ブリトラ完全かんぜんリニューアル！新しん体制たいせい第だい1弾だんライブは「ひとりのうた」始はじまりの「青あおのり」締しめ

ブリーフ＆トランクスが昨日きのう9月がつ8日にちに東京とうきょう・Spotify O-EASTでワンマンライブ「『ブリトラ完全かんぜんリニューアル祭まつり2024』“ノスタルジースペシャル1998～2000”」を開催かいさいした。

ブリトラは、2022年ねん6月がつの神奈川かながわ・KT Zepp Yokohama公演こうえん「『ブリトラファイナルハーモニー2022』～泣なきどころが全まったくない細ほそ根ね卒業そつぎょうコンサート～」をもって細ぼそ根ね誠まこと（Vo, Harp）がグループを脱退だったいし、現在げんざいは伊藤いとう多賀たが之の（Vo, G）によるソロプロジェクトとして活動かつどう中ちゅう。細ほそ根ねの卒業そつぎょうコンサートから約やく2年ねんの沈黙ちんもくを破やぶり、ついに新生しんせいブリトラがマニア（ブリトラファンの呼称こしょう）の前まえに姿すがたを見みせることとなった。

新生しんせいブリトラの船出ふなでを飾かざったのは、伊藤いとうによるアコースティックギター弾ひき語がたりによる「ひとりのうた」。この曲きょくは1人ひとりでいることをポジティブに捉とらえた歌うたで、伊藤いとうのソロプロジェクトとなった今いまのブリトラにぴったりの内容ないようだ。2曲きょく目めからはバックバンドが登場とうじょうし、ブリトラのステージに花はなを添そえた。伊藤いとうは「今日きょうはたくさんノスタルジーしますが、いいですか？」と話はなしてから楽曲がっきょく「みそ汁しるストロー」へとつなぐ。続つづいて1998年ねん発表はっぴょうのデビューシングル曲きょく「さなだむし」では、美うつくしいコーラスワークによって「さなだ虫ちゅう」「もらいゲロ」「核かく家族かぞく」といったフレーズがシュールかつリッチに表現ひょうげんされた。

曲きょく間あいだで観客かんきゃくが「フォー！」と盛もり上あがり、スマホでライブの様子ようすを撮影さつえいしている姿すがたを目まの当あたりにした伊藤いとうは、「いいね！ 海外かいがいのライブみたい！」と歓喜かんき。さらに「これまで2人ふたりで活動かつどうしてたんで、僕ぼくのソロになってみんなの視線しせんを一人占ひとりじめできると思おもったんです。でも、そんなことないですね」と笑わらい、早速さっそくバンドメンバーを紹介しょうかいしていく。ブリトラ史上しじょう最大さいだい人数にんずうのサポートメンバーとして、今回こんかいのライブには加藤かとういづみ（Cho）、大木たいぼくWill（Cho）、梶原かじはら健生たけお（G）、高山たかやま和かず芽め（Key）、伊藤いとう千明ちあき（B）、松田まつだ翔しょう（Dr）、雨宮あまみや麻未あさみ子こ（Violin）の7人にんが参加さんか。伊藤いとうはたっぷり時間じかんをかけて1人ひとりひとりを紹介しょうかいした。なおステージの様子ようすは伊藤いとうの計はからいによりスマートフォンでの写真しゃしん、動画どうが撮影さつえいが全編ぜんぺんにわたって許可きょかされており、SNSではハッシュタグ「#ブリトラ」でファンショットの数々かずかずをチェックできる。

またライブ中盤ちゅうばんには「長年ながねんの知人ちじんがどうしても挨拶あいさつしたいということで」という触ふれ込こみから、伊藤いとうとスクリーンに映うつるコインロッカーとの“テレビ電話でんわ”がスタート。コインロッカーは伊藤いとう扮ふんするロックミュージシャンでどう見みても日本にっぽんの街並まちなみが背景はいけいながらも「ラスベガスにいる」とのことだった。ステージの伊藤いとうとスクリーンのコインロッカーは流暢りゅうちょうに会話かいわを進すすめ、Simon & Garfunkel「Sound of Silence」をコラボで披露ひろう。テレビ電話でんわ後ご、伊藤いとうは中学ちゅうがく時代じだいに作つくり、のちに問題もんだい作さくとして話題わだいとなる「小しょうフーガ ハゲ短調たんちょう」を披露ひろうした。

ライブ後半こうはんには伊藤いとうとバンドメンバーが横よこ一いち列れつに並ならび、ボイスパーカッションありのアカペラ編成へんせいで「チョベリバ」を歌唱かしょう。ここでもメンバー紹介しょうかいタイムがあり、各かくメンバーが渾身こんしんのボイパを炸裂さくれつさせる。そんな中なか、伊藤いとうはハットを被こうむり、突然とつぜんマイケル・ジャクソンに扮ふんしてムーンウォークを決きめて喝采かっさいを浴あびるも、汗あせだくに。着替きがえ中ちゅうのMCは伊藤いとうの無茶むちゃ振ぶりにより加藤かとうが担当たんとうした。

