anさん (女性40代)
-
レビュー数
計882件
-
フォロアー
いいね!された数
顔レビ
anさんのレビュー一覧
-
-
-
まるよのかもめ
確かに
禁断の
漫画です。
砂糖って
訳じゃないけど
糖質だし、マイルドドラッグジャンキィになるのかな?
これだけ
依存してたら
直ぐに
糖尿病でしょう。
脚が
腐り
切断して
死を
待つだけの
知人が
思い(
▼続きを見る)
確かに禁断の漫画です。砂糖って訳じゃないけど糖質だし、マイルドドラッグジャンキィになるのかな?
これだけ依存してたら直ぐに糖尿病でしょう。脚が腐り切断して死を待つだけの知人が思い浮かんで、読んでてゾッとしました。
逆に会社でバキバキにキマってる様はちょっと笑えました。居合わせた同僚の立ち位置で主人公を見ちゃって、リアルにこんな人間が身近に居たら面白いかなと考えたり…。いや、やっぱ怖いだけだわ。
全く美味しそうじゃないグルメと、イカれた主人公の異常行動が面白い作品でした。驚きは享受させて貰いましたが、無料2巻分でお腹いっぱい。
-
-
-
吉田了 / ナツ / あき
【このレビューはネタバレを含みます】(
▼続きを見る)
クーポン+絵が好き=ジャケ買い。
作品の紹介文にて両片想いと謳ってるので、二人の想いがすれ違いまくりなのにも関わらず妙な安心感を持って読めました。
ヒロイン目線ではつれないヒーローの言動も、彼の目線ではこういう事だったんじゃ?と想像しつつ、焦ったい関係性を楽しむのが正解な気がする。
タイトル通り「傍観者」としての表現がいちいち好きでした。ヒロインにもヒーローにも、何ならヒーローの想い人である実姉にも傍観者としての表現が当て嵌まるような…?傍観者とは誰の事だろう。
ただ実姉アリシアの余命が刻々と迫る描写が辛すぎる。アリシアと同い年で癌闘病の末亡くなった幼馴染の最期が思い出されて、そこに切なさが大分乗っかりました。
いずれ来る別れは辛いですが、早く両想いを自覚して貰って、ヒーロー目線の舞台裏を以って答え合わせをしたいところです。
-
-
-
佐々木順一郎
【このレビューはネタバレを含みます】(
▼続きを見る)
かつてバトルロワイヤル原作が好きだったので、クーポンあるし鼠?!という物珍しさもあって買ってみました。
元本のルールに忠実でシンプル、余計な要素が無いので展開がサクサク進みます。
加えていまいち鼠の美醜は分からないがキャラデザが可愛い。個性を出そうとしてるのが伺えて、画が鼠オンリーな分死亡シーンもコミカルに読める気がする。
それまでのスクールカーストを所持武器がひっくり返したり、死んでくキャラの生い立ちドラマが挟まれたり、勢力化したグループ内の揉め事だったり、概ね見知ったバトルロワイヤル的展開。
とはいえコレはコレで面白い。最強武器を手にした愚直な主人公は不殺を貫けるのか?1巻ラストで早くもその辺り怪しい。
カミングスーンな新刊も買ってみます。
-
-
-
里見有 / 中西モトオ
【このレビューはネタバレを含みます】(
▼続きを見る)
作者買い(作画の方)。雰囲気が好みなのと他作での信用あるので一気にいっちゃいました。この感じ…十代の頃ハマった “鬼切丸” を思い出します。
鬼切くんの鬼退治放浪記とそれに纏わる人達のドラマ。主に江戸から明治にて、時に平成へとシーンが移ろう事も有り、主人公が時を彷徨う様と心の迷いがリンクしてて絶妙な切なさを醸してます。
