いがらしみきお絶賛ぜっさん、川上かわかみさわ初はつ長編ちょうへんとなる青春せいしゅん映画えいが「地獄じごくのSE」が公開こうかい決定けってい

川上かわかみさわの初はつ長編ちょうへんとなる監督かんとく作さく「地獄じごくのSE」が、10月26日にちに東京とうきょう・ポレポレ東中野ひがしなかので公開こうかいされる。

“狂くるいの雰囲気ふんいき”が解とき放はなたれた海辺うみべの町まちを舞台ぶたいに、14歳さいの中学生ちゅうがくせいたちの青春せいしゅんが描えがかれる本ほん作さく。川上かわかみが19歳さいのときに初はつ監督かんとくを務つとめ、2022年ねんのカナザワ映画えいが祭さいでグランプリを受賞じゅしょうした「散文さんぶん、ただしルール」のスカラシップ作品さくひんとして製作せいさくされた。立教大学りっきょうだいがくの現代げんだい心こころ理学部りがくぶ 映像えいぞう身体しんたい学科がっかに在籍ざいせきする川上かわかみにとって初はつの劇場げきじょう公開こうかい作さくで、自みずから配給はいきゅう・宣伝せんでんも行おこなう。

あわせて、ZINE作家さっかのmiyuwakiが手てがけたポスタービジュアルも解禁かいきん。一度いちど印刷いんさつしたポスターを手てで折おり畳たたみ、その折おり目めも模様もようとして取とり込こんだデザインとなった。

また公開こうかいに向むけて、マンガ家かのいがらしみきお、「ぬいぐるみとしゃべる人ひとはやさしい」を監督かんとくした金子かねこ由ゆかり里奈りな、作家さっかの五ご所しょ純子じゅんこからコメントが到着とうちゃく。いがらしは「これほど純度じゅんどの高たかい映画えいがを目めにするのはひさしぶりだ。あらゆる形式けいしきを蹴けとばして、川上かわかみさわ監督かんとくは自分じぶんの真まっ黒くろい穴あなの中なかに旅立たびだち、そして見事みごとに帰還きかんした。『地獄じごくのSE』という血ちまみれのお土産みやげを手てに」と絶賛ぜっさんしている。3人にんのコメント全文ぜんぶんは以下いかの通とおり。

いがらしみきお コメント

これほど純度じゅんどの高たかい映画えいがを目めにするのはひさしぶりだ。
あらゆる形式けいしきを蹴けとばして、川上かわかみさわ監督かんとくは自分じぶんの真まっ黒くろい穴あなの中なかに旅立たびだち、そして見事みごとに帰還きかんした。
「地獄じごくのSE」という血ちまみれのお土産みやげを手てに。

金子かねこ由ゆかり里奈りな コメント

映画えいがそれ自体じたいの豊ゆたかさを引ひき出だす映画えいがが一番いちばんすごいと思おもっていて、私わたしはずっとそういうものが撮とりたい。
「地獄じごくのSE」はそんな作品さくひんだった。

五ご所しょ純子じゅんこ コメント

世界せかいのなにもかもが犯罪はんざい的てきにツノを出だして、
世界せかいのなにもかもが意味深いみしん長ちょうにヤリを出だして、
アタマを抱かかえて、メダマを押おされて、
思春期ししゅんきの、ナマモノが睥睨へいげいしあう、そんな映画えいが。
ヒト、コマ、コトバ、真まっ直すぐ斜ななめに進すすんでいく。
かってに生いきて、ちょっと死しぬ。
ちょっと死しんで、かってに生いきる。