yuki さん (女性50代)
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yuki さんのレビュー一覧
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青池保子
【このレビューはネタバレを含みます】(
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エーベルバッハ少佐の原型とも言えるティリアン。黒髪長髪サド目。美しく恐ろしい雰囲気、冷徹な行動もありますが、生まれ育った環境で生きる力を纏ってきたとも言えます。無慈悲にも思える行動の裏に厳しさや愛情、航海への憧れや野望もあり、スケールの大きなストーリーです。青池先生がティリアンに深い思い入れがあり、美しいタイツ姿を描く練習をしたとか、爆死させたことをかなり悔やんでいるとか、宝塚公演の思い出とか作品に纏わるエピソードも好きです。
紫を着る男もこの流れです。
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青池保子 / ミステリーボニータ編集部 / 市東亮子 / 酒井美羽 / 魔夜峰央 / 奈々巻かなこ / 赤石路代 / 中山星香 / 青木朋 / 遠野由来子 / 小川彌生 / シマあつこ / はるな檸檬 / 萩尾望都 / 高橋美由紀 / 大和和紀 / 本田 / 紫堂恭子 / 浜田翔子 / 浦沢直樹 / 潮見知佳 / 野上武志 / 安野モヨコ / 山村東
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執筆陣が豪華です。35周年の時に寄稿されたお馴染みの方々、友人知人ファンの方、仕事で縁があった人達。エロイカのあらゆるシーンも全て懐かしく思い出せます。執筆者ご自身の思い入れ、青池先生の人柄や仕事ぶり、幼児から学生含め幅広いパロディや創作漫画も楽しく読みました。大和和紀先生が「皇帝円舞曲」のその後のダンス姿を描くとは流石です。青池先生による特別収録作品も嬉しい限りです。
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今市子
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面白かったです。今市子先生は、ストーリーも絵も上手いです。番外編でも読み応えあります。若旦那と幇間の与三郎の関係が半分お遊びや営利目的で半分本気や情を持っていかれてそうで、妖しい出来事と絡まって何とも独特で良き2人です。
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紀貫之 / 藤原道綱母 / 和泉式部 / 紫式部 / 菅原孝標女 / 西山秀人 / 坂口由美子 / 川村裕子 / 山本淳子
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生まれた時代も勿論、家柄や親の生死に立場が左右されたり、今では考えられない習慣や風習があり、生きづらいことや自由奔放でいられたり、思いのままに認めれれたそれぞれの記録。後々披露されることを考慮したと思われるものや思いがけない本音や流行りや行事、日常の記録として知ることができる。
ドラマに出てくる人物の脚色されていない姿や本音、人柄が別の形で見えてくる。
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坂口由美子 / 中島輝賢 / 小林大輔 / 谷知子
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優れた和歌を綴る、歌集を編纂する、貴族や時の権力者の風雅な趣味や嗜みであり教養や文学としても価値ある作品として存在する。
雅だったり美しい情景、苦難や物悲しい風景、寂しさ侘しさ喜び悲しみ切なさを技巧を凝らし或いは素直に詠みあげるするセンス。作者一人一人の人生や思いに心を馳せます。
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清少納言 / 鴨長明 / 吉田兼好 / 坂口由美子 / 武田友宏
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『枕草子』は、文章の上手さと情景描写の巧みさ、定子様に対する憧憬と側に仕える喜び、定子様から気にかけて頂ける場面が印象的でしたが、光る君への大河ドラマで、影の部分は書かないのかと問われ、影などありません!のやりとりで書き上げる背景や清少納言の心のうちを思うと更に感慨深い作品に昇華されたと感嘆します。影なんて他の誰かが語るだろうし、書かないことで価値や評価が下がると思えないし何でも詰め込めば必ず良くなるとも限らないです。書き留めておきたい一途な気持ちで好きなことを好きなように書いていたと思います。
『方丈記』も『徒然草』も授業で習いましたが、いつの時代も理解と共感がある優れた作品だと思います。
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彬子女王
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SNSで幾度となく紹介されていて、文庫本化もあり購入しました。文章が読みやすくてその時の状況やお気持ち、学問の研究に対する情熱が上手く表現されています。皇族という格別なお立場で特別な出来事もありますが(特にエリザベス女王とのお茶会)世界トップレベルの名門校で他国の王族関係者も在籍ということもあり、特別扱い無く一学生として過ごされたようです。勉学と余暇と普段の生活の様子が活き活きと描写されていて、高飛車や我儘とは無縁の、上品でユーモアがあり友人が多く気遣いと心優しいフランクな人柄、ご自分の考えと意志で頑張る姿や学ぶことでの功績や気付きが印象的です。一度目の留学では取得単位が制度的に少ないため帰国後四年生で履修単位が多くなったとか、二度目の留学の許可を取り付けるのに苦労されたとか、東日本震災後数ヶ月ということで変に気を回し過ぎて卒業式を辞退することを宮内庁が申し入れしていたことの対応について、他には慣れない異国での交通トラブル、個性的で優秀な教授と向き合って鍛えられ、勉強に励んで何かと奮闘されることも多いです。渾身の思いで書き上げられた論文を拝読したい気持ちになりました。
