(Translated by https://www.hiragana.jp/)
【アニメ2期決定】転生貴族、鑑定スキルで成り上がる~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~ - 第40話 軍議
挿絵表示切替ボタン
配色はいしょく






行間ぎょうかん
文字もじサイズ
▼メニューバー
×じる
ブックマーク機能きのう使つかうにはログインしてください。
【アニメ2決定けってい転生てんせい貴族きぞく鑑定かんていスキルでがる~弱小じゃくしょう領地りょうちいだので、優秀ゆうしゅう人材じんざいやしていたら、最強さいきょう領地りょうちになってた~ 作者さくしゃ未来みらいじんA

ブックマークに追加ついかしました

設定せってい

更新こうしん通知つうち 0けん登録とうろくちゅう上限じょうげん400けん

設定せってい保存ほぞんしました
エラーが発生はっせいしました

カテゴリ

文字もじ以内いない
ブックマークへ移動いどう

ブックマークを解除かいじょしました。

 40/279

だい40 ぐん

 カナレじょう到着とうちゃくする。かいとあっていちかいのように兵士へいしめられることなく、簡単かんたんとおることが出来できた。


「アルスよくたな……レイヴンのこと残念ざんねんだった……しいおとこくしてしまった……」


 ぐんちょうルメイルは沈痛ちんつう面持おももちでそうった。


「レイヴンのいたんでいるひまは、いまわたしにはないのがつらいところだ。ほかの領主りょうしゅたちがあつまり次第しだいぐん開始かいしする」

承知しょうちしました」


 その、しばらくつとほかの領主りょうしゅたち登城とじょうしてきた。以前いぜんおなじく円卓えんたくこしをかける。


「まず、ぐんはじめるまえはなしがある。先日せんじつ、ランベルク領主りょうしゅ、レイヴン・ローベントがやまいたおんでしまった。戦場せんじょうではだれよりも活躍かつやくする、才気さいきあふれたおとこであった……」


 ほかにん領主りょうしゅは、すでにちちっているためおどろきはしないが、沈痛ちんつう面持おももちではなしく。


我々われわれにレイヴンのかなしんでいるひまはない。このカナレの未来みらいのためにたたかつづけることこそ、レイヴンへのちょういとなろう」


 ルメイルは力強ちからづよ口調くちょうでそうった。そのあとわたしがるようにうながした。


っているだろうが、このアルスがレイヴンのあとをぎ、ローベント当主とうしゅとなる。まだ子供こどもだが精神せいしんてきには大人おとなわらないくらい立派りっぱである。かなら領主りょうしゅとしてのつとめをたすだろう」


 あらためてルメイルがわたし紹介しょうかいおこなった。


 ここはわたしなにったほうさそうだな。


しん領主りょうしゅのアルスです。若輩じゃくはいしゃですが精一杯せいいっぱい役目やくめたしたいとおもいます」


 普通ふつうすぎる挨拶あいさつだが、へん挨拶あいさつをしてひかれるよりマシであろう。


 わたし挨拶あいさついていたものたちが拍手はくしゅはじめる。かずじゅうびょうみ、わたしふたた着席ちゃくせきした。


「それではぐんはじめる。このにいるもの意見いけんがあれば挙手きょしゅをしてってくれ。的外まとはずれなことってもおこったりばっあたえたりはしないので、遠慮えんりょせずにうのだぞ」


 ルメイルはそうった。

 領主りょうしゅだけでなく家臣かしんたちの意見いけんもきちんとがあるみたいだな。


 チラリとリーツたちに視線しせんける。

 リーツはわたしうとかるうなずいた。なにかあればうという合図あいずだろう。

 ロセルはリーツのうしろにかくれるようにしていた。

 どうもロセルは、人見知ひとみしりを発動はつどうさせているみたいだ。これは意見いけんうことに期待きたい出来できそうにない。


「まずは現在げんざい状況じょうきょうくわしく説明せつめいしようではないか。メナス、たのんだ」

「かしこまりました」


 ルメイルは、家臣かしんのメナス・レナードに説明せつめいまかせた。


「まず、クランさま当家とうけとでは、水面すいめん色々いろいろやりとりがおこなわれております。今回こんかい挙兵きょへいをしたのは、せん算段さんだんったからとのはなしです。現在げんざいのマサをふくよんぐんと、南側みなみがわぐん合計ごうけいきゅうぐん調しらべりゃく成功せいこうしており、さらにローファイルしゅうより最強さいきょう名高なだかいメイトロー傭兵ようへいだん契約けいやくをして十分じゅうぶん戦力せんりょく保持ほじしており、つのは確実かくじつだそうです」


 当然とうぜんだが結構けっこう色々いろいろやってるんだな。あにもそれなりに能力のうりょくはあるようだ。

 ただ、つのは確実かくじつうのは誇張こちょうだろう。

 せん確実かくじつなんてないだろうし、おとうとほう当然とうぜんだまってみているわけではないだろうからな。


西側にしがわにあるぐん唯一ゆいいつ、ペレーナぐんだけが調しらべりゃくおうじていません。ペレーナぐん立地りっち条件じょうけんてきにクランさまにつかなければ、完全かんぜんてきかこまれると状況じょうきょうになるのですが、それでもクランさまにはかず、バサマークさまくと主張しゅちょうえないそうです。わたしたちにはこのペレーナぐん調しらべりゃく、もしくはせんとせとのいのちました」


