ヘクセンティアールから帰かえって、しばらく・・・

「近ちかごろ、よく食たべてませんか？」

最近さいきんは、大人おとなと同おなじものを食たべられるようになった、ユニィと「創作そうさく料理りょうりアリア」で、食事しょくじ中ちゅうの私わたしたちだが・・・

「これ、おいしいの！」

溶岩ようがん蛙かえるのレアステーキ・・・

どうやって焼やいた！？

「溶岩ようがん」だろ！

「うーん・・・また、みかんとかがうまいっていうか・・・」

「ここのところ・・・「襲おそって」きませんね・・・」

イリアが、ちょっと怖こわい。

まるで、「おいコラ撫なでろや！」ってな犬いぬみたいだ。

「そ・・・そお？」

心当こころあたりは、ある・・・

「い・・・いやあ・・・キングコブラの開ひらきが意外いがいとイケる・・・」

ごまかす私わたし。

「ママ・・・赤あかちゃんいるの？」

ギクッ！

ユニィ・・・

時々ときどき、この子こは鋭するどい。

「そうなんですね？」

「はい。旦那だんな様さま・・・」

はい、白状はくじょう！

私わたしもまさか、性欲せいよくがストップするたあ思おもわなかった。

不審ふしんがられてたか。

「私わたし、そんなにスケベ猫ねこ？」

「はい。勝かてるのは、エラル一族いちぞくだけでしょう。」

酷ひどい！

「でも、そんなミリアム様さまも好すきですよ。」

うっひゃあ！

亭主ていしゅが、甘あまやかしてくる！

助たすけて！(棒読ぼうよみ)

そんな私わたしたちを、見みる視線しせん・・・

「パパとママ・・・らぶらふなの！

えんまんふうふで、こくみんのみなさんのおてほんなの！」

もう！

この子こってば！

「ユニィは、きょうだいがたのしみなの！」

猫ねこは、無節操むせっそうなのです・・・