開城工業団地で大人気のチョコパイ
韓国と北朝鮮の経済協力事業として展開されている開城(ケソン)工業団地で、韓国の「チョコパイ」が北朝鮮労働者に大人気だ。04年の操業開始後、一部の企業で間食に出したところたちまち評判に。
進出企業約100社が労働者約4万人に1日2回の間食に計数個出す。その数1日10万個以上。甘く、日持ちするのが人気の理由。食糧不足が伝えられる中、団地の外にこっそり持ち帰るケースも多い。
核実験などで南北関係が「激辛」になる中、撤退した革衣料品会社は、お別れに従業員に1人40個ずつ支給した。北朝鮮と再び「甘い」関係になって、戻れる日を夢見ての置きみやげだ。【ソウル西脇真一】