歴代の500円紙幣と500円玉

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2021ねん導入どうにゅうされたしん500えんだまが、いまひとつ不便ふべんだ。偽造ぎぞう防止ぼうしのため、3種類しゅるい金属きんぞく使つかった「バイカラー・クラッド」方式ほうしき最新さいしん技術ぎじゅつ採用さいよう半面はんめん対応たいおうしている両替りょうがえ券売けんばい自動じどう販売はんばいなどが極端きょくたんすくない。

しん紙幣しへいが2024ねん7がつ導入どうにゅうされる。そのタイミングで、しん500えんだまへの対応たいおうすすむのかもしれない。J-CASTニュースBizは、自販機じはんきのシステムにくわしい日本にっぽん自動じどう販売はんばいシステム機械きかい工業こうぎょうかい取材しゅざいした。

対応たいおう自販機じはんき全国ぜんこくでおよそ3わり

しん500えんだま自動じどう販売はんばい使つかえない理由りゆうは、硬貨こうか識別しきべつする「コインメック」の更新こうしん費用ひよう高額こうがくで、自販機じはんきオーナーが更新こうしんいやがるめんがあるようだ。しかし、しん紙幣しへい導入どうにゅうされればいやでもシステムを更新こうしんせざるをない。

日本にっぽん自動じどう販売はんばいシステム機械きかい工業こうぎょうかい広報こうほういた。しん500えんだまについて、「(自販機じはんきの)一部いちぶ対応たいおうするかもしれませんが、劇的げきてきえることはまずないとおもいます」との回答かいとうだ。

くわしく説明せつめいしてもらった。紙幣しへい識別しきべつ装置そうちの「ビルバリ」と硬貨こうか識別しきべつ装置そうちの「コインメック」は、そもそもべつ機械きかい。このため、しん紙幣しへい対応たいおうで「ビルバリ」を更新こうしんするオーナーはえるが、「コインメック」更新こうしんかならずしも同時どうじではないのだという。

「コインメック」がしん500えんだま対応たいおうにしている自販機じはんきは、全国ぜんこくでおよそ3わり日本にっぽん自動じどう販売はんばいシステム機械きかい工業こうぎょうかいの2021ねんまつ時点じてん調査ちょうさで、全国ぜんこく自販機じはんき台数だいすうやく270まんだいなので、81まんだい程度ていど対応たいおうしていることになる。

コンビニが「救世主きゅうせいしゅ」?

取材しゅざいすすめると、どうやらしん500えんだま対応たいおうりつたかいのはJRのえき券売けんばいと、コンビニエンスストアのセミセルフレジのようだ。

セブン&アイ・ホールディングスの広報こうほうはなしいた。「セミセルフレジはすべてしん500えんだま対応たいおうしております。また、レジでは交通こうつうけいICカードへのチャージもうけたまわっております」とこたえた。

しん500えんだまあつめておいて、えきやコンビニで交通こうつうけいICカードにチャージするか、コンビニのセミセルフレジで使つかってしまうのが、いまのところは一番いちばん効率こうりつてきなようだ。