夏休なつやすみに中学生ちゅうがくせい向むけの映画えいが制作せいさくワークショップ開催かいさい、特別とくべつ講師こうしに真ま利子りし哲也てつや

中学生ちゅうがくせい向むけの映画えいが制作せいさくワークショップ「TIFFティーンズ映画えいが教室きょうしつ2023」が、8月がつに東京とうきょう・千代田ちよだ区くで開催かいさいされる。

これは、第だい36回かい東京国際映画祭とうきょうこくさいえいがさいユース部門ぶもんの特別とくべつ企画きかくとして、一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじんこども映画えいが教室きょうしつとともに実施じっしするワークショップ。7年ねん目めとなる今回こんかいは、特別とくべつ講師こうしとして「ディストラクション・ベイビーズ」「宮本みやもとから君きみへ」の真利子まりこ哲也てつやが参加さんかし、受講じゅこう者しゃはプロの映画えいが監督かんとくやスタッフとともに本格ほんかく的てきな映画えいが作づくりに挑戦ちょうせんできる。完成かんせいした作品さくひんは、10月23日にちからスタートする第だい36回かい東京とうきょう国際こくさい映画えいが祭さいでワールドプレミア上映じょうえいされる。

真ま利子りしは「どんな映画えいがにも良よいところがあるもので、デタラメなものこそ素晴すばらしかったりする。夏休なつやすみの子こどもたちがみんな一緒いっしょになって、わからないことは考かんがえて発見はっけんしながら、映画えいがの奥おくの深ふかさをトコトン遊あそび尽つくしたいと思おもいます」とつづった。

参加さんか費ひは無料むりょうで、定員ていいんは18名めい。同どう映画えいが祭さいの公式こうしきサイトで、7月がつ14日にちまで申もうし込こみを受うけ付つけている。

真利子まりこ哲也てつや コメント

小学生しょうがくせいの頃ころ、父ちちがテレビで録画ろくがした映画えいがをよく一緒いっしょに観みていました。映画えいが館かんにも連つれていってもらって、知しらないうちに映画えいがは特別とくべつな体験たいけんだと思おもうようになりました。中学生ちゅうがくせいになって家いえの近ちかくのレンタルビデオ店てんで自分じぶんから映画えいがを観みるようになって、高校生こうこうせいの頃ころにはぼんやりと自分じぶんが好すきな映画えいがができて、大学生だいがくせいではじめて映画えいがの話はなしをする友達ともだちができて、サークルの8mmカメラで短編たんぺん映画えいがを作つくりはじめました。気きの向むくままに遊あそんでいたあの頃ころの短編たんぺん映画えいがは、今いまでもぼくの代表だいひょう作さくです。映画えいがは十人十色じゅうにんといろで正解せいかいも間違まちがいもなかったりするからおもしろい。どんな映画えいがにも良よいところがあるもので、デタラメなものこそ素晴すばらしかったりする。夏休なつやすみの子こどもたちがみんな一緒いっしょになって、わからないことは考かんがえて発見はっけんしながら、映画えいがの奥おくの深ふかさをトコトン遊あそび尽つくしたいと思おもいます。

土肥どい悦子えつこ（一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじんこども映画えいが教室きょうしつ代表だいひょう）コメント

映画えいがには、正解せいかいはありません。チームのみんなが「これがいい！」と出だした納得なっとく解かいがあるだけです。このとき、(1) 大人おとなが手出てだし口出くちだししない、ことで、こどもたちが否応いやおうなしに自みずから考かんがえ、コミュニケーションをとり、決定けっていしていきます。そして、(2) 本物ほんものの映画えいが人じんに出会であう、ことで、真摯しんしなものづくりや映画えいが人じんの“映画えいが観かん”を体感たいかんしていきます。講師こうしやスタッフは中学生ちゅうがくせいたちを見守みまもり、応援おうえんし、認みとめていきます。このことは彼かれら彼女かのじょらにとって大おおきな自信じしんとなるでしょう。多感たかんな中学生ちゅうがくせいたちにとって、この「人ひととかかわらずには完成かんせいさせられず」また「自分じぶんと向むき合あわずにはいられなくなる」映画えいがづくりという体験たいけんは、その人生じんせいにおいて大おおきな意味いみを持もつものになると思おもいます。
この活動かつどうは、映画えいがづくりというキャリア教育きょういくでもあり、また、コミュニケーション能力のうりょくを培つちかうものでもあり、メディアリテラシーでもあり、なにより人間にんげん教育きょういくとしてこどもたちの大おおきな成長せいちょうの機会きかいとなるでしょう。