「マッドマックス」Mattが宣伝部隊長、錦鯉長谷川&バイきんぐ小峠と一言だけ吹替
2024年5月8日 7:00
134 映画ナタリー編集部
映画「マッドマックス:フュリオサ」の日本語吹替版にタレントのMatt、スキンヘッドの芸人である長谷川雅紀(錦鯉)と小峠英二(バイきんぐ)が参加していることが明らかに。白塗りスキンヘッド姿が特徴的な武装集団ウォーボーイズが発する一言に声を当てる。このたび収録現場のレポートが到着した。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でシャーリーズ・セロンが演じた戦士フュリオサの若き日々が描かれる「マッドマックス:フュリオサ」。ジョージ・ミラーが監督を務め、フュリオサ役でアニャ・テイラー=ジョイ、暴君ディメンタス将軍役でクリス・ヘムズワースが出演した。吹替版ではフュリオサにファイルーズあい、ディメンタスに三宅健太が声を当てるほか、小林ゆう、津田健次郎、大塚明夫、玄田哲章、千葉繁が参加している。
映画のプロモーションに当たり、自身の芸名を「Matt Max(マットマックス)」に改め、宣伝部隊長を務めるMatt。「名前で仕事が来たなって思いました! マッドですね!」とオファーを喜びながら、初体験だったというアフレコを「普段自分のことを『Matt』『僕』『自分』としか言ったことがなくて、初めて自分の口から『俺』って言ったのが新鮮でした。『俺』とか『いいかー!』とか、自分が言ったことがない言葉がたくさんあり、僕の中で解放された部分がありました」と振り返る。
Mattは、宣伝部隊長としての意気込みを「(主人公の)メイクが気になっているのでモノマネメイクでもしてみようかなと思っています。アニャちゃんがすごくかわいいいなと思ったので、アイメイクとか、おでこのほうもしっかり塗ってあるのが面白いですし、いろいろ宣伝していきたいと思います」とコメント。今後、長谷川と小峠の白塗りスキンヘッド姿をプロデュースする予定だそうで、「少し肩幅が足りないのかな? でも顔とスキンヘッドの感じはいいですね。もう少し首とか、胸の辺りをちゃんとメイクしてあげたいですね」と話した。
前作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を爆音上映で注目を集めた東京・立川シネマシティで鑑賞したという長谷川。公開を控える新作には「やはりスピード感には期待したいと思います。前作の場合は、そんなことを考えさせるひまがないくらいだった。それくらいワクワクドキドキさせてほしいですね」と期待する。小峠も前作が公開された2015年を振り返り、「芸人界ではみんな観ていて。面白い、面白いと。狂った世界感や振り切った描写というか。この唯一無二の感覚は素晴らしいですよね。ロックとかパンクとか曲を映像化しているような。疾走感とか。もう何も考えないじゃないですか。無茶苦茶じゃないですか。破滅的というか、破壊的というか。僕の好きなものが全部詰まっている気がします」と話す。
今回のオファーについては「容姿でしょ、これ、間違いなく。このフォルムで決めたんでしょ!」と長谷川はツッコみ、「ハゲているからでしょうね。一択でしょう。ハゲてテレビに出てるから使うか、みたいな感じでしょう」と小峠も冷静に分析。そしてライバルとして闘志を燃やす2人はウォーボーイズ風の白塗りメイクでアフレコ現場に登場した。長谷川は「ライバルだなと思いましたね。(小峠は)普段から怒って歩いていますから。そこがちょっと、僕より上かも知れないですね。悔しいですけど。でも『マッドマックス』が好きなんで。負けたくないです。ウォーボーイズは、俺のものだ!」とアピール。一方の小峠も「(ウォーボーイズは)みんな僕みたいな体型ですよね、どちらかと言えば。スタイル的には僕のほうが合っているんじゃないですかね。(長谷川は)根が優しいですからね。だいぶ無理してると感じましたね」と譲らない。
洋画の吹き替え初挑戦となった長谷川だが、収録を終え「バッチリでした。この格好だったからこそ湧き出てくるもの。“俺はウォーボーイズ”という気持ちで行けたので(白塗りで)やってよかったです。ほとんど一発OKみたいなものでしたが、音響監督が『君は、マッドマックスの申し子だ』という目をしていましたね」と自信たっぷり。小峠は「俺を見ろ!」という一言の吹替で、「『なんて日だ!』と同じくらいのパワーでやらせていただきました。まさか『マッドマックス』の本編に出れるなんて、“なんて日だ!”」と大ファンのシリーズに携われた喜びを明かした。
「マッドマックス:フュリオサ」は5月31日より全国ロードショー。
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