2巻までは主人公のキャラ出しというか、悲しく壮絶な過去編にて作品の主軸をたっぷり読ませ、剣戟バトルアクションも多め。
3巻以降は修行編というか、鬼と化した妹(ラスボス)に対峙する為、腕を磨きながら鬼退治の依頼をこなす…複数回で一事件が落ち着く構成になってます。ちょいちょい過去の伏線が絡んでくる為、急に毛色が変わったとは全く感じません。序盤に比べてバトルシーンが減り、ちょっと緩めで穏やかなドラマが続く流れ。
ただ序盤のような一気に読ませる形が好きだったので、途中から星4と迷いましたが応援と期待も込めます。こっからもうひと山欲しい。
-
-
-
すけお / 甘沢林檎 / ゆき哉
無料から
入りました。
以前読んだ
転生デザイナーもの(
韓国産?)が
良作だったので
関係ない
期待も
乗っかってました。ざっくり
所感はまぁまぁです。
異世界転移先で
叶えたかった
夢の
続きを‥っ(
▼続きを見る)
無料から入りました。以前読んだ転生デザイナーもの(韓国産?)が良作だったので関係ない期待も乗っかってました。ざっくり所感はまぁまぁです。
異世界転移先で叶えたかった夢の続きを‥って事でお針子スタート。無双する程ではないが独自の付与スキルで重宝され、親切なイケメン達に囲まれて何かと順調なあるある展開かと思いきや…。読み易い堅実さとは裏腹にちょっとした設定が目新しく、出てる分全部買ってしまいました。
異世界人が渡世人として認知されてて、その在り方が独特で、今後の展開(今5巻)が面白くなりそう。ちゃんと冒険者を専門にした稼業が活きてる点が良かったです。
デザイン性云々の良し悪しは正直ピンと来なかったけど、そこに重心置きすぎない配分も読み易い。
加えてロマンス要素が強すぎず、安易に顔面偏差値の高いところへ行かなさそうなのも良いですね。ほんのり意識してる二人が可愛い。安心して今後も見守れます。
-
-
-
元三大介
【このレビューはネタバレを含みます】(
▼続きを見る)
ス、スライムがっ…◯◯に?!(爆笑)。
そんな使い方があるなんて発想ヤバイ。試し読みで1話丸々やってくれたら皆買いポチする気がする。
思っていた方向性と違い驚きましたが、成程こうゆう感じ…真面目にやってるのがアホらしくて好きです。異世界にて下ネタばかりを扱うイケジジお医者さん。ふざけた患者たちを相手に辣腕を振るってます。
魔物の特性やおかしな症例、魔法を駆使した治療法が独特で面白いです。ほんと全部シモだけど不思議に健全。好みな絵柄にギャグセンス、ゆるく読める雰囲気も良い。
チキンレースの回もビキニアーマーの回も最高におバカでした。うん、好きです。
ラスト絵のツッコミについて、自分も始めは変態医者の話かと思っていましたよ。ウケる。
-
-
-
アッチあい
【このレビューはネタバレを含みます】(
▼続きを見る)
タイトルまんま…剣と魔法の冒険ゲーム世界に生きるモブ少女が、何故か落ちてるその世界の攻略本を拾い、予言の書的な使い方に気づいちゃって人助けに奔走する話。
起きるべき不幸の芽を事前に潰してくスタイル。メタ化した彼女がその為に取る手段と、未来を変える事によるバタフライエフェクトが楽しみなストーリー展開です。
めっちゃ面白いんですが、ヒロイン確定してからの成り上がり上昇角度がエグくて笑ってしまいました。クズ王子がチョロ可愛過ぎるやろ。絶望を知る勇者の救いとなったエピソードが好きです (あっちでもこっちでも盛大に引っ掛けていきます)。
