「育児いくじときに、ハッタリが必要ひつようだとおもはなし」としてSNSに投稿とうこうされたのは、子育こそだちゅうひとならだれでも共感きょうかんしたくなるエピソード。イヤイヤ只中ただなかという2さいむすめさんとの、育児いくじちゅうならではのやりとりが漫画まんがえがかれています。

■ 「ピカチュウおんぶ」によろこむすめさん

 投稿とうこうしゃは、育児いくじ漫画まんがねこ漫画まんが手掛てがける作家さっかのアトリエほっかむ(ねこ育児いくじマンガ・イラスト雑貨ざっか)さん(以下いか、ほっかむさん)。

 ある就寝しゅうしん時間じかんむすめのちょこちゃんは、パパに「時間じかんだよー」とさそわれるも、「ねない!」、「おんぶもしない!」、「あっちいってよ!!」となかなかはなしいてくれません。

 かねたほっかむさんは、「あ、そうだ!ピカチュウおんぶしてもらったら?」とちょこちゃんに提案ていあん。ピカチュウが大好だいすきなちょこちゃんは、「ピカチュウおんぶ」の言葉ことば反応はんのうし、意味いみからないながらもうれしそうにかがやかせます。

「育児は時に、ハッタリが必要だと思う話」

 それをたパパも、機転きてんをきかせて「……ピカチュウおんぶでおふとんいくよー」とちょこちゃんを誘導ゆうどう。ほっかむさんも「よかったね~ピカチュウおんぶたのしいよね~」と後押あとおしし、ちょこちゃんは「ピカチュウおんぶ」で無事ぶじ布団ふとんくことができたのでした。

ピカチュウおんぶとは?

■ ピカチュウおんぶとは?

 ところで、「ピカチュウおんぶ」とはなんなのか?実際じっさいのところ、ちょこちゃんもパパも、いいだしたほっかむさんでさえもなにかはからないとのこと。はなしいてくれないちょこちゃんにすこしでもみみをもってもらおうと、ほっかむさんのくちから咄嗟とっさにでた言葉ことばだそうです。

 ただ、具体ぐたいてきなにをするのかはまっていないため、ほっかむさんもパパも、「ピカチュウおんぶってなにだろう?」としんなかではハテナがいっぱい。それでも、見事みごと協力きょうりょくプレイでちょこちゃんの興味きょうみをひくことに成功せいこうしています。

■ ピカチュウおんぶに意味いみはない

 ちょこちゃんのイヤイヤ苦労くろうしているというほっかむさんは、「どもが気持きもちをえる・関心かんしんせる言葉ことばあそびを日頃ひごろから全力ぜんりょく模索もさくしています」とのこと。

 また、この作戦さくせんについて「2歳児さいじ理屈りくつ通用つうようせず頑固がんこ一方いっぽうで、あたらしい表現ひょうげん大好だいすきなので、その特性とくせい利用りようしているかんじでしょうか……」ともおしえてくれました。

 ちょこちゃんにとって、大好だいすきなキャラクターとたのしそうなワードのはいった「ピカチュウおんぶ」という言葉ことば。そこに意味いみなんて必要ひつようないのかもしれません。

 ピカチュウおんぶがった様子ようすのちょこちゃん。いまでは「(ふうたにのナウシカの)おうむしのおんぶしてー!」など、自分じぶんで○○おんぶをリクエストするようになったのだとか。そんなときは、内心ないしんなにをすりゃいいのだ?」とくびかしげながらもおうじているそうです。

記事きじ協力きょうりょく
アトリエほっかむ(ねこ育児いくじマンガ・イラスト雑貨ざっか)さん(@hockamneco

一柳いちりゅうひとみ)