｢Google検索けんさく使つかいこなす子供こども｣に潜ひそむ"大おおきな問題もんだい" 検索けんさくで出でた答こたえは正ただしい？若者わかものに必要ひつような視点してん

SNSツールが身近みぢかにある子こどもたち。学校がっこうの先生せんせいが危惧きぐすることとは（写真しゃしん： takeuchi masato / PIXTA）

教員きょういんをやっていると、こんなことを聞きかれることがあります。

「今いまの学生がくせいと、昔むかしの学生がくせい、どんな違ちがいがあるの？」と。

小ちいさいときからスマートフォンに触ふれて、学校がっこうでもタブレットを使つかった授業じゅぎょうを行おこなうのが当あたり前まえになった令れい和わの時代じだいの生徒せいとたち。昔むかしでは考かんがえられないほど便利べんりで、情報じょうほうへのアクセスも簡単かんたんになっています。

そんな時代じだいを生いきる彼かれら・彼女かのじょたちは、昔むかしの高校生こうこうせいと比くらべて、どのような違ちがいがあるのか。私わたしは教員きょういんとして働はたらきながら、このことについて考察こうさつしてきました。今回こんかいは私わたしが感かんじた生徒せいとの変化へんかを、皆みなさんにお話はなししたいと思おもいます。

先生せんせいでも追おいつけないほどの情報じょうほう収集しゅうしゅう能力のうりょく

まず、今いまの高校生こうこうせいの「情報じょうほう収集しゅうしゅう能力のうりょく」は、昔むかしに比くらべて非常ひじょうに高たかいと思おもっています。Google検索けんさくを使つかって、情報じょうほうにアクセス。わからないことが出でてきたら、ChatGPTを使つかえば、答こたえを教おしえてくれる。こうしたツールを駆使くしする能力のうりょくは非常ひじょうに高たかく、「先生せんせいである自分じぶんでも、追おいつけない」と思おもうほどです。

そして、先生せんせいが出だした課題かだいに対たいして、さまざまなツールを駆使くしして答こたえを導みちびく生徒せいとというのは少すくなくありません。