そして軽快にご都合をかましてくるんですが、不思議なことに全く気にならない。普段なら矛盾点NGなところ、むしろフフフ…ってなる要素でしかない。
ヒロインがとにかくもう可愛らしく、機転が利きお兄ちゃん想いなところも◎。シンプルに絵が好き。
2巻ラストの引きはズルいです。次は少女漫画的に1番美味しい所が来るはず…。
-
-
-
椎名うみ
【このレビューはネタバレを含みます】(
▼続きを見る)
こっわ…。腕がツブツブです…。
1冊読み終わる前からハマってました。3巻分も無料にしてくださり多大なる感謝。
メンヘラヒロインの初彼が事故死のち幽霊化、取り憑いてからイチャコラやってるんだけど、次第に二重人格というか悪霊化していく話。巻き込まれる彼氏の友人と成り行きホラーオタクを仲間に加え、なんとかすべく色々試みます。…が、次々とメンタルへ襲い来る恐怖と謎めいた急展開にドキドキしっぱなし。表現力が本当に素晴らしい。
この新感覚のホラーは何なんだろう?少しずつ詳らかになってく幽霊の在り方も怖いし、死者と生者が共にあろうとする事で負う代償は恐怖もあるがもの悲しい。怖いだけじゃない切なさで胸が詰まります (皆んな良い子なんだよなぁ)。ラブストーリーとしてしっかり骨太な仕上がりなの凄い。
また、加えて凄いのが、笑える要素も多分にあるところ。面白さが温まってる所に急な不気味さで冷える。笑いとホラーの寒暖差が秀逸です。可愛らしい絵柄とのギャップも良い。
今3巻読んだとこですが、面白さ極まって一旦レビューしました。勿論全部買ってこれからゆっくり堪能します。残りのポイント根こそぎ逝った…。
-
-
-
鉄田猿児 / ハム男 / 藻
【このレビューはネタバレを含みます】(
▼続きを見る)
無料から入り躊躇いがちに小分けで買ってたのに、気付けば全ていってた。一気読みです。
導入すっきりしてて進行が早く、読み易さと読み応えが同居する稀有な作品かと。流石なろう1位取っただけある。
廃ゲーマーがゲーム的異世界に転生して最下層からの成り上がり系。初期選択したヘルモードっていう枷がチート制限してるんだけど、成長性無限大という特典付きなので段々何でも御座れの最強になっていきます(お約束)。何かと顔を赤らめた女が寄ってきたり、変に持て囃されたりそれに謙遜したり…など無駄の無い点がストレスフリーでした。
テンプレゲーム要素に加え設定しっかりな点と、越えるべき試練の程度がジャストな点(これ大事)、あとはキャラデザがとても好きです。
ただ途中で中弛みする部分あるし、無双のエグさにご都合感じる事も有りますが(タイトル銘記が見えてなかった…)、主人公がちゃんと他力を頼みにして戦うので人間関係は心地いい。
食傷してた異世界ジャンルで良作見つけると嬉しい。
-
-
-
晴田巡 / 荒瀬ヤヒロ
【このレビューはネタバレを含みます】(
▼続きを見る)
始めはヒロインの悟りに共感するばかり…男にガッカリする事繰り返してたら摩耗しちゃって無関心→からのおひとり様楽しんじゃおルート (未だ独身の自分には身に覚えしかない) …だったが、読み進むと婚約者くんの不器用っぷりにアングルが変わり、不憫な同情が込み上げてきます。(十代の情緒ならこんなもん、というかあり得なくもない。)
