遠藤えんどう章造しょうぞう、トムになりきり!山本やまもと亮太りょうたが!いたずら大好だいすきジェリーでだい奮闘ふんとう!『トムとジェリー』誕生たんじょう80周年しゅうねん特別とくべつ企画きかく 音楽おんがくげき「トムとジェリー ゆめよもう一度いちどこい事件じけん大騒おおさわぎ!トムとジェリー、いかけっこは永遠えいえんに!

音楽おんがくげき「トムとジェリー ゆめよもう一度いちど」が上演じょうえんちゅうだ。あのアニメの舞台ぶたいである。『トムとジェリー』初期しょき短編たんぺん作品さくひんなかから代表だいひょうてきなエピソードのひとつ、ほん公演こうえんのタイトルにもなっている 「ゆめよもう一度いちど」をベースに、オーフェンバックのオペラの名作めいさく天国てんごく地獄じごく」の要素ようそみ、コメディーアニメとオペラを融合ゆうごうしたもの。音楽おんがくなま演奏えんそうだが、奏者そうしゃもネズミやねこ格好かっこう

とにかくにぎやかだ。トム(遠藤えんどう章造しょうぞう)のあわ恋愛れんあい、トムは意外いがいほど奥手おくてでこれがなんとも微笑ほほえましい。みんながペアになってダンスをしている場面ばめんでは「かべはな」ならぬ「かべねこ」、うつむいてすわっている姿すがた哀愁あいしゅうただよう。ジェリー(山本やまもと亮太りょうた)は元気げんきいっぱいでいたずら、とくにトムにちょっかいをしていかけられる、というおまりのパターンだが、これをどこかたのしんでいる様子ようすだ。かれらの周辺しゅうへんにいるキャラクターもワチャワチャとやっている。

原作げんさくのテイストをベースにおまりのシーンや舞台ぶたいならではのオリジナルな表現ひょうげん物語ものがたり進行しんこうしていく。きなおんなはないちりん、ところがライバルは豪勢ごうせい花束はなたば圧倒的あっとうてきたいしてトムはそれでもはなす。「花束はなたば大小だいしょうじゃないよ、トム」とおもわずこえをかけたくなるような場面ばめん。そして、なんと交通こうつう事故じこも!じつは1949ねん公開こうかいの「トムとジェリー」に『天国てんごく地獄じごく』というのがある。いつものようにいかけっこをしていたトムがなんとピアノの下敷したじきになってしまい・・・・というもの。そしてオチは「なーーんだ、心配しんぱいしちゃったよ」というものだが、舞台ぶたいほうも「どうなっちゃうの?」とまえのめりでていると結局けっきょくは「なーーんだ、心配しんぱいしちゃったよ」というオチ。オペラ歌手かしゅ朗々ろうろううたい、トムとジェリーはほぼ言葉ことばはっしないし、群舞ぐんぶもあり、トムはペラペラになったり、もう、なんでもあり!ジェリーのおかあさんもてきて、本当ほんとうに「これでもか」とキャラクターが登場とうじょうする。多彩たさい楽曲がっきょくいろどられた音楽おんがくげき「トムとジェリー」、昨今さっこんの2.5次元じげん舞台ぶたいのようなちょうがつく再現さいげんではなく、雰囲気ふんいきせているのだが、ているうちにそれっぽくえてくるのはなかなか面白おもしろ体験たいけんだ。最後さいご本当ほんとうにぎやかでたのしく、あらゆるジャンルのキャストがそれぞれのあじ発揮はっきする。朗々ろうろううたげたり、または身体しんたい能力のうりょくかしたバックてんも!単純たんじゅん舞台ぶたいではなく、原作げんさくをリスペクトしつつ、オリジナルな舞台ぶたい、チャレンジ精神せいしんあふれる作品さくひんであった。

