2024年も国内で吹き荒れる「MRリストラ」の嵐。転職市場は厳しい。
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国際化を
進め、
巨額買収を
仕掛けた
王者・
武田薬品が
苦戦する
一方、
中外製薬は
創薬力を
磨き
時価総額で
国内トップに
立つ。
本特集では、
明暗分かれる
国内製薬企業の
今を
追った。
武田薬品工業、アステラス製薬、田辺三菱製薬、住友ファーマ──。今年も国内の製薬企業でMR(医薬情報担当者)を対象とした早期退職募集の嵐が吹き荒れている。
ピーク時から2万人減
業界全体だと今年だけで2000人超が放出される見通しで、その転職活動の険しさはいや増す。
高待遇で知られるMR職。ピーク時の2013年には約6万5000人いたが、23年には約4万6000と、2万人近く減った。
00年代前後までのMRは「朝6〜7時に家を出て、22時まで医者を回ってそこから会社に戻り、24時から飲み会」(中堅MR)と、猛烈に働いていた。だが、規制強化で医師との会食は禁止となり、コロナ禍を経ても対面営業を禁じる病院は少なくない。情報提供はウェビナーでなどデジタル化が進んでいる。
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