りそな銀行(大阪市中央区)が09年9月までの約3年間で、印紙税約2億5000万円の納付漏れを大阪国税局に指摘されていたことが分かった。収入印紙が必要な書類約60万枚に印紙を張らなかったためで、過怠税額は約2億8000万円とみられる。
同行などによると、顧客から現金や小切手を預かった際に渡す受取書に、印紙税法で義務付けられている収入印紙を事務のミスで張り忘れた。また同行が「印紙が不要」と判断していた融資の案内文書などについても、国税局から印紙税の対象になると指摘されたという。
同行持ち株会社の「りそなホールディングス」は「事務のミスや認識の相違があったが、意図的なものではない。国税局から指摘を受けて全額納付を済ませた」としている。