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新潮文庫編集部
愛する本、シビレル本、考える本、ヤバイ本、泣ける本とジャンル分けされ、読みたい気持ちで検索できるし、新作紹介、クイズ、踏み込んだ解説等レイアウトも良く考えられた作りです。
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ねこまき(ミューズワーク)
イラストが兎に角可愛い。柔らかな色調で懐かしい雰囲気。何気ない日常の優しさとちょっとした幸せ。癒されます。
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とうわ
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バイト掛け持ち将来のやりたい事のため頑張るゆきさんとシングルマザーで銀行員の栞さん。2人の優しさと強さと可愛らしさ。ちいちゃんと3人幸せな暮らしになりました。
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中村たいやき
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美人で表情が怖いと思われがちな理沙ちゃんと可愛らしい見た目の空ちゃん。心の中ではお互いを意識し過ぎてもどかしい展開です。高校生らしい爽やかなストーリーです。
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茅なや
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ある意味三角関係と言えなくもない。ピュアでちょっといじっぱりで真っ直ぐな男子2人と見守るに徹底するけれど2人にとって恋とは違う何だか気になる女子。可愛いストーリーです。
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ぬっく
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漫画家先生と座敷わらしのお互いの気遣いと優しさと思いやりに溢れた楽しい日常生活です。青年漫画によくあるエロさが無く、ほんわかとした可愛らしい作品で癒されました。
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ぴよ
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カエルに魅せられたぴよさんによるカエル写真集。種類いろいろ、大きさ色合い形状いろいろ。みんな愛嬌があって可愛いです。お世話する時もなるべく接触少なめで気遣いされているようです。
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春園ショウ
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優しさと可愛さと照れ。友達ではない感情、恋愛要素ほんのり。好きなことを理解する仲でちょっと意識する存在。絵もストーリーも丁寧です。
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大西巷一
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絵が美しいので残酷さが際立ちます。ジャンヌやイエスのそれぞれの人生のクライマックス、誰も止められず非道の限りを尽くした日々、処刑人は他の作品でも取り上げられますがやはり人間性や生き方を考えさせられます。
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繁田信一
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結構な暴力事件のオンパレードです。礼儀がなっていないとか権力や体裁、恋愛に纏わる事件とか貴族とはいえ人間らしいといえばそうなんですが頻度も高めで屈辱的なものや家の打ち壊しとか女性によるもの等。高貴なお方は従者が手先となることが殆どですが揉み消しもありなんとも物騒な事件の数々です。
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佐藤愛子
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長寿は大変おめでたいことです。しかしながら体が思うように動かない、体力気力知力が衰える、最新の技術についていけない、生きていく上であらゆる不自由がつきまとう。佐藤愛子氏のユニークで切れ味の良い軽快なエッセイです。
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門井慶喜
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宮沢賢治の父親の人生を焦点に、家族や仕事、学問や奉仕活動が綴られています。子どもが重病を患えばつきっきりで看病し、自分がい聞かされた生き方と子供達の自ら望む人生、息子や娘に仕事や文学の才能の有無を見極め、お金の無心に応え、危なかしい行動を心配し、愛情溢れる人となりが窺えます。花巻の素朴で優しい方言も良いです。
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松尾諭・原作 / 勝田文・漫画
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この本の内容のことは、ドラマに関して松尾さんご本人が語っているのを聞いたことがありました。役者という仕事の素晴らしさややり甲斐や面白さ、人々が受ける感動。反面売れてないと稼ぎが少ない、バイト必須、オーディションに落ちまくる、狭い組織でのトラブルも多数の方々が発信しています。本作もいろいろ苦労しながら役者を目指す内容ですが、楽しい作品です。
※販売中の作品のみ表示されます。