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Solomon's Gate - 真相
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Solomon's Gate  作者さくしゃ: さかもり
だいよんしょう ははなるほし 
79/226

真相しんそう

 すめらぎレブナよりとおはなれたちゅういき。そこには辺境へんきょう惑星わくせいガリアがあった。

 リグルナムほしいんなにとか領民りょうみんいちわりせており、そこで再興さいこうはかっている。


「ベゼラ殿下でんか、これが極秘ごくひ資料しりょう一部いちぶです……」


 マルキスがベゼラに資料しりょう手渡てわたす。それはれんぐんのログをくま調しらべてれたものである。


 資料しりょうとおすベゼラだが、つぎ瞬間しゅんかんにはこえうしなっていた。極秘ごくひ資料しりょうとは間違まちがいなく外部がいぶれるはずがないものであるとかっていたというのに。


「これは……?」

「それこそが銀河ぎんがあいだ戦争せんそうてきぐん太陽たいようじん】であります。またかれらは交戦こうせんのぞんでいません。当初とうしょよりおどすような態度たいどはなく、むし支援しえんもうていたらしいです」


 資料しりょうには人類じんるいのデータがあった。和平わへいもうおり人類じんるい太陽系たいようけいものつたえたのだが、カザインはそれが人種じんしゅであると判断はんだんしたようだ。


 ベゼラにはどうてもおな種族しゅぞくであるとしかおもえなかった。れんぐん発表はっぴょうではみにく野蛮やばん文明ぶんめいであり、相容あいいれないほしがいしゅであるとかされていたというのに。


れんぐんはどうしてうそ公表こうひょうした?」


おそらくは食糧しょくりょう問題もんだいです。いま餓死がしするみんえません。てきとなるものがおなじような容姿ようしをしていたのでは罪悪ざいあくかんまれるとおもいませんか?」


 マルキスはベゼラのいにそうこたえた。てきとなるものたちがおなじような容姿ようしをしていたのではたたかえないのではないかと。


「カザインこうすめらぎはとんでもないことをしようとしている?」


「そのとおりです。侵略しんりゃく対抗たいこうするためのたたかいとして、過剰かじょうとなったみんてているのです。やしないきれないぶんへいとして出撃しゅつげきさせる。それはゼクスの臣民しんみんえるまでつづくことでしょう……」


 資料しりょうにはハニエムすめらぎれんぐん総統そうとうからデリナ参謀さんぼう会話かいわまでふくまれている。そのすべてが太陽たいようじんてきとするための策略さくりゃくであり、臣民しんみん敵意てきいひかりすめらぎけさせないための方策ほうさくであった。


「こんなのは駄目だめだ。一刻いっこくはや戦争せんそうをやめさせないと……」


「へーゼンほしいん連絡れんらく次第しだい我々われわれ行動こうどうこさねばなりません。カザインすめらぎ横暴おうぼう見逃みのがしてはならないのです」


 ベゼラはおもった。どれだけの支援しえんられるのかからないが、おそらく全員ぜんいん餓死がしするような事態じたいけられるはずと。カザインこうすめらぎさえ打倒だとうできたのなら、ふたたひかりすめらぎれんはそのあしあゆんでいけるはずだと。


「マルキス、早急そうきゅうにへーゼンほしいん連絡れんらくれ。わたしひかりすめらぎさぐりをれる。このような横暴おうぼうゆるされない。カザインこうすめらぎ処罰しょばつされるべきだ」


「もっともでございます。われらはもとよりそのつもりです。ひかりすめらぎ弾劾だんがいいたしましょう」


 すめらぎレブナは厳戒げんかい態勢たいせいかれている。人質ひとじちすくなくない。けれど、ベゼラは自身じしん役割やくわり見失みうしなわない。皇子おうじとしてすべきこと。みんのために行動こうどうこさねばならないのだと。


 たとえ家族かぞくとらわれのであったとしても、自身じしんうごさねばならない。無駄むだ戦争せんそうによりうしなわれるかず比較ひかくしては躊躇ちゅうちょする理由りゆうにならないのだと……。

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