頭が整理できてないようで、カフェインの昇華の現象についてお尋ねします。ここのサイトでも、不純物の混じったカフェインを熱して固体から気体にして不純物とを区別してカフェインを精製する方法、とありましたが、カフェインの沸点は200度以上ととても高温ですよね？では、カフェインより沸点の低いものとの分離をするときの、蒸留過程は昇華法とはいいませんよね？さきに、カフェインより沸点の低い溶媒のほうが受け皿のフラスコに出てきてしまいます。昇華法を行う方法を具体的に教えていただけませんか？

＞カフェインは固体から気体への変化は起きていないということでよろしいですか？厳密に言えば条件によるということになります。カフェインの融点（約235℃）以上に加熱すれば、液体を経由して気体になる部分が多くなるでしょう。ただし、その場合でも加熱の過程で一部（あるいは大部分）は固体から直接気体になっているでしょう。また、それ以下の温度であればすべてが固体から直接気体になっているはずです。＞昇華法はいったん、気体にしてからというのではないのでしょうか？誤解があるようですが。昇華法はおっしゃるとおり、固体から直接気体にして、それを固体として得る方法です。しかし、文献を調べますと、カフェインに限らず、通常、昇華法で生成される物質でも融点が記載されていますので、それ以上の温度にすれば液体を経由して気体になります。しかし、その場合でも、直接固体として得られるのであれば昇華法と呼ぶことが多いように思います。昇華という言葉には気体から直接固体になる変化の意味もありますしね。昇華する物質と、液体を経由して気化する物質が混ざっている場合には、どう呼べば良いのかわかりません。全部まとめて蒸留と呼んでしまうことになるでしょうし、おそらくはそれに相当する言葉はないとに思います。混合物に関しては、構成成分によって物性が異なりますので、蒸留とか昇華という言葉で明確に定義出来ないことも多いと思います。

＞カフェインより沸点の低いものとの分離をするときの、蒸留過程は昇華法とはいいませんよね？いいません。＞さきに、カフェインより沸点の低い溶媒のほうが受け皿のフラスコに出てきてしまいます。そういうものが含まれていればそうなります。それを分けるとなれば、低沸点成分が出てきた時点で、それを取り除かなければなりません。蒸留であれば受器を変えるだけですので簡単ですが、昇華のときには面倒です。だから、昇華での精製が適している系というのは限定されます。カフェインの場合には、低沸点の溶媒を除去した時点から昇華を始めます。紅茶などから抽出したカフェインには、低沸点の不純物は少なく、加熱しても昇華しないような不純物が多いので、昇華による精製が有効です。つまり、加熱後に不純物の大部分は容器内に残ります。

簡単な昇華装置： http://www.chem.t-kougei.ac.jp/funcmol/Page52.pdf 原理はこれと同じですが、高減圧下で行う昇華装置もあります。参考URL：http://www.chem.t-kougei.ac.jp/funcmol/Page52.pdf

http://www.google.co.jp/search?hl=ja&lr=lang_ja&q=%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%B3%20%E6%98%87%E8%8F%AF%E6%96%B9%E6%B3%95 イマイチな検索結果。参考程度に。

カフェインの昇華しょうか法ほう

解決かいけつ済ずみ

気きになる
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質問しつもん者しゃ：nikke7
質問しつもん日時にちじ：2007/02/04 01:48
回答かいとう数すう：4件けん

頭あたまが整理せいりできてないようで、カフェインの昇華しょうかの現象げんしょうについてお尋たずねします。
ここのサイトでも、不純物ふじゅんぶつの混まじったカフェインを熱ねっして固体こたいから気体きたいにして不純物ふじゅんぶつとを区別くべつしてカフェインを精製せいせいする方法ほうほう、とありましたが、
カフェインの沸点ふってんは200度ど以上いじょうととても高温こうおんですよね？
では、カフェインより沸点ふってんの低ひくいものとの分離ぶんりをするときの、蒸留じょうりゅう過程かていは昇華しょうか法ほうとはいいませんよね？さきに、カフェインより沸点ふってんの低ひくい溶媒ようばいのほうが受うけ皿ざらのフラスコに出でてきてしまいます。
昇華しょうか法ほうを行おこなう方法ほうほうを具体ぐたい的てきに教おしえていただけませんか？

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回答かいとう (4件けん)