その後ご、公演こうえんタイトルにちなんで、伊藤いとうは上京じょうきょうしたばかりの頃ころのエピソードを話はなし始はじめる。彼かれは19歳さいのときに経堂きょうどう駅えきから徒歩とほ1分ぶんの部屋へやを借かりたが内うち見みをしなかったため、持もってきた荷物にもつが収おさまらない16平米へいべい、4畳じょう半はんにユニットバスという狭せまい部屋へやで暮くらすことになった。ある日ひ、そんな部屋へやに友達ともだち8人にんが遊あそびに来きて、“川かわの字じ”ならぬ“テトリス”のように重かさなり合あって寝ねたという。伊藤いとうはそんな中なかで「最近さいきんしっぽまで」という歌うたメロを思おもい付つき、夜通よどおしリフレインしていた。すると朝あさになって目めを覚さました友人ゆうじんたちが口くちをそろえて「最近さいきんしっぽまで」と歌うたうようになったそうだ。なおこのフレーズは、のちに「平成へいせいたいやき物語ものがたり」という曲きょくになった。この日ひの公演こうえんではそんな「平成へいせいたいやき物語ものがたり」も披露ひろうされ、観客かんきゃくはブリトラの長ながい歴史れきしを感かんじながら楽曲がっきょくに耳みみを傾かたむけた。

白熱はくねつしたパフォーマンスで駆かけ抜ぬけたライブ本編ほんぺんのあと、アンコールでは伊藤いとう扮ふんするコインロッカーがスクリーンに再ふたたび登場とうじょう。彼かれは「ロッカーだからさ、69℃のお湯ゆを浴あびると瞬間しゅんかん移動いどうできる」とラスベガスから駆かけ付つけることに。そしてコインロッカーズとして、「柔やわら突起とっき」をパフォーマンスした。通常つうじょうのブリトラに戻もどったあとには「石いし焼やきイモ」「権力けんりょくハニー」というラブソングが届とどけられ、ライブは名曲めいきょく「青あおのり」でフィニッシュ。伊藤いとうは約やく2年ねんぶりのライブに充実じゅうじつ感かんをみなぎらせ、「これからはもっとライブやっていくんで！」と宣言せんげんしてマニアを喜よろこばせた。

なお昨日きのう9月がつ8日にちには新生しんせいブリトラ初はつのCD作品さくひん「ブリトラリニューアルビッグミニ」が発売はつばいされた。1998年ねんから2000年ねんのブリトラ楽曲がっきょくから厳選げんせんされた楽曲がっきょくのリメイクバージョン6曲きょく、ハモり付つきカラオケ全曲ぜんきょく、音声おんせいコンテンツ「オダギリ的てき人生じんせいラジオ」を収録しゅうろくした1枚まいとなっている。

セットリスト

「ブリトラ完全かんぜんリニューアル祭まつり2024」“ノスタルジースペシャル1998～2000” 2024年ねん9月がつ8日にち Spotify O-EAST

01. ひとりのうた
02. 外反母趾がいはんぼし
03. みそ汁しるストロー
04. さなだ虫ちゅう
05. ホルマリン漬づけの君きみ
06. となりのやな橋はし
07. プチプチ
08. ブルマン
09. 小しょうフーガ ハゲ短調たんちょう
10. チョベリバ
11. かたくり粉こ
12. 平成へいせいたいやき物語ものがたり
13. コンビニ
14. ペチャパイ
15. 犬いぬ女おんな
16. クラブ
＜アンコール＞
17. 柔やわら突起とっき
＜アンコール2＞
18. 石いし焼やきイモ
19. 権力けんりょくハニー
20. 青あおのり

ブリーフ＆トランクス「ブリトラリニューアルビッグミニ」収録しゅうろく曲きょく

01. 犬いぬ女おんな～26周年しゅうねんバージョン～
02. 外反母趾がいはんぼし～26周年しゅうねんバージョン～
03. かたくり粉こ～26周年しゅうねんバージョン～
04. となりの柳橋やなぎばし～26周年しゅうねんバージョン～
05. ブルマン～26周年しゅうねんバージョン～
06. 青あおい春はる～26周年しゅうねんバージョン～
07. オダギリ的てき人生じんせいラジオ2024
08. 犬いぬ女おんな（ハモり付つきオリジナルカラオケ）
09. 外反母趾がいはんぼし（ハモり付つきオリジナルカラオケ）
10. かたくり粉こ（ハモり付つきオリジナルカラオケ）
11. となりの柳橋やなぎばし（ハモり付つきオリジナルカラオケ）
12. ブルマン（ハモり付つきオリジナルカラオケ）
13. 青あおい春はる（ハモり付つきオリジナルカラオケ）