CUT7月がつ号ごうに高橋たかはし一生かずおさんの撮とり下おろしフォト＋インタビューを掲載けいさいしています！
お話はなしは6月がつ30日にちに放送ほうそうされるドラマ『ブラック・ジャック』について。『ブラック・ジャック』、ドラマ化かはなんと24年ねんぶりだそう。今回こんかいBJ役やくに高橋たかはし一生かずおと聞きいてからずっとお話はなしを伺うかがうのを楽たのしみにしておりましたが……さすがの高橋たかはし一生かずおでした（合掌がっしょう）。実写じっしゃ化かに対たいするプロ意識いしきと、時代じだいを超こえて愛あいされる作品さくひんの現代げんだい性せいを見出みいだすその眼力がんりきたるや。高橋たかはしさんの思考しこうの片鱗へんりんに触ふれるインタビューから、以下いか一部いちぶを抜粋ばっすいしてご紹介しょうかいします。

たとえば、命いのちを救すくうと言いったって、どうしても死しにたいと言いう人ひとはいるわけで。そういう人ひとに対たいして、与あたえられた命いのちに対たいする責任せきにんのようなものを、なんとかしてわからせてやろうとするのも一種いっしゅのエゴだと思おもうんです。だからこそ彼かれは迷まようし、新あたらしい感覚かんかくや考かんがえ方かたに触ふれるとめちゃくちゃブレる男おとこでもあるんです。ブレる自分じぶんを自覚じかくしているからこそ、自分じぶんの中なかに芯しんを強つよく持もっていなければならない、とBJは考かんがえるんじゃないかと……そういう葛藤かっとうも含ふくめて、とても人間にんげんらしい人ひとですね

（どの分野ぶんやにも）長年ながねんそれを究きわめていなければ到底とうてい理解りかいできないことは当然とうぜんあるわけなんです。今いまはなんでもわかりやすくしないといけないという風潮ふうちょうがあるように感かんじますし、わからないことはその道みちの人ひとに任まかせよう、信しんじよう、という感覚かんかくがどんどん薄うすくなっているような気きがするんです。そんな時代じだいだからこそ、BJの「何なにを考かんがえているかわからない」と後指うしろゆびを指さされて、でも頑固がんこに、人ひとの命いのちを救すくうために必死ひっしで考かんがえて動うごいている姿すがたや、あとになって「ああ、こんなことを考かんがえてくれていたんだ」と気きづかれ、想おもわれる姿すがた、その人情味にんじょうみをブラック・ジャックを通とおして表現ひょうげんできたら嬉うれしいです

円熟えんじゅくしてなお役者やくしゃとしてさらなる挑戦ちょうせんを続つづける姿すがたと、その内うちから生うみ落おとされる言葉ことばたち、いつまでも追おいかけていきたいです。そして！ 今回こんかいポートレートは6Pに渡わたって掲載けいさいしています。凛りんとした佇たたずまいと、優やさしくて鋭するどいまなざしをとらえた写真しゃしんはぜひ誌面しめんにて。じっくりとご覧らんください。（田畑たはた早はや貴たか）


CUT7月がつ号ごうは現在げんざい以下いかよりご購入こうにゅう可能かのうです。

Amazon

セブンネットショッピング

楽天らくてんブックス

タワーレコードオンライン

HMV&BOOKS online