくられているのが、すごく素敵すてきでした。地球ちきゅうに生いきている生いき物ものは人間にんげんだけではないということを前提ぜんていにした社会しゃかい基盤きばんを作つくっていけたら、悲かなしいこともなくなっていくはず。私わたしたちが、もっと寛容かんようになるには？ この映画えいがにはそのヒントが詰つまっています。

矢野やの顕子あきこ（ミュージシャン）コメント

ずっと観みていたい。犬いぬと崩くずれた壁かべと人ひとの気持きもちと。わたしたちはゼイティンと一緒いっしょに街まちを歩あるき回まわる。首輪くびわを持もたない、家いえを持もたない、しかし、生いきる意思いしを持もって。

古川ふるかわ日出男ひでお（作家さっか）コメント

人ひとに飼かわれない犬いぬが、人ひとを癒いやす。私わたしたちが知しらない国くにに、私わたしたちの本当ほんとうに求もとめる犬いぬたちがいる。極きわめて「遠とおい場所ばしょ」で、しかし、境界きょうかいを平然へいぜんと越こえる救すくいのようなものが存在そんざいしているさまに、とても打うたれた。

七尾ななお旅人たびびと（シンガーソングライター）コメント

野犬やけんの捕獲ほかく＆殺ころせ処分しょぶんが違法いほうである珍めずらしい国くにトルコの裏うら路地ろじを、犬目いぬめ線せんの低ひくさで追おうカメラが捉とらえる、シリア難民なんみんなど、もうひとつのストレイヤー（はぐれもの）たち。犬いぬの透明とうめいな眼差まなざしを借かりてこの世界せかいの実相じっそうを視みる、稀有けうなドキュメンタリー。

石野いしの卓球たっきゅう（DJ / 音楽おんがくプロデューサー）コメント

数すう年ねん前まえに行いったイスタンブールではこの映画えいがのとおり犬いぬと人間にんげんが共存きょうぞんしてました。

斉藤さいとう洋ひろし（児童じどう文学ぶんがく作家さっか、「ルドルフとイッパイアッテナ」著者ちょしゃ）コメント

そこには、私わたしの知しらないイスタンブールと、私わたしの幼年ようねん期きの東京とうきょうがあり、世界せかい内ない存在そんざいとしての犬いぬがいる。

宮崎みやざき学がく（自然しぜん界かいの報道ほうどう写真しゃしん家か）コメント

犬いぬも人ひとも本来ほんらい自由じゆうだ。そこに社会しゃかいの秩序ちつじょを求もとめるとカオスが生うまれる。
犬いぬの視線しせんで語かたるカメラワークが見事みごとな視覚しかく言語げんごで迫せまってくる。

小川おがわ糸いと（作家さっか）コメント

綺麗事きれいごとばかり言いっていられないこの世よの中なかで、難民なんみんと野良犬のらいぬが、食たべ物ものと温ぬくもりを分わかち合あう。
互たがいを信頼しんらいする眼差まなざしに、勇気ゆうきづけられました。

犬山いぬやま紙子かみこ（エッセイスト）コメント

犬いぬの視線しせんが淡々たんたんと映うつし出だすのは、人間にんげんがなかったことにしていることだ。

友とも森もり玲子れいこ（ミグノンプラン代表だいひょう / 動物どうぶつ病院びょういん、動物どうぶつ保護ほご団体だんたい運営うんえい）コメント

犬いぬの視点してんで見みつめるイスタンブールのストリート。私わたしたちの街まちは彼かれらの目めにどう映うつるだろう。
何なにも評価ひょうかせず、全すべてを受容じゅようして生いきる犬いぬ達たちに忘わすれていた事ことを思おもい出ださせてもらった。

栗野くりの宏文ひろふみ（ユナイテッドアローズ上級じょうきゅう顧問こもん）コメント

イヌ、それは尊厳そんげんと優やさしさに満みちた無産むさん者しゃだ。ヒト、それは利己りこ主義しゅぎや拝金はいきん主義しゅぎに毒どくされた情なさけない存在そんざいだ。