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【アニメ2期決定】転生貴族、鑑定スキルで成り上がる~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~ - 第53話 アルカンテス城
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【アニメ2決定けってい転生てんせい貴族きぞく鑑定かんていスキルでがる~弱小じゃくしょう領地りょうちいだので、優秀ゆうしゅう人材じんざいやしていたら、最強さいきょう領地りょうちになってた~ 作者さくしゃ未来みらいじんA

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だい53 アルカンテスじょう

12月は毎日まいにち更新こうしんできなくなるとおもいますが、なるべくこう頻度ひんど更新こうしん出来できるようにします。

 クランとはなしをしたあと、パーティーにもどった。していた時間じかんは、それほどながくはなく、体感たいかんじゅうふん程度ていどだった。


 パーティーはながつづき、としした。そのころには何人なんにんかの貴族きぞくいつぶれてたのか、いなくなっていたので、最初さいしょよりはひとすくなかった。


 とししたさんじゅうふんにパーティーは終了しゅうりょうし、わたし用意よういされていた自分じぶん部屋へやねむりにいた。


 そして翌朝よくあさ


 昨日きのう祝賀しゅくがムードは一変いっぺん

 クランはこれからはじまるせん気持きもちをめるため、貴族きぞくたちに激励げきれいする。


 これからすうかいぐんおこな本格ほんかくてきてきりょうへの侵攻しんこう開始かいしするという。

 それほどさきはなしではないので、いつでもたたかえるように準備じゅんびをしておくようにと、貴族きぞくたちに命令めいれいをしていた。


 パーティーはおひらきとなり、わたしはリーツたちと合流ごうりゅうして屋敷やしきへとかえった。



 〇



 州都しゅうとアルカンテス。


 サマフォース建国けんこくまえおうみやこアルカンテスとばれたこの都市としは、せんねん以上いじょうまえからミーシアンの中心ちゅうしんとしてさかえている。

 人口じんこうじゅうまんにんえる。サマフォース帝国ていこくないでも、有数ゆうすう大都市だいとしである。


 その都市とし中央ちゅうおうにそびえるのは、アルカンテスじょう

 ミーシアン全土ぜんど一番いちばんおおきなしろだ。

 漆黒しっこくしろばれているほど、全体ぜんたいてきいろくろい。これは頑丈がんじょうで、かつ長持ながもちするいしであるくろおうせき使用しようしているからだ。このいし貴重きちょうなもので、それなりに値段ねだんたかい。このしろは、ミーシアン王国おうこく出来できてから、ひゃくねん建造けんぞうされたもので、当時とうじのミーシアンがいかにゆたかであったかを物語ものがたっている。


 そのしろなかにある、議論ぎろんあいだという部屋へや

 中央ちゅうおう円卓えんたくがあるこの部屋へやで、いままさに貴族きぞくたちがあつまってぐんおこなっていた。


「ペレーナへの策略さくりゃくやぶられたか」


 かたまで黒髪くろかみばしたおとこがそう発言はつげんした。

 かれはバサマーク・サレマキア。死亡しぼうしたぜん総督そうとく次男じなんで、次期じき総督そうとくをクランとあらそっているおとこだ。


「どうやったんでしょうかね。あくかない作戦さくせんだとおもいましたが。まあ、べつにあそこがてきかたいたとしてもこっちの有利ゆうりわりありませんがね」


 バサマークの右側みぎがわすわっているおとここたえた。

 かれはトーマス・グランジオン、バサマークの右腕うわんわれているおとこだ。


 トーマスは坊主ぼうずあたまで、いかついかおひげをたっぷりとたくわえている。さらに身長しんちょうたかくそのうえ筋肉きんにくかたまりのようなからだをしている。

 のうまで筋肉きんにく出来できているような外見がいけんをしているが、すぐれた頭脳ずのうぬしである。


「じゃが、ペレーナがこうにいたのはいたくはありますぞい」


 バサマークの左側ひだりがわすわっている老人ろうじんつぶやいた。

 白髪はくはつあたましらがあたま小柄こがら老人ろうじんはリーマス・アイバス。

 なにじゅうねんまえからミーシアンのために、知恵ちえつづけてきた知将ちしょうである。

 アルカンテスに隣接りんせつする、ロマックぐんぐんちょうでもある。


 今日きょうぐんさんにん中心ちゅうしんにして、すすめられていた。


てき兵力へいりょくぜんぐんじゅうまんくらいか。しゅうさかいへいのこしておく必要ひつようがあるとかんがえると、それよりいちまんくらいはすくないだろう」

「わしらはじゅうはちまん動員どういんできますぞい。上回うわまわっておるが、へいしつてきのほうがうえじゃろうな。西側にしがわへいむかしから強兵きょうへいおおいし、クランさまはメイトロー傭兵ようへいだんやとったらしいからのう。総合そうごうてき戦力せんりょく互角ごかくてええですじゃろ」

「つっても相手あいてはクラン以外いがいたいしたやつがいないですけどね」

人材じんざいめんではわたしたちの圧勝あっしょうだ。けるはずはないだろう」


 バサマークは今回こんかいせんは、こうかくりつてるだろうとかんがえていた。

 しかし、ひゃくパーセントではない。

 慎重しんちょうなところがあるバサマークは、かくりつひゃくパーセントとえるようにしたかった。


「トーマス。おまえあねいまどこでなにをしている?」

「え? やつですか? りませんよ。どっかでんだくれているでしょうよ」

心当こころあたりもないか? むかしのことはみずながして、ちからになってほしいとおもっているのだが」


 バサマークがそうった瞬間しゅんかんがざわついた。


「ほ、本気ほんきですかい、バサマークさま。あんなやつをまた家臣かしんにするなんて」

能力のうりょくもうぶんないだろう。まあ、かり家臣かしんにするのは駄目だめだとしても、もどしてしろ監禁かんきんするくらいはしておきたい。やつがクランのがわいたら非常ひじょう面倒めんどうなことになる」

「いや、それはそうですね……でも、どこにいるからないのは本当ほんとうですぜ」

心当こころあたりもないのか?」

まったく」

「あんな目立めだおんながいたら、うわさにでもなりそうなものだが、それでもまったくないのか? トーマスだけでなく、ほかのものも」


 全員ぜんいんくびよこる。


「むう、そうか」

「きっとんでいるか、しゅうにいるんでしょ。それにかりにミーシアンにいたとしても、やつやと貴族きぞくなんてどこにいもいませんよ。実績じっせきはあるにしても、いまはただのあぶないんだくれですから」

「それもそうか……」


 バサマークは若干じゃっかん不安ふあんのこしていたが、いまはそのおんなのことはわすれることにした。



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