心優しい物語で、認知症を身近に感じてみませんか?
「認知症」は「誰しもが患う可能性のある病」として認識されています。それでも「家族が認知症になったらどうなるのか」を具体的に想像できる人はそう多くないと思います。
中三の芽衣は、同居する大好きなおばあちゃんから、ある日「出て行け!」と罵倒されてしまいます。物忘れをしたり、人が変わったようになったり……家族から認知症だと聞いても、頭では理解できてもどうにも受け入れられません。嫌悪感すら感じてしまいます。
変わってしまったおばあちゃんですが、実は「あること」が、おばあちゃんの中では変わらずにいたのです……!
芽衣は、認知症のおばあちゃんを受け入れることができるのでしょうか?
――その答えは、迷い込んだアジサイの小路の先にありました。
読み口ソフトな、家族愛に溢れた素敵な作品です。
大人だけでなく、思春期の子供たちにも是非!
おススメです!!