No.4ベストアンサー

回答かいとう者しゃ： w-palace
回答かいとう日時にちじ：2007/02/06 22:50

＞カフェインは固体こたいから気体きたいへの変化へんかは起おきていないということでよろしいですか？

厳密げんみつに言いえば条件じょうけんによるということになります。カフェインの融点ゆうてん（約やく235℃）以上いじょうに加熱かねつすれば、液体えきたいを経由けいゆして気体きたいになる部分ぶぶんが多おおくなるでしょう。ただし、その場合ばあいでも加熱かねつの過程かていで一部いちぶ（あるいは大だい部分ぶぶん）は固体こたいから直接ちょくせつ気体きたいになっているでしょう。また、それ以下いかの温度おんどであればすべてが固体こたいから直接ちょくせつ気体きたいになっているはずです。

＞昇華しょうか法ほうはいったん、気体きたいにしてからというのではないのでしょうか？
誤解ごかいがあるようですが。昇華しょうか法ほうはおっしゃるとおり、固体こたいから直接ちょくせつ気体きたいにして、それを固体こたいとして得える方法ほうほうです。しかし、文献ぶんけんを調しらべますと、カフェインに限かぎらず、通常つうじょう、昇華しょうか法ほうで生成せいせいされる物質ぶっしつでも融点ゆうてんが記載きさいされていますので、それ以上いじょうの温度おんどにすれば液体えきたいを経由けいゆして気体きたいになります。
しかし、その場合ばあいでも、直接ちょくせつ固体こたいとして得えられるのであれば昇華しょうか法ほうと呼よぶことが多おおいように思おもいます。昇華しょうかという言葉ことばには気体きたいから直接ちょくせつ固体こたいになる変化へんかの意味いみもありますしね。

昇華しょうかする物質ぶっしつと、液体えきたいを経由けいゆして気化きかする物質ぶっしつが混まざっている場合ばあいには、どう呼よべば良よいのかわかりません。全部ぜんぶまとめて蒸留じょうりゅうと呼よんでしまうことになるでしょうし、おそらくはそれに相当そうとうする言葉ことばはないとに思おもいます。

混合こんごう物ぶつに関かんしては、構成こうせい成分せいぶんによって物性ぶっせいが異ことなりますので、蒸留じょうりゅうとか昇華しょうかという言葉ことばで明確めいかくに定義ていぎ出来できないことも多おおいと思おもいます。

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No.3

回答かいとう者しゃ： w-palace
回答かいとう日時にちじ：2007/02/05 19:21

＞カフェインより沸点ふってんの低ひくいものとの分離ぶんりをするときの、蒸留じょうりゅう過程かていは昇華しょうか法ほうとはいいませんよね？

いいません。

＞さきに、カフェインより沸点ふってんの低ひくい溶媒ようばいのほうが受うけ皿ざらのフラスコに出でてきてしまいます。
そういうものが含ふくまれていればそうなります。それを分わけるとなれば、低てい沸点ふってん成分せいぶんが出でてきた時点じてんで、それを取とり除のぞかなければなりません。蒸留じょうりゅうであれば受器を変かえるだけですので簡単かんたんですが、昇華しょうかのときには面倒めんどうです。
だから、昇華しょうかでの精製せいせいが適てきしている系けいというのは限定げんていされます。
カフェインの場合ばあいには、低てい沸点ふってんの溶媒ようばいを除去じょきょした時点じてんから昇華しょうかを始はじめます。紅茶こうちゃなどから抽出ちゅうしゅつしたカフェインには、低てい沸点ふってんの不純物ふじゅんぶつは少すくなく、加熱かねつしても昇華しょうかしないような不純物ふじゅんぶつが多おおいので、昇華しょうかによる精製せいせいが有効ゆうこうです。つまり、加熱かねつ後ごに不純物ふじゅんぶつの大だい部分ぶぶんは容器ようき内ないに残のこります。

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この回答かいとうへのお礼れい

それでは、カフェインは固体こたいから気体きたいへの変化へんかは起おきていないということでよろしいですか？

蒸留じょうりゅうとは、いったん気体きたいにして、液体えきたい→気体きたい→液体えきたいへの変化へんかを利用りようするものと理解りかいしているのですが、昇華しょうか法ほうはいったん、気体きたいにしてからというのではないのでしょうか？

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お礼れい日時にちじ：2007/02/05 19:36

No.2

回答かいとう者しゃ： noname#30845
回答かいとう日時にちじ：2007/02/04 07:54

簡単かんたんな昇華しょうか装置そうち：

http://www.chem.t-kougei.ac.jp/funcmol/Page52.pdf

原理げんりはこれと同おなじですが、高こう減圧げんあつ下かで行おこなう昇華しょうか装置そうちもあります。

参考さんこうURL：http://www.chem.t-kougei.ac.jp/funcmol/Page52.pdf