まぁ “流石にそれは可哀想でしょ” なセリフを吐きまくる彼の自業自得なんですが、誤解の積み重ねが悪化してから必死に足掻く様はなんだか微笑ましい。
しかし足掻いてるだけで本来の不器用さは如何ともしがたく、全く結実していかない。今4巻。
こっからどの様に巻き返すのか?正直なとこ修復しようが新たな男に乗り換えようがどっちでも良いが、ゆるーい気持ちで眺めてられます。
-
-
-
ぴえ太
【このレビューはネタバレを含みます】(
▼続きを見る)
ナニコレ?と少し覗いてみるだけのつもりが、即買いして一瞬で読んじゃいました。有りそうで無かった発想に新しい風が吹いた。
危険いっぱいの異世界へ迷い込んじゃった青年が、訳の分からぬまま悪魔の様な風体の人外に飼われる話。ジュラシックワールド的世界にむき身で放り込まれることを思うとゾッとする境遇です。
こんな世界ならば飼われる=安全圏に囲われるというのは、幸運かもしれないという感覚に陥りますね。外の危険度を思い知った青年が、飼い主に対して少しずつ気を許してく様を楽しむ感じでした。
一方で人外サイドでは、ニンゲンが希少種のペットとして認知されていて…シルバニアの様な生活用品が充実してるし、ニンゲンのマニュアル本なる見所をご披露してくるしで、両視点が美味しかった。ニンゲンの持ち方笑った。
予想外にホッコリ温まり、一瞬で読み終わりました。続編を切望します。他の人間も出ないかな?言葉を覚えた意思疎通編も良いし、繁殖編とかやって欲しい(…が流石にそれはアウトかも)。
-
-
-
星野真
【このレビューはネタバレを含みます】(
▼続きを見る)
こ、これは…!!盛大に当たりました。“荒川弘” 御大みを多分に感じる完成度です。誰思たらノケモノさんの作者様じゃあないですか…ちょー納得。
罪人の島でずっと処刑役を強いられてきた剣武の天才少年が主人公。そりゃこんなお育ちじゃ精神不安定にもなりますよねっていう良き闇を醸してます。
天下の大将軍 (かつ大罪人) との関わりと死をきっかけに彼の世界は動き出し、遺族である息子と何やかんやあって共にいざ竜討伐へ…。竜信仰の世界で神たる存在 (厄災にもなり得る) に無謀な刃は届くのか?という話。
次々登場する魅力的なキャラを通して世界観を拡げてく手腕とか、シリアスの中にも笑いを忘れない所とか、飽きさせないヒリつくバトル展開とか、とにかくもう魅せ方上手くて。興奮を越えて逆に脱力します。
こんな最高品質のやつ読んじゃうと次の作品読む気がしばし起きない。それでも良い人だけ読んだらいい。
あ、これが沼か。
-
-
-
永井三郎
【このレビューはネタバレを含みます】(
▼続きを見る)
柳田さんの行方が気になってた!スピンオフ嬉しい。
闇堕ちしたショタコン元教師(柳田)が、流浪の末に田舎の離島に漂着し、同じく闇に塗れた少年との出会いで自己の罪と向き合う更生贖罪ストーリー。
と言えば聞こえは良いが…少年の闇がそれはもう深すぎて読んでて苦しい。なんなら痛い。この島レイ プ魔ばっかりかよ…。ペドフィリアなど皆去勢すべきだと思う。加えて時々殺人鬼。こんな救いのない人生があって良いのか。
逃げた教師の行く末がちょっと気になる位で読み始めたのに、“決着がめちゃくちゃ気になる” に肥大化してしまいました。
渚くんには早いとこ地獄から脱出して、明るい世界だけを見ていって欲しいと願います。そのために頑張れ柳田!たまには格好良いとこ見てみたい!
