昨年11月にガソリンモデルが、そして2023年4月20日にハイブリッドモデルのe-POWERが発売となった日産自動車のミニバン「セレナ」。
初代から数えて6代目となる新型は、ライバルが3ナンバーサイズに大型化する中で従来どおりとなる5ナンバーサイズをキープ(ハイウェイスターは従来どおりエアロパーツのぶんで3ナンバー登録となる)している点や、ハイブリッドもエンジンで発電し、100%モーターで走行するe-POWERを採用している点が特徴となっている。
また、運転支援システムの「プロパイロット」を全車で標準装備したほか、最上級グレードにはハンズオフ走行も可能とした「プロパイロット2.0」を搭載するなど、着実に進化を果たしている新型セレナだが、実際に購入するならどのグレードがオススメなのだろうか?
最上級グレード「ルキシオン」が必要かどうかを考える
最初に検討したいのは、新型セレナの最上級グレードである「ルキシオン」を狙うかどうかということになるだろう。e-POWERモデルにのみ設定されるこのグレードは、前述したように「プロパイロット2.0」のほか、「プロパイロットパーキング」と「プロパイロットリモートパーキング」が標準装備となる。
この中で「プロパイロット2.0」と「プロパイロットリモートパーキング」については、ルキシオンのみに備わる装備となっており、ほかのグレードではオプションでも選ぶことができない。そのため、この装備が必要ということであれば、グレード選びは必然的にルキシオン一択ということになるのである。
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