サッカーJ2・大分トリニータを運営する大分フットボールクラブは24日、2024年1月期決算を発表した。増収増益で最終利益は4700万円となり、4期ぶりの黒字を確保した。同日の株主総会で承認された。
売上高は前期比1・8%増の18億6100万円。内訳はスポンサー料収入が7億3800万円(前期比6400万円増)、チケット収入3億3400万円(1500万円増)となった。ホーム戦に平均約9000人が訪れ、スタジアムにおける物品販売などの利益も増加した。
同日の記者会見で、就任1年目だった小沢正風社長は社員に黒字の大事さを話してきたとし、「人件費などの経費削減も進めた」と述べた。
今期は企業とのコラボ商品を開発する「クラブライセンスグッズ制度」の充実、業務提携やサッカー教室を通じたアジア市場の新規開拓に一層力を入れるとし、「収入の柱を増やすことが、チームが力をつけることになる」と話した。