 ペレーナぐんは、カナレのとなりぐんであり、最近さいきん小競こぜいのえない場所ばしょだ。


 そうなると調しらべりゃくむずかしい、じゃあせんとすことになるのか。


調しらべりゃくむずかしいかもしれませんが、たたかわずにとすにしたことはないので、まずは調しらべりゃくこころみるつもりです。そこで皆様みなさま調しらべりゃくのアイデアをおきしたいとおもっております」


 調しらべりゃくをするのか。予想よそうはずれたな。


 しかし調しらべりゃくする方法ほうほうかれてもからないな。なにせペレーナぐん情報じょうほうはないにひとしいのだから。


 ふと、リーツをると挙手きょしゅしていた。


「アイデアがあるのか? はなしてみよ」


 ルメイルがそうった。

 何人なんにんかマルカじんであるリーツをて、侮蔑ぶべつする表情ひょうじょうかべたが、ルメイルにそんな様子ようすまったられない。差別さべつをしないタイプの人間にんげんなのだろう。


「どう調しらべりゃくするかは、相手あいて情報じょうほうがなければむずかしいでしょう。そのためまずはペレーナぐんちょうがなぜ、この状況じょうきょうでクランさまかないのかさぐるべきでしょう」

「もっともなはなしである。しかしさぐるとっても具体ぐたいてきにどうする?」


 もしかして傭兵ようへいだんシャドーを使つかうと提案ていあんするのだろうか。まだ、やとえるとまったわけではないので、リスクがおおきいが成功せいこうさせるとぐんちょうからの評価ひょうかがることになる。


 リーツがこれから提案ていあんするのかとおもっていたら、


「そうですね……なに方法ほうほうかんがえないと……」


 とつぶやきながら、わたし目配めくばせをしてきた。


 わたし提案ていあんしろとっているのか、もしかして。


 すこしでもぐんちょうからわたしへの評価ひょうかげるためのリーツなりの気遣きづかいなのだろうが、正直しょうじき膳立ぜんだてされるのはすこずかしい。


 まあ、ここはってやるか。


情報じょうほうあつめるため傭兵ようへいだんやとうのはどうでしょうか。ちょうど今回こんかい任務にんむ最適さいてき傭兵ようへいだん心当こころあたりがあります」

傭兵ようへいか……一応いちおうわたし家臣かしんにも、情報じょうほう収集しゅうしゅう役目やくめっているものがいるが、残念ざんねんながらそこまでうでがいいとはえぬ。その傭兵ようへいだんうではいいのか?」


 チラリとリーツのほうると、うなずいていた。リーツがうでがあるとうのなら、すくなくともポンコツではないだろう。わたしは「はい」と返答へんとうした。


「それならば、ペレーナぐんちょう内情ないじょうさぐやくはおおもまかせることとしよう。ただ、傭兵ようへいだんやとえぬことになったり、傭兵ようへいだん信頼しんらいできぬものたちだと判明はんめいした場合ばあいは、すぐに失敗しっぱいしたと報告ほうこくるのだぞ。失敗しっぱいすることはつみではないが、それをだまっておるのはつみであるからな」

承知しょうちしました」


 このひとなかなかいいことうな。

 前世ぜんせいでも部下ぶかはいたが、失敗しっぱいしてだまられるのが一番いちばんこまるからな。


 ぐん一度いちどひらきになり、わたしはシャドーにうためにしろた。







  • ブックマークに追加ついか
ブックマーク機能きのう使つかうにはログインしてください。
いいねをするにはログインしてください。
ポイントをれて作者さくしゃ応援おうえんしましょう!
評価ひょうかをするにはログインしてください。

感想かんそう場合ばあいログインしてください。
+注意ちゅうい+
とく記載きさいなき場合ばあい掲載けいさいされている作品さくひんはすべてフィクションであり実在じつざい人物じんぶつ団体だんたいとうとは一切いっさい関係かんけいありません。
とく記載きさいなき場合ばあい掲載けいさいされている作品さくひん著作ちょさくけん作者さくしゃにあります(一部いちぶ作品さくひんのぞく)。
作者さくしゃ以外いがいほうによる作品さくひん引用いんようえる無断むだん転載てんさい禁止きんししており、おこなった場合ばあい著作ちょさくけんほう違反いはんとなります。

この作品さくひんはリンクフリーです。ご自由じゆうにリンク(紹介しょうかい)してください。
この作品さくひんはスマートフォン対応たいおうです。スマートフォンかパソコンかを自動じどう判別はんべつし、適切てきせつなページを表示ひょうじします。
作品さくひん読了どくりょう時間じかんまいぶん500文字もじむと想定そうていした場合ばあい時間じかんです。目安めやすにしてください。
↑ページトップへ