「終おわりのない成長せいちょうを目指めざし続つづける資本しほん主義しゅぎ体制たいせいはもう限界げんかいではないか」そんな思おもいを世界中せかいじゅうの人々ひとびとが抱かかえるなか、現実げんじつ問題もんだいとして地球ちきゅう温暖おんだん化かが「資本しほん主義しゅぎなど唯一ゆいいつ永続えいぞく可能かのうな経済けいざい体制たいせい足たりえない」ことを残酷ざんこくなまでに示しめしている。しかしその一方いっぽうで、現状げんじょうを追認ついにんするでも諦観ていかんを示しめすでもなく、夢物語ゆめものがたりでない現実げんじつに即そくしたビジョンを示しめせる論者ろんしゃはいまだに現あらわれない。本ほん連載れんさいでは「新しん自由じゆう主義しゅぎの権化ごんげ」に経済けいざい学がくを学まなび、20年ねん以上いじょう経済けいざいのリアルを追おい