星野ほしのはじめかたった文筆ぶんぴつとしての原点げんてん執筆しっぴつスタイルの変化へんか最新さいしんさく「いのちの車窓しゃそうから 2」でかんじた手応てごた

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星野ほしのはじめのエッセイしゅう「いのちの車窓しゃそうから 2」の出版しゅっぱん記念きねんしたトークイベントが本日ほんじつ10がつ1にち東京とうきょう・HMV&BOOKS SHIBUYAで開催かいさいされた。

星野源(撮影:山口宏之)

星野ほしのはじめ撮影さつえい山口やまぐち宏之ひろゆき

おおきなサイズでる(ぜん15けん

しん感触かんしょく」をまっすぐにつづったエッセイしゅう

星野源(撮影:山口宏之)

星野ほしのはじめ撮影さつえい山口やまぐち宏之ひろゆき拡大かくだい

いのちの車窓から 2

星野ほしのはじめ「いのちの車窓しゃそうから 2」
Amazon.co.jp

「いのちの車窓しゃそうから 2」は、雑誌ざっし「ダ・ヴィンチ」で2014ねん12がつごうにスタートした星野ほしののエッセイ連載れんさい「いのちの車窓しゃそうから」を書籍しょせきした作品さくひん。2017ねん3がつ発売はつばいだい1かん「いのちの車窓しゃそうから」につづだい2かんとして昨日きのう9がつ30にち刊行かんこうされた。初版しょはんは12まんで、だい1かんわせた累計るいけい発行はっこう部数ぶすうは57まん突破とっぱしている。

このだい2かんには、2017ねんから2023ねんまでの連載れんさい原稿げんこうに4へんろしをくわえたけい27へんとあとがきを収録しゅうろく笑顔えがおうらかかえていた虚無きょむかん、コロナでの日々ひび楽曲がっきょく喜劇きげき」の創作そうさく秘話ひわ進化しんかする音楽おんがく制作せいさく大切たいせつひととのわかれ、あたらしい出会であいと未来みらいについてなど、7ねんはんにわたる星野ほしの日々ひび創作そうさく周囲しゅうい人々ひとびと、そしてその時々ときどきの「しん感触かんしょく」をまっすぐにつづったエッセイしゅうとなっている。

左から小田部仁、星野源。(撮影:山口宏之)

ひだりから小田部おたべひとし星野ほしのはじめ。(撮影さつえい山口やまぐち宏之ひろゆき拡大かくだい

イベントはイヤーブック「YELLOW MAGAZINE」の編集へんしゅう担当たんとうする小田部おたべひとしが、星野ほしの質問しつもんげかけていくかたち進行しんこう書籍しょせき作業さぎょうについてかれた星野ほしのは「本当ほんとう連載れんさい終了しゅうりょうした去年きょねんにやろうとおもってたんですけど、たくさんきょくかなきゃいけなくて。それこそ『LIGHTHOUSE』(若林わかばやし正恭まさやすとのトーク番組ばんぐみ)でいっぱいきょくつくったり、シングルも2きょくしましたし」と連載れんさい終了しゅうりょう直後ちょくご音楽おんがく集中しゅうちゅうしていたことをかえりつつ、「連載れんさい加筆かひつ修正しゅうせいもありますし、ろしもってけたというよりは作品さくひん大事だいじなピースとしてつくりたかったので、3カ月かげつくらいかけてじっくりやったんですけど、やっとてうれしい」と刊行かんこうよろこびをかたった。

文筆ぶんぴつとしての原点げんてん執筆しっぴつスタイルの変化へんか

星野源(撮影:山口宏之)

星野ほしのはじめ撮影さつえい山口やまぐち宏之ひろゆき拡大かくだい

文筆ぶんぴつとしての原点げんてんわれた星野ほしのは「小学生しょうがくせいころから国語こくご授業じゅぎょうきで、感想かんそうぶんとか作文さくぶんとかきで、文章ぶんしょう仕事しごとにもあこがれがあって、勝手かっていてたんですよね」と回想かいそうおなじように趣味しゅみだった音楽おんがく演技えんぎ仕事しごとになっていく一方いっぽう文章ぶんしょうくことはなかった星野ほしのだが、“メールで自分じぶんおもいをうまくつたえられない”という困難こんなん直面ちょくめんするなかで、文筆ぶんぴつ仕事しごとにしてしまおうとおもったという。

星野源(撮影:山口宏之)

