ACIDMANの記事きじ・ニュース・画像がぞう一覧いちらん

埼玉さいたま県けん私立しりつ西武せいぶ文理ぶんり高校こうこう時代じだいに出会であい結成けっせいされた３ピース・ロック・バンドACIDMAN。当時とうじは４人組にんぐみで結成けっせいされ、受験じゅけん休業きゅうぎょうを経へて、大学だいがく進学しんがく後ご、下北沢しもきたざわを中心ちゅうしんに97年ねんライヴ活動かつどうを開始かいし。 99年ねんのヴォーカル脱退だったい、現在げんざいのメンバーである大木おおき伸夫のぶお（vo&g）、佐藤さとう雅俊まさとし（b）、浦うら山一やまいち悟さとる（dr）の３ピース編成へんせいとなる。
02年ねん、「造花ぞうかが笑わらう」「アレグロ」「赤あか橙だいだい」のシングル３枚まい連続れんぞくリリースでメジャー・デビュー。同年どうねん10月がつには１stアルバム『創そう』を発表はっぴょう、スマッシュ・ヒットを飛とばす。パワーポップ／ガレージ／パンクのテイストを独自どくじに昇華しょうかさせたハイブリッドなロックンロールから、哀愁あいしゅう漂ただようメロディックなスロウ・ナンバーまで、いずれの楽曲がっきょくにも美うつくしい旋律せんりつが貫つらぬかれ、エモーショナルなヴォーカルも聴きく者ものの魂たましいを震ふるわせる。
03年ねん８月がつに発表はっぴょうした２ndアルバム『Loop』ではより深遠しんえんな音おと世界せかいを構築こうちくし、04年ねん９月がつには“あらゆる色いろの生命せいめいをイコールで繋つなぐ”という、かつて無ない壮大そうだいなテーマとその独創どくそう性せいが表現ひょうげんされた３rdアルバム『equal』を発表はっぴょう。輪廻りんね転生てんせいをコンセプトに作つくられた約やく14分ふんにも及およぶ大作たいさく「彩あや‐SAI‐（前編ぜんぺん）／廻まわる、巡めぐる、その核かくへ」は、映像えいぞうクリエイターである西郡にしごおり勲いさおがビデオ・クリップを手掛てがけ、第だい８回かい文化庁ぶんかちょうメディア芸術げいじゅつ祭さいでは優秀ゆうしゅう賞しょうを獲得かくとくした。
05年ねん12月にリリースした４thアルバム『and world』を引ひっさげ、全国ぜんこくライヴ・ツアー『and world』を敢行かんこう。06年ねん７月がつ、このツアー・ファイナルの模様もようを収録しゅうろくした自身じしん初はつとなるライヴDVDをリリース。音楽おんがくと映像えいぞうのコラボレーションという新あたらしい形かたちでのライヴを行おこない、多おおくのロック・ファンを虜とりこにした。そして07年ねん２月がつに５thアルバム『green chord』を完成かんせいさせ、５月がつにはACIDMAN史上しじょう初はつとなる日本武道館にほんぶどうかんにてオール・スタンディング形式けいしきのライヴを開催かいさい。ストイック過すぎるほどストイックで真摯しんしなバンド姿勢しせいゆえ、一時いちじは解散かいさんの危機ききにぶつかった彼かれらだが、08年ねん４月がつに６thアルバム『LIFE』を、09年ねん７月がつに７thアルバム『A beautiful greed』を発表はっぴょうするなど、現在げんざいは年とし１度どのペースでアルバム・リリースを重かさねている。
「音おとの力ちから。詩しの力ちから。」「深淵しんえん・迷走めいそう・創造そうぞう・騒々」——展開てんかい著いちじるしく、時ときに裏切うらぎり、時ときに平へいたん。静せいと動どう。スリーピースの可能かのう性せいへ常つねに邁進まいしんしている彼かれらは、成功せいこうを手中しゅちゅうにしてもなお、ストイックなまでに己おのれのバンド・サウンドの純度じゅんどに磨みがきをかけ続つづけている。