千葉景子法相が28日、就任後初の死刑執行に踏み切ったことについて、野党各党の幹部からは批判や疑問の声が相次いだ。
自民党の川崎二郎国対委員長は同日の記者会見で「なぜ(議員任期中の)5、6月に判断しなかったのか。国民にレッドカードを受けた人がすべきことではない」と批判。公明党の山口那津男代表も、記者団に対し「民意を得られなかった人が引き続き職務に携わることがいかがなものかと問われているときに、こうしたことを行うのは国民の理解は得られない」と語った。
みんなの党の江田憲司幹事長は同日の記者会見で「死刑執行のハンコを押すこと自体は法務相の職責としてあり得ること」とした上で「なぜ問責が出るかどうかという極めて微妙なタイミングにあえて死刑執行の印を押したのか、まず説明してほしい」と述べた。