星野ほしのはじめ撮影さつえい山口やまぐち宏之ひろゆき拡大かくだい

そこからきなエッセイの影響えいきょうけつつ、自分じぶんなりの文章ぶんしょう追求ついきゅうしていくなかで、自分じぶんにしかけないような文章ぶんしょうにたどりけたのが本書ほんしょだとかたった星野ほしの。「はじめたころ面白おもしろ文章ぶんしょうきたいなとおもって、面白おもしろ体験たいけんさがすみたいなかんじだったんですけど、このエッセイについてはとくなにかんがえないですんですよ。きながらわりがえてくる。自分じぶん一番いちばんスリリングで、どうやってわるのというところからきゅうにスパンとキレイにわるときがあって。それがすごく気持きもちいいんですよ」と執筆しっぴつスタイルの変化へんかかす。

自分じぶん強調きょうちょうしたいおもいをけずっていく理由りゆう

星野源(撮影:山口宏之)

星野ほしのはじめ撮影さつえい山口やまぐち宏之ひろゆき拡大かくだい

執筆しっぴつにあたってこころがけていることをかれた星野ほしのは「作為さくいてきなにかをしないということをけていて、自然しぜん自分じぶんからてくるものをめるようにしている」と回答かいとう。「自分じぶんはなしいてあるエッセイなので、どうしてもエゴみたいなものがてきちゃうんですけど、自分じぶん強調きょうちょうしたいおもいをいたらそれをけずっていく」というかれは「自分じぶんがその体験たいけんをしたときはなにかが強調きょうちょうされていたわけじゃないし、強調きょうちょうしたいおもいをとしたら、ひと自分じぶんおなじように体験たいけんできるんじゃないかなとおもって」とその理由りゆう説明せつめいした。

星野源(撮影:山口宏之)

星野ほしのはじめ撮影さつえい山口やまぐち宏之ひろゆき拡大かくだい

エッセイの執筆しっぴつは“自分じぶんとの対話たいわ / セラピー”であり、執筆しっぴつちゅう自分じぶん感情かんじょうたいして「本当ほんとうにそうおもってる?」といういをかえすのだという星野ほしの。「たとえば“かなしかった”があるとして“かなしい”が100%なの? 本当ほんとうに?といていくと、70%は“かなしい”なんだけど、20%は“どうでもいい”で、10%は“面白おもしろい”だったりするんですよ。そこをうそかないでくと“かなしい”でいっぱいだったおもいが昇華しょうかされてらくになったりするんですよ」と執筆しっぴつ意義いぎかたった。

今後こんご表現ひょうげん活動かつどうについて

星野源(撮影:山口宏之)

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星野ほしの今後こんご表現ひょうげん活動かつどうについて「まえ同時どうじにいろんな仕事しごとをしたいというおもいがあったんですけど、いま音楽おんがくにしろ、役者やくしゃのお仕事しごとにしろ、文筆ぶんぴつにしろ、1個いっこ1個いっこじっくりやっていけたらいいなとおもっていて」とコメントし、「もうやらないみたいのは基本きほんてきにない」とかたる。

そして最後さいご読者どくしゃへのメッセージをもとめられた星野ほしのは「今日きょうはこのあとラジオなんですけど、そこでしゃべることとか歌詞かしけることと、エッセイでけることって全部ぜんぶつたえられるものがちがう。とくにエッセイはエッセイでしかけないなにかがあるとおもっていて。そこに今回こんかい到達とうたつできたぞっておもうんですよね。文筆ぶんぴつ星野ほしのはじめ表現ひょうげん形作かたちづくられたんじゃないかなと自分じぶんでもおもうことができて」と手応てごたえを強調きょうちょう。「自分じぶん大事だいじなものとか、すごくしんどかったおもいをいてはいるんですけど、どれもいま星野ほしのはじめつくったものではあるとおもうので、んでいただきたいです」とびかけた。

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てれびのスキマ/戸部とべ まこと @u5u

星野ほしのはじめかたった文筆ぶんぴつとしての原点げんてん執筆しっぴつスタイルの変化へんか最新さいしんさく「いのちの車窓しゃそうから 2」でかんじた手応てごたえ https://t.co/kdiZcCD6z9

星野ほしのまえ同時どうじにいろんな仕事しごとをしたいというおもいがあったんですけど、いま音楽おんがくにしろ、役者やくしゃのお仕事しごとにしろ、文筆ぶんぴつにしろ、1個いっこ1個いっこじっくりやっていけたらいいなと」

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