-
-
-
九井諒子
【このレビューはネタバレを含みます】(
▼続きを見る)
おんもしろ〜い。人種書き分けのバリエーションにビビります。井上雄彦先生以来の驚きが詰まってました。原作に全く登場しないキャラ達までもをここまで作り込むものなんですね。
このクオリティを趣味で描いてるだけ〜と言っちゃう所も好きだし(本当に描くことが大好きなんだろうなぁ)、あわよくば出しちゃう…つまり売れる時に売っとけ〜みたいな所もまた素敵です。
眺める此方も楽しくなること請けあいの愛に溢れたイラストたち。原稿の端にまで落書きしてるのキュンです。何もかもが可愛すぎる。
全部で235P(ダン飯以外も一部あり)。
自分のお気に入りはイヅツミの同衾レビューと、ぜひ商品化して欲しい皮肉の効いたTシャツマーク。ショートショート漫画もふんだんで、お好み焼き知らない人に焼かせてみよう妄想には笑いました。
展示会にも勿論行ってきましたよ〜!皆さまこぞって行って欲しい。
-
-
-
緒之
【このレビューはネタバレを含みます】(
▼続きを見る)
ミステリーな要素が堪らんかったです。まだ無料分読んだとこですがおそらく全部買う(泣)。
かつてある騒動からバズっちゃったテレパス少年が居て…成長しイケメン高校生になった彼と付き合う事になった、転校生ヒロインのあれこれ。
考えもプライベートも全て筒抜けなのは勿論のこと、周囲の反応がそれはもう様々で、悩みまくりつつもサバっと前向き&相手を思いやれるヒロインは好感度お高めでした。
地元に溶け込み人気者やってるテレパス君は、他に何か能力を隠してそうだし、ヒロインに恋愛以外の思惑匂わせだしで、不穏な魅力が有りました。終始彼のミステリアスさを煽る感じで進むのが良い。
怪しげな伏線が各所にあり、浮上してきた第三者によりテレパス君の仮面が剥がれ落ちそうな予感にワクワクが止まりません。こんな力持ってたらそりゃ歪んじゃうでしょって期待でいっぱい。
あとは何気に日常的な掛け合いが小気味よい。罵倒の上手い梶間先輩がお気に入りです。
-
-
-
みつちよ丸 / 佐藤祐紀
作者様ズ
買い。
序盤は
次々と
襲い
来るホラーにずっと
手に
汗握ってます。そろそろ
刺激にも
慣れちゃうかと
思いきや、
豊富な
品揃えのオゾゾに
終始ドキドキが
募る。
飽きのこない
流石の
実力です。(
▼続きを見る)
作者様ズ買い。
序盤は次々と襲い来るホラーにずっと手に汗握ってます。そろそろ刺激にも慣れちゃうかと思いきや、豊富な品揃えのオゾゾに終始ドキドキが募る。飽きのこない流石の実力です。
じわじわと人類を蝕んでいる存在が何なのか?ミステリーが明らかになってこれば、予想外の方向に降り立ちました。着地点自体はありがちだがホラーを踏み台にSFとは…まぁ触というタイトルから察せそうなものですが自分鈍いんで、しっかり驚きました。
周囲の誰が敵に回るか判らないし、スピリチュアルな能力者による複数面でのバトルなど、雑多なエッセンスが楽しい。設定が盛り盛りです。ニ巻までが星5、以降4…ラスボスが明確化するまでが好きでした。
サザンアイズや三つ目が通る世代のせいか、第3の目に興奮します。
-
-
-
竹屋まり子
【このレビューはネタバレを含みます】(
▼続きを見る)
病んだリーマン主人公が休職中に、作家としてサクセスした後輩と偶然再会し、かつてハマった執筆熱を取り戻し純文エリアで受賞を目指す話。
大筋はありがちだが…どうにもならない虚無や閉塞感を抱きながら、日々を淡々と生きてる人にとっては共感する所のある作品かと。今まで築いてきたものを放り投げ退路を経って夢だけ追うなんて、現実には中々出来ない。鬱々とした中でも光に向かえる主人公が羨ましくなりました。自分も呼吸を忘れるくらい何かに没頭してみたい。
そして今をときめく人気作家からの強力プッシュに、彼は何故ここまでしてくれるんだろう?と不思議でした。主人公が超絶ラッキーマン過ぎる。昔から才能を認めてたとかそういう事だろうけど、BのLオチだったら私が喜びます。
