上手じょうずなセーターの洗あらい方かた

寒さむさが増ませば増ますほど活躍かつやくするセーターは、伸縮しんしゅくしやすくデリケートな素材そざいなので、気軽きがるに洗濯せんたく機きでざぶざぶと洗あらうことに抵抗ていこうがあります。だけど、最近さいきんの洗濯せんたく機きは性能せいのうがよくなってきていますので、気きをつければ、ほとんどのニットやセーターは、洗濯せんたく機きで洗あらうことができるのです。ほかの洋服ようふくに比くらべるとデリケートなことに変かわりありませんが、ニットやセーター自体じたいも傷いたみにくく編あまれているので、洗濯せんたく機きで洗あらってもトラブルになることは少すくなくなっています。今回こんかいは、上手じょうずなセーターの洗あらい方かたについて紹介しょうかいします。

セーターを洗濯せんたくする方法ほうほう

セーターを洗濯せんたくするには、まず洗濯せんたく表示ひょうじマークを確認かくにんします。けっこう、ソフト／手洗てあらいコースで洗濯せんたく可能かのうのセーターがあります。

	この絵え表示ひょうじなら洗濯せんたく機きで普通ふつうに洗あらえます。
	この絵え表示ひょうじなら、洗濯せんたく機きでソフト／手洗てあらいコースで洗あらえます。
	この絵え表示ひょうじは、基本きほん的てきに洗あらえませんが、手洗てあらいできるものもあります。

洗濯せんたく機きで洗あらう場合ばあいは、動うごかないように、きっちりとネットに入いれて洗あらいましょう。また、洗濯せんたく機きのコース間違まちがわずにセットしましょう。洗剤せんざいは、中性ちゅうせい洗剤せんざいやドライマーク専用せんようの洗剤せんざいで洗あらいます。ドライマーク専用せんよう洗剤せんざいは、型かた崩くずれや縮ちぢみ、色いろ移うつりなどが発生はっせいしにくいように工夫くふうされています。専用せんよう洗剤せんざいを使つかった場合ばあいは、柔軟じゅうなん剤ざいは必要ひつようありません。

上手じょうずに洗濯せんたく機きでセーターを洗あらう方法ほうほう

セーターを洗濯せんたく機きで洗あらう時ときは、袖口そでぐちや襟えりの部分ぶぶんが伸のびやすいので、あらかじめ内側うちがわに折おり込こんでおくと、型かた崩くずれの予防よぼうになります。念ねんを入いれるなら、輪わゴムで口くちが広ひろがらないように留とめてやると良よいでしょう。

また、アクリルのセーターは洗濯せんたく機きで洗濯せんたくすると毛もう玉たまができてしまいます。毛け玉だまを予防よぼうするには裏返うらがえしてからネットに入いれて選択せんたくすると良よいでしょう。

ウールのセーターの洗あらい方かた

ウール素材そざいは、洗濯せんたく機きでグルグル回まわることで、生地きじの収縮しゅうしゅくが起おこります。基本きほん的てきには、洗濯せんたく機きは不向ふむきですので、手洗てあらいになってしまいます。

ウールのセーターを洗濯せんたくするには、ぬるめのお湯ゆで押おし洗あらいするのが基本きほんです。30℃ぐらいのお湯ゆを使つかって、洗濯せんたくすればふんわり仕上しあがります。30℃のお湯ゆの作つくり方かたは、熱湯ねっとう1に対たいして水みずを2混まぜれば、大体だいたい30℃くらいになります。

このぬるま湯ゆに専用せんよう洗剤せんざいを入いれ押おし洗あらいをしましょう。尚なお、伸のびやすい裾すそや袖口そでぐちは、あらかじめ内側うちがわに折おり込こんでおきます。押おし洗あらいは、指ゆびを開ひらき加減かげんにして、押おしたら手てを離はなし、セーターがふんわり浮ういてきたら、また押おすということを繰くり返かえします。強つよく押おしたり、もんだり、こすったりはしないで下ください。すすぎも、30℃ぐらいのぬるま湯ゆで2回かい、押おし洗あらいします。

そして、バスタオルにくるんで、水気みずけを取とります。脱水だっすい機きを使つかうならネットにいれ30秒びょうほど回まわします。干ほすときは形かたちを整ととのえて、陰干かげぼしします。型かたくずれや縮ちぢみを起おこしやすいので、平たいら干ほしをしましょう。

セーターを手洗てあらいする時ときは、お風呂ふろで洗あらうと便利べんりです。風呂ふろの洗あらい場ばに桶おけを置おき、温あたたかいままの残のこり湯ゆに水みずを足たし、30℃に調節ちょうせつして洗濯せんたくすれば手軽てがるです。そして、洗あらい終おわって水気みずけを切きったら、お風呂ふろのふたの上じょうで平ひらめ干ぼしをします。半はん乾かわきになったら、ハンガーにかけ、陰干かげぼしすれば型かた崩くずれしません。まとめて洗あらうときには、得とくにお勧すすめです。

カシミヤやアンゴラのセーターの洗あらい方かた

ウールのセーターと同おなじく洗濯せんたく機きは不向ふむきです。30℃ぐらいのお湯ゆを使つかって手洗てあらいをしましょう。ただし、押おしたり、揉もんだりはせずに15分ふんほどのつけ洗あらいをしましょう。すすぎはまず、ネットにいれて15秒びょうほど脱水だっすいし、5分間ふんかんぬるま湯ゆにつけ、15秒びょう脱水だっすい、これを２回かい繰くり返かえします。干ほすときは形かたちを整ととのえて、陰干かげぼしします。型かたくずれや縮ちぢみを起おこしやすいので、平たいら干ほしをしましょう。

セーターをふっくら仕上しあげるコツ

セーターを洗あらい、2回かい目めのすすぎの時ときに、オリーブオイルを2～3滴てき、又またはリンスを少量しょうりょう入いれ、３分ふんほど浸ひたすと、ふっくらと仕上しあげることが出来できます。

セーターを上手じょうずに干ほす方法ほうほう

ウールやカシミヤなどのセーターの干ほし方かたは、形かたちを整ととのえてから、平たいらな場所ばしょに干ほすと、型かた崩くずれを起おこしません。そして、直射ちょくしゃ日光にっこうを当あてずに、通気つうき性せいの良よい所ところで干ほすのが理想りそう的てきです。専用せんように平ひらめ干ほし台だいが市販しはんされていますが、ハンガーを3本ほん使つかって、1本ほんは普通ふつうに肩かたに通とおし、２本ほんで肩かたから下しも部分ぶぶんを通とおして、袖そでと裾すそ部分ぶぶんを支ささえるように、平たいらに干ほしてやると良よいでしょう。

平たいら干ほしできない時ときは

セーターを洗あらったけど、スペースの都合つごうで、どうしても平たいら干ほしできないときには、ハンガーの代かわりに、ストッキングを使つかいましょう。ストッキングをセーターの中なかに通とおし、襟えりからウエスト部分ぶぶんを、両りょう袖そでから足あし部分ぶぶんを出だして、ずれないようにして襟えりと両りょう袖そでから出でた、ストッキングを洗濯せんたく紐ひもなどに、ぶら下さげ陰干かげぼしすると、型かた崩くずれしにくくなります。