スバル「水平すいへい対向たいこうエンジン」継続けいぞく明言めいげんした意味いみ EVと並行へいこうしてカーボンニュートラル燃料ねんりょう対応たいおう

✎ 1〜 ✎ 34 ✎ 35 ✎ 36 最新さいしん
著者ちょしゃフォロー
ブックマーク

記事きじをマイページに保存ほぞん
できます。
無料むりょう会員かいいん登録とうろくはこちら
はこちら

印刷いんさつページの表示ひょうじはログインが必要ひつようです。

無料むりょう会員かいいん登録とうろくはこちら

はこちら

縮小しゅくしょう
CTOの藤貫哲郎氏(写真左)が新型ユニットを前にスバルの「これから」を話した(筆者撮影)
CTOのふじぬき哲郎てつろう写真しゃしんひだり)が新型しんがたユニットをまえにスバルの「これから」をはなした(筆者ひっしゃ撮影さつえい

スバルはこれからも、水平すいへい対向たいこうエンジンやシンメトリカルAWDをつくつづける――。

同社どうしゃ取締役とりしまりやく専務せんむ執行しっこう役員やくいんでチーフ・テクニカル・オフィサー(CTO)をつとめるふじぬき哲郎てつろうは、そう明言めいげんした。

2024ねん5がつ28にちおこなわれた、トヨタ/マツダ/スバルの3しゃによる「マルチパスウェイ ワークショップ」でのことである。

東洋とうよう経済けいざいオンライン「自動車じどうしゃ最前線さいぜんせん」は、自動車じどうしゃにまつわるホットなニュースをタイムリーに配信はいしん記事きじ一覧いちらんこちら

3しゃはこれまでも資本しほん関係かんけい技術ぎじゅつ提携ていけいむす間柄あいだがらであり、今回こんかいのワークショップ開催かいさいらせがきたときには、「トヨタが電動でんどう主導しゅどうけんにぎり、スバルとマツダの個性こせいよわまるのではないか」との臆測おくそくもされた。

だが、実際じっさいには「さんしゃさんよう内燃ないねん機関きかん今後こんご継続けいぞくしていく」という宣言せんげんのもと、各社かくしゃしん開発かいはつのエンジンを世界せかいはつ公開こうかいするという内容ないようであった。

トヨタ/マツダ/スバルそれぞれのみち

具体ぐたいてきには、トヨタは排気はいきりょう1.5リッターのガソリンターボエンジンを導入どうにゅう従来じゅうらい体積たいせき20%低減ていげん全高ぜんこう15%低減ていげんというコンパクトもアピールポイントとする。

またトヨタは、2.0リッターの新型しんがたガソリンターボエンジンも発表はっぴょう。こちらは、既存きそんの2.4リッターターボとくらべても、体積たいせきぜんこうとも10%低減ていげんしているという。

トヨタの新設計エンジンと中嶋裕樹副社長(筆者撮影)
トヨタのしん設計せっけいエンジンと中嶋なかじま裕樹ゆうきふく社長しゃちょう筆者ひっしゃ撮影さつえい

トヨタの取締役とりしまりやくふく社長しゃちょうでCTOの中嶋なかじま裕樹ゆうきは「(EURO7️をはじめ)次世代じせだい環境かんきょう規制きせい対応たいおうするためには、ハイブリッドなどの電動でんどうすすめるうえで(それとわせる)エンジンの設計せっけい大幅おおはば見直みなお必要ひつようがある」と、しんエンジン導入どうにゅう必要ひつようせい強調きょうちょう。さらに「カーボンニュートラル燃料ねんりょう活用かつよう重要じゅうよう」とくわえた。

マツダは、ロータリーエンジンを発電はつでんとして使つか新型しんがたEVシステムを展示てんじした。

FF(前輪ぜんりん駆動くどうしゃけのよこがたでは、1ローターとして全長ぜんちょうおさえた設計せっけいに。すでに量産りょうさんされている「MX-30 Rotary-EV」けのユニットとくらべても、全体ぜんたいてき小型こがたされている印象いんしょうだ。

写真しゃしん】コンセプトカーも披露ひろうされたマルチパスウェイ ワークショップ
ページマツダは水素すいそ燃料ねんりょうロータリーも。そしてスバルは…
関連かんれん記事きじ
トピックボードAD
自動車じどうしゃ最前線さいぜんせん人気にんき記事きじ