The Wayback Machine - https://web.archive.org/web/20070528164622/http://www.tv-asahi.co.jp:80/tissue/cast/body.html
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佐伯ちあさ(18)…斎藤幸乃
都内の女子短期大学に通う1年生。小学生の頃両親が離婚し、それ以来母子水いらずの生活を送ってきた。薄給ながら大学の事務員の仕事をこなし懸命に生活に支えてきた母親・美佐子には感謝の念を抱いている。今回の母親の再婚を娘としては喜ばしく思っている一方で、再婚相手が大学の名誉教授であることに生活面で苦労をかけたことが原因ではないかと密かに疑念と呵責を感じている。
性格は明朗活発。しかし無意識のうちに親の愛情を試す行動をとりがち。正一郎夫婦とは積極的にコミュニケーションをとり、家族をまとめることに尽力する裏には、唯一の味方である母親を彼らに奪われたくないという危機意識が強く働いている。 |
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北山信弘(24)…宮下裕治
大手都市銀行に勤めるエリートサラリーマン。
ちあさの元カレ。今はちあさの従姉である夏美と付き合っている。
裕福な家庭に育ち、小さな頃から「蝶よ花よ」と大切に育てられてきた。優しく穏やかで、争いごとを好まない反面、無理な依頼事にもNOを言えない性格。酔った勢いで夏美にラブホテルに連れ込まれ、ラブホテルから一人出てきたところをちあさに目撃されてしまう。その場でちあさから絶交をい渡され、一方で夏美との関係性も断ち切れないまま、未だちあさへの想いと罪悪感を捨てきれずにいる。 |
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佐伯直樹(26)…村田 充
都内の獣医大学に通う6年生。幼い頃に母親を亡くし、それ以来エリート大学の名誉教授である父親・正一郎の寵愛を一身に受けて育ってきた。中学時代にクラスメイトのいじめを受け、長期間の引きこもり生活を余儀なくされた過去を持つ。
家事を手伝い、談笑にも積極的に参加することから家族では穏やかで優しい人間と周囲には思われているが、実は猟奇的で暗澹とした「裏の顔」を持っている。両親の信頼を盾にちあさの前では一変、偏執愛を露にして数々のストーキング行為をエスカレートさせていく。 |
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三枝夏美(20)…みひろ
ちあさの従姉で幼馴染み。ちあさの通う大学のゼミの先輩でもある。
親分肌で勝気な性格。成績優秀で面倒見も良いためクラスの人望は厚い。
が、一方で親戚連中に不憫がられて育ったちあさに対してコンプレックスを抱いている。不幸を盾にいい思いばかりしているというちあさへの一方的な思い込みがあり、信弘を付き合っているのも恋情というよりは美青年と付き合い安楽の日々を送っていたちあさへの嫉妬心から。いつもちあさのことを気にかけ、よき相談相手を演じる傍ら、その内面は暗い復讐心に燃えている。 |
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佐伯美佐子(40)…喜多嶋舞
ちあさの母親。家庭内暴力が原因で夫と離婚した後、大学の食堂でパートアルバイトをし、一人で懸命に娘・ちあさを支えてきた。仕事で知り合った大学名誉教授の正一郎に魅かれ再婚を決意、今まで苦労をかけてきた娘に楽をさせてあげられることを内心喜んでいるものの、家庭内暴力の凄惨な記憶が脳裏にちらつき夫・正一郎の優しさを心から信じきれずにいる。そのため正一郎夫婦に気を遣う言動がちあさの嫉妬心に火をつけてしまい口論に発展することもしばしば。娘を一番に愛し娘のためにやっていることが娘に逆に理解されず、内心苦しんでいる。 |
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佐伯正一郎(58)…モロ師岡
直樹の父親。都内の大学で民俗学を専門とする名誉教授。幼い頃に妻を事故で無くし、以来一人息子の直樹をガラス細工を扱うように寵愛して育ててきた。片親であることに対する自負心が強く、息子には世間の逆境を撥ね付けるような自立心を持ち、願わくば将来は有能な獣医として自分と同じくエリートの道を歩んでほしいと思っている。理知的で温和。息子を愛するようにちあさを愛し、妻・美佐子を愛し、平和な家庭が出来上がっていく過程を温かく見守っている。反面、理想主義家でもあり、想定外の事態や調和のバランスが崩れることに対して強い忌避感と嫌悪感を感じる性格。 |