あと最も気に入った点は「表現力」。絵が特別上手い訳じゃないのに、表情や効果が独特で面白かった。クリエイターモチーフの漫画はその点が満足感に直結しますね。
このままウマウマといく訳ないであろう引きに、続きも期待してます。
-
-
-
尺鳥いんこ / 澁澤まこと
フェルマイ
病が
治りません (しかも
神官服に
見える。)
図らずもクーポンからジャケットだけで
引いた
作品が
二つとも
中世解剖でした…。
こちらは12
世紀ドイツにおいて、
猟奇趣味を(
▼続きを見る)
フェルマイ病が治りません (しかも神官服に見える。)
図らずもクーポンからジャケットだけで引いた作品が二つとも中世解剖でした…。
こちらは12世紀ドイツにおいて、猟奇趣味を疑われ幽閉された領主の息子が、異民族のメイド少女を随えて外科医学の研究に邁進する話。
歴史に準えるなら解剖学が体系化されるには気の長い話になりそうなので、着地点どうするのかが気になります。
そこに加え何者かの陰謀絡んできそうな展開と、領主の息子の暗躍、少女の生い立ちの謎など好みの要素で構成されていて…確かにミステリーが始まっている。
特に歴史考証や根拠がしっかりしている点に満足しました。幕間に簡単なコラムもあり雑学が楽しい。頭でっかちにならず程良い量かと思います。(何故歴史ジャンルタグが付いてないのだろう?)
進みは遅いがそれでもいい。原作もぜひ読みたい。
-
-
-
高城玲
【このレビューはネタバレを含みます】(
▼続きを見る)
クーポン用を物色してて、一見激しくタイプだったんですけど…ちょっと違いましたね。全買いの心持ちで挑んだのに1巻無料のみ。歴史要素よりファンタジーが強い印象でした。
瀉血など間違った医療が蔓延してた中世において、ミラノの善良な理髪外科医が、人体の神秘探求に精を出すレオナルド ダヴィンチと出会い、共謀して解剖を推し進める話。
ダヴィンチが一時期そこに多くの時間を費やしてたのは有名ですが、展開が1巻にして既にドラマチック過ぎて乗っかりきれませんでした。自己のダヴィンチ伝に合わない。
何より医術関係が…。素人目にもアリエンティなご都合展開に躓いて仕方ない。例えば鋭さ微妙な刃物で切断された腕を、汚い路上で手術経験の無い人間が手持ちの道具で縫合って (もちろん輸血も消毒なども無い) 成功率皆無じゃない?
暗黒時代を切り開いてきたパイオニアなんて垂涎モチーフなのに…「チ。」や「魔女をまもる。」の様に現実感とファンタジーの整合性がもうちょっと欲しい。
この方の絵はかなり好みです。芸術面を丁寧に描いてくれてたら(粗めなんですよ)、2巻目を買ってみたかもしれない。
-
-
-
梨川リサ / yokuu
特に
期待はせず、1
巻無料だったので
手を
出したら
次々と
全買いしてしまいました。
こちら
確とあるファンタジーと、イケおじの
仕上がりが
素晴らしかったです。お
爺さんと
言っていいおじさんな(
▼続きを見る)
特に期待はせず、1巻無料だったので手を出したら次々と全買いしてしまいました。
こちら確とあるファンタジーと、イケおじの仕上がりが素晴らしかったです。お爺さんと言っていいおじさんなのにアリ寄りの全然アリ。特に如何なる時もキャラを崩さない語彙にグッときます。
ついでにヒロインも芯があって有能で、僅かなやり取りの中で尊敬と信頼が育てる穏やかな恋。ヒロイン目線で相手の魅力を探しちゃって、これはもうひたすらクールなイケおじ愛でる為の作品の様な気がしてきました。
そっけない癖にキメるとこキメる、不必要にもだもだしないところも良かったです。自然でストレスなく読め、ライトな割に満足感がちゃんと得られる良作でした。納得の少女ジャンルランク1位。煮詰まった頭にちょうど良い。
※販売中の作品のみ表示されます。