<あらすじ>
ジェリーをつかまえることに並々なみなみならぬ情熱じょうねつちゅうぐが、おっちょこちょいでどこかにくめないネコのトム。そして、からだちいさいが頭脳ずのう明晰めいせきなネズミのジェリー。あること、トムとジェリーは、いつものように仲違なかたがいしていたのだが、トムのもとに魅力みりょくてきなメスネコがあらわれる。トムにとってはたまらないあこがれのおんな「トゥードルス」であった。でもトムはなかなかうまくあい告白こくはくできないでこまっている。そこへジェリーがやっ てて、トムのなさけなさに大笑おおわらい。トムは馬鹿ばかにされたとおもい、はらてて、またもや喧嘩けんかがはじまる。ジェリーは逃げながら、「よわいネズミをイジめるとそのおんなにもきらわれるぞ、おんなつよくてやさしいひとかれるのだ」とした。トムは、その言葉ことば反応はんのうし、ジ ェリーからこいほどきをけることになる。そして、そのあこがれの「トゥードルス」に気持きもちをつたえるが・・・。

公演こうえん概要がいよう
名古屋なごや
2019ねん8がつ3にち(土)~8がつ11にち(日)にち 御園座みそのざ
東京とうきょう
2019ねん9がつ12にち(木)もく~9月16にち(つきしゅく) オーチャードホール
大阪おおさか
2019ねん10がつ17にち(木)もく~10がつ20日はつか(日)にち クールジャパンパーク大阪おおさかWWホール
原作げんさく: トムとジェリー「ゆめよもう一度いちど
音楽おんがく: 松任谷まつとうや正隆まさたか
演出えんしゅつ: ノゾエ征爾せいじ
上演じょうえん台本だいほん: モトイキ シゲキ
[出演しゅつえん] *=ダブルキャスト **=トリプルキャスト
出演しゅつえん】 *=ダブルキャスト **=トリプルキャスト
遠藤えんどう章造しょうぞう(ココリコ) *
たけわか元博もとひろ(バッファロー吾郎ごろう) * 松本まつもとみゆきだい(宇宙うちゅうSix/ジャニーズJr.) **
<名古屋公演出演> 山本やまもと亮太りょうた(宇宙うちゅうSix/ジャニーズJr.) **
<東京公演出演> 松崎まつざき祐介ゆうすけ(ふぉ~ゆ~) **
<大阪公演出演>
山下やましたリオ 中島なかじまはやとうと
佐藤さとうただしひろし(ワハハ本舗ほんぽ)
稲葉いなば ひかり(MADE/ジャニーズJr.) **
<名古屋公演出演> 秋山あきやま大河おおかわ(MADE/ジャニーズJr.) ** <東京公演出演> 寺西てらにしたくじん(ジャニーズJr.) **
<大阪公演出演>
おばたのおにいさん* もう中学生ちゅうがくせい* 渡辺わたなべ大輝だいき(ジャニーズJr.) 岸本きしもと慎太郎しんたろう(ジャニーズJr.)
須藤すとう茉麻 櫻井さくらいしゃ(東京とうきょうパフォーマンス・ドール) 木原きはらみのるゆう おどあり 中薗なかぞの菜々子ななこ 黒田くろだこらん まいどゆたか
海老澤えびさわ健次けんじ 山口やまぐちわたるふとし たき ひろししき ゆうこころざし
はしばみあきらひろし/オペラ歌手かしゅテノール 村田むらた孝高よしたか/オペラ歌手かしゅバリトン* パク・ドンイル/オペラ歌手かしゅバリトン* 安藤あんどうゆかり/オペラ歌手かしゅソプラノ* 薮田やぶた瑞穂みずほ/オペラ歌手かしゅソプラノ*
梅垣うめがき義明よしあき(ワハハ本舗ほんぽ)* 山本やまもとけいいち*
みずうみがつわたる* <名古屋・東京公演出演> いとぐちがつとおあさ * <大阪公演出演>
増田ますだ惠子けいこ
公式こうしきWEBサイト:https://www.musical-tomandjerry.jp/
公式こうしきtwitter:@musical_TandJ
主催しゅさい: 御園座みそのざ/中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃ(名古屋なごや公演こうえん)
音楽おんがくげき「トムとジェリー ゆめよもう一度いちど公演こうえん実行じっこう委員いいんかい(東京とうきょう公演こうえん大阪おおさか公演こうえん)
監修かんしゅう: ワーナー ブラザース ジャパン合同ごうどう会社かいしゃ
企画きかく製作せいさく: 音楽おんがくげき「トムとジェリー ゆめよもう一度いちど公演こうえん実行じっこう委員いいんかい
(吉本興業よしもとこうぎょう/プロデュースNOTE/エイベックス・エンタテイメント)
取材しゅざいぶん:Hiromi Koh
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